憧れのライダースジャケット
ライディングウェアの花形といえば「ライダースジャケット」ですね。
私のような素人にとっては、もう種類が多すぎてどれを選べばよいかわかりません。
いろいろな方のオススメをネットで拝見しましたが、お値段もなかなかよろしいようで、ぱっと出の初心者ツーリングライダーにとっては迷うところです。
とはいえあまり値段をケチりすぎて、イマイチだったり安全性が低いものとなってもいけないのでちょうどよい落とし所を、感覚がないなかで、どう探るかが難しいところです。
Amazonやネット通販だけ見ていても実感がわかないので、実際にバイク用品専門店に足を運びいろいろ実物を見たりしました。
いろいろ考えて私のライダースジャケットの要件をまとめました。
- 如何にもライダー然のルックスではなく、カジュアルジャケットとしても使えるデザイン:旅先の街歩きや、ツーリング後も普段使いしたい。ブランドロゴはなるべく小さく。
- 防水仕様:レインスーツを着るレベル以下の雨に対する防水性は欲しい
- パーカーフードは欲しい:キャンプ場などで設営・撤収する際にレインスーツを着るまでもない状況下で作業をするのにフードがあるとよいです。
- 3シーズン仕様:北海道は夏の日中でも本州の春・秋の気候になるときがあると思う
- 背中のプロテクター:薄くてよい。バイク用エアバッグを着る予定なので
- 胸のプロテクター:なくてよい:持っているので
- 肩やヒジのプロテクター:薄くても入っていて欲しい、しっかりしたものに換装できるとよい
お値段も考慮して購入したものはこちら。
POWERAGE「PJ-103 ウォータープルーフライダース(Amazon)」
お値段は25,000円程度。フツーのパーカージャケットのようなデザインで、ロゴがほとんど見当たらないのがよいです。一通り自分の要件も満たしています。
当時いろいろ探したのですが、こういう雰囲気のものがあまりなく、対抗馬がほとんどなかったです。今2022年8月に改めて探しても、RSタイチ「DRYMASTER フィールド パーカ(Amazon)」ぐらいでしょうか。ただ、これでもロゴがちょっと目立つ位置にあるのと、お値段(29,000円程度)でPOWERAGEを選んでしまうと思いますが。
胸部プロテクター
胸部のプロテクターは以前から使っていたものを持っていきます。
コミネ「バイク用 マルチチェストプロテクター ブラック フリー SK-695 899 (Amazon)」
このプロテクターは、普段ちょっと乗るときでもさっと装着できるのがよいところです。これを導入する前は、上半身全体がメッシュで、ありとあらゆるところにプロテクターが入っている鎖カタビラ(チェーンメイル)みたいなものを使っていたのですが、ちょっと出かけるときに、一度上半身を脱いで中に着るのが面倒で、着なくなってしまい、それでは意味がないので、もっと付け外しが楽なこのプロテクターに買い替えたという経緯です。
これは、私のようにライダースジャケットを持っていない人でも、手軽に導入できるところも敷居が低くてよいです。アウターのすぐ下に装着してもよいデザインですので、ウィンドブレーカーを着る前にこれをかぶればよいだけです。
また、身体との接触面積も少ないため汗で汚れにくく、素材的に干せばすぐに乾くのでメンテも楽です。
この胸部プロテクターには背中側から4つのゴムベルトが、両肩と両脇に接続されていますが、このうち、右脇のベルトはフロントで付け外しができるようになっています。使い勝手的には、このフロントで付け外しが便利です。
なので、できれば左脇もフロントで付け外しできるともっと便利だと思います。例えばウィンドブレーカーの内側にプロテクターを後から付けたいとき、ウィンドブレーカーを一度脱がなくても頭からかぶって左右脇のフックをかけて容易に装着できます。片側だけだと、アウターを一度脱ぐか、背中側のパッドのフックを外して、まるで上半身の柔軟体操のような動作で取り付けることになります。
実際にどうだったか
今回の北海道ツーリングにおいて、POWERAGEのジャケットについては何の問題もなく、快適に過ごせました。またコミネの胸部プロテクターも付け外しが楽でGoodでした。
晴れると結構暑かったので、フロントファスナーを開け、背中のベンチレーションファスナーを開けるだけでなく、袖のジッパーも開けて、ジャケット内に風を取り込んだりしました。
逆に寒い時は、全部のファスナーを閉め、首のところにもホックがあって防風しました。
左右のポケットも深く、ファスナーで大きく開くので使いやすかったです。
Amazonのレビューでは、フロントファスナーがむき出しでタンクを傷つけないか?というコメントがありましたが、私とエストレヤの位置関係でいうとそのリスクはなく、ツーリング中はタンクバッグがありますのでタンクの心配はありません。
使わないと思っていた胸ポケットも、モバイルバッテリーを入れてUSBケーブルでGoProに給電して運用したこともありました。
パーカーフードが取り外せるというのも良かったです。翌日の準備をするときに、天気予報を見て、微妙な天気の際には装着し、ほぼ雨が降るという場合と、まず降らないという場合は外しました。ほぼ雨が降るという場合は、朝からレインスーツを用意するので、ジャケットのフードがあると、さらにレインスーツのフードもあって、かえって邪魔になるからです。
内部のライナーの取り外しもスムーズで、2日に1回ぐらいの頻度で洗濯していたと思います。やはり汗はかくので、休憩のときは胸部プロテクターと一緒に脱いでバイクの上に裏返しにして干したりしますが、洗濯は必要です。別途インナーについても書きますが、北海道でも暑い時は思いの外暑くて、ジャケットの下はTシャツということが結構あるのですが、半袖Tシャツだったものですから、腕の部分は直に触れてしまうので、洗濯頻度が上がってしまいました。
次回は長袖Tシャツと組み合わせて使いたいです。
また、今後改善するとしたら、ライダースジャケットに装備されているプロテクターのアップグレードでしょうか。少なくともヒジ、できれば肩、背中についてはバイク用エアバッグは装着しているので優先度は最後かもしれません。
いずれにしても今回のライダースジャケットで良かったので、またこれを使えればと思います。