初めての北海道キャンプツーリング

バイク初心者、ツーリング、キャンプともに未経験の50代が、北海道ツーリングに挑戦

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DJI Osmo Action4のマイクアダプター音質評価(後編)

前回の投稿では、サードパーティのマイクアダプターとマイクの相性の検証を行うと同時に、その組み合わせにおける最適な「ゲイン」調整値についても模索しました。

暫定的には、以下の組み合わせがベストとなりました。

周辺アクセサリーとしては以下を用いています。

3極→4極変換については、マイク用であれば、結線を変えるだけのものなので、なんでもよいと思います(とはいえ、選択肢は少ないですが)。繰り返しですが、一般的に数多く販売されている、ヘッドホン用3極プラグをヘッドセット用4極プラグに変換するアダプターはダメですよ。

こちらも数少ない3極マイクプラグを4極マイクプラグに変換してくれるものです。

DuKabel「TRS-TRRSマイク変換アダプター」(Amazon)

引用元:www.amazon.co.jp

また、U字型のUSBコネクタはELECOMのアダプターのUSBポートが上向きになるので、ストレートやL字型より、U字型のほうが配線がスッキリすると考えて採用しました。

4極マイクを試したい

上記の組み合わせで、気になるのは、やはりマイク用の3極→4極変換アダプターがやや邪魔ということでした。

従来、マイクは3極が標準です。USB TypeCのUSB分岐アダプターでは3極マイクをそのまま使える製品がありませんので、どうしても4極に変換する必要があります。

最近は、主にスマホに接続する目的の4極マイクも増えてきたので、前回の検証でノーブランド製品を試してみましたが、音質やプラグの精度で問題があり、採用に至っていません。

そこで、もう少しまともなメーカーで4極マイクを試したくなりました。

テスト機材

購入したのがこちら。

ソニー「コンデンサーマイク ECM-SP10(Amazon)」(4極)

YouTubeにあるGoProでの音質検証動画を見ていても、SONYのコンデンサーマイクは評価が高かったので、これに選定しました。もちろんGoProのときは3極である必要があるので3極の「ECM-PC60(Amazon)」という製品でしたが、外観、サイズ、周波数特性、感度スペックなども同一なので結線だけの違いと思います。

検証結果

ELECOMのT字型USBアダプターに接続して、前回と同様に、実際にバイクで走行しながら録音し、同時にゲイン値も変えながら検証を行いました。その結果...

音割れしてしまいNGでした。

録音ゲージがオレンジゾーンにかからないよう、ゲインを-5まで下げたのですが、割れた音は変わりませんでした。

やはりヘルメットの中に装着するということで、どうしても声を拾い過ぎるということはあるかと思いますが、同じ位置に取り付けたオーディオテクニカでは音割れがほとんど発生しないので、オーディオテクニカのAT9904を採用することに決定しました。

純正マイクアダプター

現時点において4極マイクの採用という目はなくなりましたので、マイクは3極のAT9904を使うことになったのですが、そうなると最終手段として、ついに純正のマイクアダプター(3極対応)を試したくなりました。

まあ最初からこれを試せってことなんでしょうけど、検証開始時点では純正マイクアダプターが発売されていなかったことや、サードパーティ製品でなんとか安くできないかという考えもあって、回り道をしてきましたが...

結局買ってしまいました。笑

DJI「Osmo Action 3.5mm オーディオアダプター」(Amazon)

引用元:www.amazon.co.jp

純正マイクアダプターの検証

おいおい、純正様に向かってなんてことをするんだ、と言われそうですが、これまでサードパーティ製品で行ってきた検証を一通り行います。

接続順テスト

内蔵バッテリーを入れた場合と入れていない場合のそれぞれについて、以下のパターンで外部マイクが正常に認識されるか確認します。

・アダプターを本体に接続→モバイルバッテリーに接続→電源ボタンON

・アダプターにモバイルバッテリーを接続→本体に接続→電源ボタンON

・(内蔵バッテリーがある場合)アダプターを本体に接続→電源ボタンON→モバイルバッテリーを接続

その結果、すべてのパターンにおいて正常に外部マイクを認識することを確認しました。さすが純正!

ELECOM T字型は、先にモバイルバッテリーに接続してから、本体に接続しないといけないという制約がありましたので、あまり実害はないとはいえ、ELECOMは純正に一歩及んでいないということになります。

音質テスト

マイクはオーディオテクニカのAT9904を使用して、実際にバイクで走行し、ゲインも変えていくつか撮影しまして、検証を行いました。

その結果...

  • 最適ゲインは0(ゼロ)
  • 音質はELECOMとほぼ同じ

マイクがサードパーティ製とはいえ、最適ゲインがゼロというのはさすが純正です。

音質はELECOMとあまり変わらず、むしろELECOMが健闘しているとも考えられます。

純正アダプターを使う

純正アダプターを本体に接続し、オーディオテクニカのマイク、L字型のUSBケーブルを接続した姿は以下のような感じです。

ELECOMに比べて、多少横に広がりますが、機能的でコンパクトにまとまっています。

もちろんELECOMのT字型でスマートに接続するのもありでしょう。横に飛び出ないのがよいですよね。導入コストも多少安いですし(3極→4極変換アダプターのコストが余計にかかるので、最終的にはあまり大きな価格差にはならないですけど)。

うーん、これもかっこいい。

結論

これまで3回の投稿において、機能的、音質的な検証を行ってきましたが、最終的には以下のふたつが運用機材となりました。商品リンクと画像は記事の最後にまとめておきます。

メイン

  • 純正マイクアダプター(3極マイク)
  • オーディオテクニカAT9904(3極マイク)
  • L字型プラグUSBケーブル
  • ゲイン調整:ゼロ

サブ

  • ELECOM T字型アダプター(4極マイク)
  • マイク用4極→3極変換アダプター
  • オーディオテクニカAT9904(3極マイク)
  • U字型プラグUSBケーブル
  • ゲイン調整:-4

これ以上改善するとなると、もう純正のマイクを購入するぐらいなのですね。

DJI「ラベリアマイク(DJI)

引用元:store.dji.com

ですが、オーディオテクニカのマイクで私にとっては十分な音質ですので、上記の組み合わせを以て、一旦マイクアダプターとマイク探しの旅は終えることにします。

あとは実際の長期ツーリングでどんどん使ってみることですね!

次のツーリングが楽しみになってきました。(了


<最終運用機材>

DJI「Osmo Action 3.5mm オーディオアダプター」(Amazon)

引用元:www.amazon.co.jp

オーディオテクニカ「モノラルマイクロホン AT9904(Amazon)

引用元:www.amazon.co.jp

UGREEN「USB Type C ケーブル L字 1m(Amazon)

引用元:www.amazon.co.jp

ELECOM「Type-C変換アダプタ USB PD対応 MPA-C35PDBK」(Amazon)

引用元:www.amazon.co.jp

DuKabel「TRS-TRRSマイク変換アダプター」(Amazon)

引用元:www.amazon.co.jp

UGREEN「U字 USB Type Cケーブル3A 1m(Amazon)

UGREEN U字 USB Type Cケーブル3A 1m 引用元:www.amazon.co.jp