これまでDJI Osmo Action4をバイク走行時の撮影に使うための私の機材についてご紹介してきましたが、ここでまだご紹介していないいくつかの周辺アイテムについても触れておきたいと思います。
ケース
私がGoPro Hero10を購入したときは、純正のセミハードケースが付属していました。GoProを使っていたときは、そのケースの幅がちょうどタンクバッグの一番手前にぴったりと合っていたので、重宝しておりました。
このケース、外寸が幅23cm、奥行12cm、高さ7cmで、私のタンクバッグ(TANAX タンクバッグGT MOTOFIZZ ブラック MFK-001 (Amazon))の手前にすっぽり入り、内寸が幅20.5cm、奥行9.5cm、高さ5.5cmとGoProをメディアModとスイベルクリップに装着したままですっぽり入るという、絶妙なサイズなのです。
バイクで走り出す前や停まった後に、タンクバッグを開いて、すぐにこのケースにアクセスできるので、撮影機材の取り回しに便利でした。
Osmo Action4でも同じようなスタイルで使いたいと思い、GoProを手放した後もしばらくはGoProケースのお世話になっていました。
しかし、Osmo Action4にDJIのマイクアダプターを取り付けて使うようになってから、GoProのケースでは幅が足りなくて、本体にマイクアダプターをつけたまま収納することができなくなりました。DJIの純正マイクアダプターは横に飛び出ていて、マイクプラグや給電用USBケーブルまでいれるともっと広くなってしまうのですよね。
プラグやケーブルは外すとして、マイクアダプターは、あまり本体と頻繁に抜き差ししたくないのと、マイクアダプターをどこかに転がしてしまいそうなので、なるべく本体に接続したまま収納したいのです。
そこでケースを探したのですが、DJIには純正で「Osmo Action キャリーバッグ」というケースが出ています。
DJI「Osmo Action キャリーバッグ(Amazon)」
引用元:www.amazon.co.jp
しかしサイズが、外寸で幅28cm、奥行13cm、高さ9.5cmと、私の用途にはデカすぎです。
奥行13cmはジャストサイズですが、幅が28cmと広すぎてタンクバッグ内で横にできず縦置きになってしまいますし、高さも9.5cmとありすぎて通常高にしたタンクバッグにはスムーズに収容できず、私の用途には合っていません。
他のアクションカム用のケースを探したのですが、どれもこれもちょうどよいものがありません。
そういえば先日、別件でハンドマイクのケースを買ったのですが、それがGoProの純正ケースのようなセミハードタイプだったので、マイクケースで探してみたところ、ちょうどよいものがありました。
WERJIA「収納ケース SHURE SM58/PGA58 ダイナミックマイク対応ケース(Amazon)」
引用元:www.amazon.co.jp
これは外寸が幅22.5cm、奥行14cm、高さ5.5cmで、愛用していたGoProのケースと比べて、幅はわずかに小さく、奥行は2cm広がり、高さは1.5cm薄くなっています。タンクバッグにも従前どおり横に入ります。
また、内寸は幅21cm、奥行11.5cm、高さ5cmとなっていて、奥行が10.5cm欲しかったのでマイクアダプター装着幅にも充分ですし、さらにL字コネクターならUSBやマイクケーブルも接続したまま収納できそうです。高さは薄くなったので気になりましたが、スイベルクリップとのジョイントを平たくして入れてみたところジャストサイズでした。
マイクケースには、いろいろなサイズのものがあり、安くて、無地のが多いので、いろんな用途に使えそうでアクションカム以外の用途でもいいですね。
ネックレスマウント
首からネックレスのように下げてアクションカムをマウントするためのアイテムです。
以前一度購入したのですが、身体の正面しか撮影できないのは仕方ないとして、ツーリング旅では出番が少ないわりに(カメラはアゴマウント)、とにかく収納時にかさばるという問題から処分しました。
ただ、このネックレスマウントにも良い点がいろいろあり、
- 両手があくので便利!
