安全装備のトップとも言えるヘルメットについて、これまでの経緯も含め、現状を見直し、カスタマイズ、アクセサリー、メンテナンスも含め検討します。
今まで使ってきたヘルメット
ヘルメットは、バイクの教習所に通うことになった時に、教習所でも貸してくれましたが、2輪に少しでも慣れるため、近くの街の自転車兼バイク屋さんで、中古の適当な原付(Honda Dioだったような気が、でもすぐにMTのNS-1に買い替え)を買った時に2千円ぐらいでテキトーなヘルメットを新品で買ったのが人生最初のヘルメットでした。
その後教習所を卒業して、2010年5月にNinjaに乗ってすぐ、ちゃんとしたヘルメットを買おうと思い、とりあえず有名メーカーのSHOEIとAraiを近くのバイク用具専門店でかぶって比べてSHOEIフルフェイスのフラッグシップ、Xシリーズを購入しました。
ヘルメットに関する経験値がないので、多少不満はあってもこんなものかなと思って使っていました。確かにフルフェイスは安全性の観点ではピカイチだと思いますが、
- 視界が狭い
- 重量が重い
- 相手に表情を伝えにくい
- 夏は暑い
- 冬は曇りやすい
- 飲料が飲めない
- 携帯電話で話せない
などの難点があり、チャンスがあれば安全性を少し犠牲にしてジェットヘルメットも試したいと思っていました。
そして今のエストレヤに乗り換え、2018年6月に同じくSHOEIのジェットに買い替えたのが今のヘルメット(SHOEI J-FORCE4(www.shoei.com))です。
2022年現在において購入してから4年ぐらい経っていますが、まだ現行モデルのようですね。
ちなみにSHOEIのヘルメットはなぜかAmazonではあまり売っていなくて、あってもものすごく高い値段になっています。Webikeさんとか楽天などでないとまともな値段で買えないのはなぜなんでしょうね...?
北海道ツーリングにおけるヘルメット
さて北海道ツーリングでは、顔全体をバイザーで覆うタイプのヘルメットでなければならないそうです。なんでも大型の虫が走行中に顔にバンバン当たってくるので、肌が露出しているものは不可とのことです。
幸いジェットヘルメットですのでその点はぎりぎり満たしているかなと思い、今回はこのヘルメット(SHOEI J-FORCE4)で行こうと思います。
安全性の点ではフルフェイスでしょうけど、ちょっと停車したときにドリンクやおやつが食べられるのはロングツーリングにおいては利点かと考えました。
またバイザーについては、スモークやミラーではなく、クリア推奨とのことです。私は薄いスモークを一時期使っていましたが、夕方になってくると危ないので、クリアに戻しました。このままクリアのバイザーで行きます。
ロングツーリングだとヘルメットのフィットが重要
人生初めてのツーリング、しかもロングツーリングなので、長時間ヘルメットをかぶったことがないです。この場合ヘルメットが頭にしっかりフィットしていないと苦痛になるので、調整が必要です。私の場合は、ちょっと額がヘルメットに当たり気味でしたので、ヘルメットの頭頂部あたりのインナーの裏側に手ぬぐいを畳んで入れたら痛くなくなりました。
ロングツーリングだとヘルメットが臭くならない?
確かに何日も何時間もずぅっーとヘルメットをかぶっているわけですから、なるべくインナーを汚さないようにしなければなりません。少なくとも2週間は行くでしょうから、その間に何回かインナーを洗濯しなければならないでしょう。乾燥機があるところなら翌日までに乾かすことができますが、そうでないところでは洗濯できません。
かといって臭いのは人間として絶対にイヤですので、なるべく汚さないようにするため、ヘルメットキャップを購入することにしました。
おたふく手袋「夏用ヘッドキャップ JW-611 グレー (Amazon)」
実際の効果もわからないのでとりあえず1枚だけ買いました。乾燥待ちの間の走行では1日ぐらいキャップなしでもよいと考えたからです。
バイザーのメンテが重要
北海道ツーリングでよく言われているのは、ヘルメットのバイザーにバンバン虫があたって大量にこびりつくとのことです。そのため日中でもこびりついた虫を拭き取る必要があったり、毎日のクリーニングは必須とのことです。
また雨もよく降るらしいので、表面の撥水剤と、内側の曇りドメも必須のようです。これを怠ると視界が確保できず非常に危険とのことです。
そこで私が購入したのはこちらのケミカルです。
ヤマハ「ヤマルーブ バイクヘルメットシールド用 ケミカルセット (Amazon)」
クリーナー、撥水剤、くもり止めの3本セットで各20mlとツーリングには必要充分の量かと思います。これらのケミカルと、持参する汎用のトイレットペーパーで毎日メンテしようと思います。
実際にどうだったか
ヘルメット
バイザーが顔全体を覆うジェットヘルメットでしたので大きな問題はなく過ごすことができました。フルフェイスに比べて換気性も高いので涼しくくもりずらく良かったと思います。
一方で走行中に虫が3回ほどバイザーの中に飛び込んで来たことがあったので、あごのガードがあるフルフェイスだったら防げたかもしれません。尤も入りやすいということは出ていきやすいということもあるのでしばらくしたら走行風に吹かれて出ていきましたが場合によっては危険かもしれません。
フルフェイスにすると視界が狭くなるのもちょっと気になりますが、今すぐの買い替えが必要という訳ではないものの、次回買い替えるときは再びフルフェイスにしようかと考えています。
また、バイザーはクリア一択だと思いました。例え晴天でもトンネルが出てきますし、これがまた本州のトンネルとは訳が違って、ものすごーく長いトンネルもあります。トンネル内の照明も薄暗いのでクリアでないと危ないと思います。
なので、明るい視界が苦手な人は、走行中にサンバイザーを上げ下げできるタイプのヘルメットとかが良いかもしれません。多少重くなるので、それとの見合いで判断かと思います。
ヘッドキャップとヘルメットインナー
ヘッドキャップは大活躍でした。ツーリング中ずっと使っていましたし、毎日洗濯しました。
ヘッドキャップをかぶる時はちょっとコツがあり、キャップのフチがメットと額の間に挟まると、後々痛くなってくるので、フチだけは挟まらないようにメットのインナーから下にはみ出るように深めにかぶってから、ヘルメットをかぶるようにしていました。
洗濯については、素材的にすぐ乾くので1枚でもなんとかなりました。が、今回はコインランドリーが手軽に使えるホテル泊が多かったからかもしれません。次回は、キャンプ泊が多くなることを想定し、替えを2枚ほど持っていったほうがよいように思いました。ヘルメットを脱いで移動しているときにポケットから落として紛失する可能性もありますので。
ヘッドキャップがあるので、ヘルメットインナーは毎日洗濯が必要という状況ではありませんでしたが、ホテル泊で乾燥機があるときは洗濯していました。素材的に厚地なので乾燥機がないとしっかり乾かないです。
ヘルメットのメンテとケミカル
メンテ用ケミカルは毎日大活躍です。コレなしではツーリングを続行できません。
汎用で持って行ったトイレットペーパーも、大半はこのバイザーメンテのために消費されました。
特に「クリーナー」はバイザー両面やヘルメット本体にも使うので、消費量が他のケミカルの倍以上になります。クリーナーのみ補充していくか確認しほうがよいと思います。