- ヘルメットにアクションカムを装着したくない場合
- 観光地を歩くとか、施設内とかで、頭にカメラを装着しているのは、相当違和感がある場所の場合
といったことが挙げられると思います。
特に以前はGoProだったので、他のマウントに載せ替えるときは、マウントスクリューをぐるぐる回して外して、載せ替え先でネジ穴を合わせてまたぐるぐる回し、戻すときもまたぐるぐると面倒でしたが、Osmo Action4は、マグネットマウント!
載せ替え先にもマグネットマウントを装着しておけば、簡単に載せ替えができます。
バイク走行中だけでなく、ツーリング先でちょっと景勝地を歩くとかにはネックレスマウントが最適と思うんですよね。
以前は収納時にかさばる、邪魔!という問題がありましたが、ネックレスマウントでもストラップ部分をぐぐっと曲げて収納できるものならその問題が軽減できると思い、こちらを購入。
Ulanzi「ネックレスマウント(Amazon)」
引用元:www.amazon.co.jp
併せてこちらのマグネットマウントも購入して、このネックレスマウントにつけっぱなしにしております。
TELESIN「DJI OSMO Action 3/4用磁気マウント(Amazon)」
引用元:www.amazon.co.jp
これでOsmo Action4はスイベルクリップとネックレスマウントを行ったり来たり自由自在ですね!これは良かったですよ。マグネットマウント最高です。ネジぐるぐるから開放されました。
以前は邪魔だったストラップも柔らかく、ぐるぐる巻きにできるのでだいぶ収納しやすくなりました。
ほどくとこんな感じです。
保護用アクセサリー
保護フィルム
ツーリング撮影用のアクションカムですから、前方から何か飛んでくることもあるので、前面のレンズやディスプレイを保護したいですよね。またリアのメインディスプレイも傷がつくと視認性が悪くなるので保護したいです。
私が購入したものをご紹介しようと思ったら、もう商品が取り扱われていないらしく、似たようなものを下に貼っておきます。
ノーブランド「DJI Osmo Action 4 対応ガラスフィルム(Amazon)」
引用元:www.amazon.co.jp
特にメインディスプレイについてですが、私は縦位置ホルダーを使わないので微妙なサイズや貼る位置について気を払っていませんが、貼るときは縦位置ホルダーを装着した状態で貼るとよいでしょうね。私は以前GoProのメディアModと干渉してしまうフィルムを買って失敗したことがあるので。
レンズカバー
レンズが最も重要なパーツのひとつですから、なるべく保護したいですよね。保護フィルムをしているならばほぼ大丈夫でしょうけど、トドメで収納時はレンズカバーをつけるようにしています。
また、自宅などで本体を使って何か操作や作業をしているとき、レンズは本体から飛び出ている部分ですから、損傷させるリスクが高いと思っています。
大して高くもないアイテムなので保険のつもりで購入しました。
ノーブランド「DJI Osmo Action 4/Action 3 用 レンズカバー(Amazon)」
引用元:www.amazon.co.jp
ちなみに、私はこれを一度失くしたので、再発防止で外したカバーは、必ずケースの内側のネットの部分にストラップで引っ掛けるようにしています。
サンバイザーマウント
バイクではなくて、自動車のサンバイザーに取り付けるマウントです。
ますますOsmo Action4を活用しているのと、友人とレンタカーでドライブする予定があって購入しました。
車にマウントする方式にはいくつかあるようで、
- ボディに吸盤でマウント
- フロントガラスの内側に吸盤でマウント
- ヘッドレストの根本のバーにマウント
- サンバイザーにかませるマウント
というのがあります。
吸盤のマウントはちょっと心配で、車の外だろうが中だろうが、走行中に振動で落下しそうで精神衛生上良くないと思って避けました。
そういった意味ではヘッドレストの根本のバーに固定するもよいでしょうけど、前の座席と後部座席との間で荷物を出し入れするときに邪魔そうなので、やめました。
サンバイザーならそれほど邪魔にならないのと、撮影時にメインモニターをチェックしやすく、走行しながら助手席の人がカメラの向きを変えることもできますし、いざとなればマグネットマウントを外して手持ちで窓の外を撮影することもできると思うので、サンバイザーマウントにしました。
ノーブランド「車用サンバイザークリップ式ブラケット(Amazon)」
引用元:www.amazon.co.jp
そしてこれにもマグネットマウントをつけておきます。
Ulanzi「DJI Action3用OA-12 1/4ネジ穴 磁気アダプターマウント(Amazon)」
引用元:www.amazon.co.jp
このマウントは底面に通常の三脚用の穴が空いているので、汎用性が高そうです。
これでカメラをあっちこっちに簡単に載せ替えです!マグネットマウント最高!
さて、実際に使ってどうだったか....
サンバイザーマウントは活躍しました!
正面を撮影するのはもちろん、運転している人にカメラを向けたり、助手席側の窓の外を撮影することもありました。
ただし!この製品、私の取り付けミスで破損してしまいました。
本来このマウントはバイザーの先端、手前側を挟み込むのですが、借りたクルマの助手席のバイザーにミラーや証明がビルトインされていて厚みがあったため、バイザーの手前側を挟むことができなくて、バイザーの根本、フロントガラス側に装着してしまったのです。それでも厚みがあるため、クリップの奥まで挟むことはできず、3/4ぐらいまでかました状態でした。
そして、そのまま助手席のサンバイザーにつけたままにしていたのが悪くて、日差しが強くなったときに、助手席にいた友人がパッとサンバイザーを下ろしてしまい、そのときクリップ部分にテコの原理で強い力が加わりバキッとクリップが割れてしまいました。
確かにクリップの根本が大きく膨らんでいるので、サンバイザーを下げるとここに圧がかかって割れますわね。アホでした。
このサンバイザーマウントは良かったので、また購入しようと思うのですが、根本側には取り付けないこと、手前側の厚みが少ないところに設置すること、薄いところがないならスイベルクリップを試してみるとか、注意して取り付けたいと思います。
PD対応USBハブ
最後にご紹介するのが、給電機能付きのUSBハブで、データ保存に関してこんなこともできますよ、というレベルのものです。
撮影した大量のデータをどう保存するかですが、私の場合、最終的にはUSBスティック型のSSDにバックアップしていますが、そこに至るまでにはいくつか方法が考えられると思います。
大容量SDカードを複数枚持って行く
現在はアクションカムに耐えられる高速なSDカードもだいぶ安くなってきましたので、大容量SDカードを複数枚持って行くのが一般的な方法だと思います。
DJI Osmo Action4は、最大512GBのSDカードに対応しています。私の場合は走っている間はほぼ全て撮影していて、2週間のツーリングだと約1TB前後を使いますので、日程に応じて足りる枚数を持っていくことになります。
速度規格は、4KビデオやFHDなら、V30、U3があれば充分なので、今なら例えば以下のSDカードでよいと思っています。
SanDisk「MicroSDXC UHS-I Card 512GB Extreme(Amazon)」
引用元:www.amazon.co.jp
ちなみに私はまだSDカードが高い頃に買ったので256GBのこちらを買って使っていました。
Samsung「microSDカード 256GB EVO Plus microSDXC UHS-I U3(Amazon)」
引用元:www.amazon.co.jp
解像度はFHD、フレームレート60FPSで撮影しても特に問題なく使えていました。
こういった大容量SDカードをカメラに入れて撮影し、旅先で容量がいっぱいになったら、別のカードに差し替えていきます。
この方式のメリットとデメリットは、
メリット
- 保存メディアの大きさをミニマムにできる
- 旅先にPCなどの機材が不要
- 旅先でバックアップ作業が不要
デメリット
- 容量管理が必要で、撮影中にフルにならないよう残り時間に留意すること
- 差し替え時や持ち運び中にSDカードを紛失するリスク
といったことが考えられます。
得意屋外での差し替え作業は風雨などのかからないところでやるべきでしょうし、持ち運びには紛失しないような大きさのケースを用意したほうがよいでしょうね。
最終的に、撮影データは、無事、自宅に戻ってからPCなどでゆっくりSSDなどにバックアップします。SSDのフォーマットはexFATでもWindows PC用のNTFSでもOKです。
PCとSSDを持っていき現地でバックアップ
もしノートPCを持っていくなら、現地でSSDにバックアップすることも可能ですね。
私はこれまでこの方式を取っていました。SDカードの容量が256GBと少なめでしたし、旅行中でもPCは別件の対応のために持っていったほうが安心だからです。旅行中の調べ物でもPCのほうが効率的ですからね。
PCにUSBスティックSSDを挿し、SDカードの入ったOsmo Action4にType Cケーブルを挿して電源ONにしてもよいですし、SDカードスロットのあるPCならSDカードを直接PCに挿してもよいでしょう。
なお、Osmo Action4にType Cケーブルを挿す場合は、マイクアダプターにではなく、直接挿す必要があるようです。マイクアダプターのType Cコネクターはデータ転送に対応していないようです。
これのメリット・デメリットは、
メリット
- 日々SSDにバックアップするのでSDカードの容量が少なくてもOK
- 自宅に帰ってからのSSDへのバックアップ作業は不要
- ケーブル接続ならSDカードを差し替える必要もなく、紛失リスクが少ない
デメリット
- 旅先に重いPCを持っていかないといけない
- 毎日バックアップの時間が取られる
といったことが考えられます。
直近のツーリング旅行で、スマホナビのバックアップとして、タブレットも持っていったところ、調べ物などはタブレットを活用したので、PCをバックアップ以外では使う機会もなく、幸いなことに別件対応もなかったのでPCはただの重い荷物でした。
また、毎日のバックアップも結構面倒で、ただでさえ疲れている旅先で、夕食の前後に時間を取って、地道にバックアップを行うのはちょっと負担感がありました。
PCを持っていかなくてもよい状況ならば、PCを持っていかず、大容量SDカードを複数枚持って行く方式にしようと思います。
PD対応USBハブを使う
旅先にPCは持っていきたくない、でもSDカードの容量は少ない、旅先でSSDに移す作業はできる、という場合にお安く実現するのが、PD対応のUSBハブを使う方式です。
どんな機材かというと、例えばこれらです。
UGREEN「Revodok 105 USB C ハブ 5-IN-1(Amazon)」
引用元:www.amazon.co.jp
UGREEN「5-IN-1 USB Cハブ USB3.0(Amazon)」
引用元:www.amazon.co.jp
私はUSB3.0に惹かれて下にしたのですが、どのみちSSDへの書き込みが遅いので上の方でも同じかもしれません。
ちなみにコピーを担うデバイスはスマホです。
このUSBハブのTypeケーブルをスマホに挿し、USBハブにTypeCケーブル経由でOsmo Action4を接続し、SSDもUSBハブに接続します。コピーに時間がかかりますから、その間のスマホへの電源供給として、USBハブのTypeCポートに充電器などから給電します。
すみません、私はiPhoneを持っていないので、大半の方が持つiPhoneのファイルアプリでどこまでできるか存じ上げないのですが、AndroidではGoogleのファイルアプリから両方のストレージが見えますので、Osmo Action4からSSDにデータのコピーが可能です。
ただし、SSDはexFATでフォーマットしないとAndroidからは見えないのと、AndroidでSSDをフォーマットするには、サードパーティのファイル管理アプリの有料機能が必要だったりするので、SSDのexFATフォーマットは自宅でやっておいたほうがよいですね。
SDカードの容量に不安があるときは、念の為このPD対応ハブとUSBスティック型SSDを持っておけば、SDカードの容量が足りなくなったときに旅先でもSSDにバックアップ可能です。本当はSDカード増量がベストですが、高いですから...。