ワイヤレスマイクは静観してた
以前の記事でも書いたのですが、ワイヤレスマイクは憧れ!
とはいえ、私の場合はヘルメット顎マウントなので、カメラ本体と口の位置が近いわけで、有線マイクでも伸ばしたケーブルがじゃまということもないです。
まあ最近はDJIとの音質の相性の問題で、バッファローのマイクを使わなくなってきていて、そうなるとケーブルを短く加工できないマイクということになり、束ねたケーブルをきちんと処理していないと、走行風でヘルメットにカツン・カツン当たって雑音になることもありました。まあちゃんと処理すればいいですけど。
とまあ、ある程度シアワセなVLOG生活を送っていたのですが、ワイヤレスマイクは気になる。
当時YouTuberさんでよく見かけたのは、DJI MIC2とかで、わりと大きめのマイクとレシーバーのセット。レシーバーからカメラ本体には有線でマイクアダプターに接続。う~ん。
たぶんガチなYouTuberさんは、音質が大事なので、カメラ本体のマイクより、専用機材のほうがよいのかなと。またカメラを身体から離して撮影されているような場面も多いからワイヤレスマイクが威力を発揮するのだと思います。
私のように、YouTubeをやるわけでもなく、記録として撮りたいユーザーとしては、普段はヘルメットマウントだし、せいぜいネックレスマウント。
有線マイクで充分ですし、充電する機材やスイッチをON/OFFする機材を増やしたくないのでワイヤレスマイクは憧れのまま静観してました。
しかし、2024年11月に発売されたDJI MIC Miniに、強烈に惹きつけられたのです。
DJI「Mic Miniトランスミッター(インフィニティブラック)(Amazon)」
引用元:www.amazon.co.jp
DJI MIC Miniを購入
DJI MIC Miniを調べてみると...、なんと!
レシーバーなしでDJI Osmo Acition 4と直接接続できると!
引用元:www.amazon.co.jp
え!?だとすると、マイクアダプターを削減できる!
DJI Osmo Action 4には残念ながら普通のBluetoothマイクが直接接続できないのが、私にとってワイヤレスマイク導入の障壁(DJIの戦略)だったのですが、この小さいマイクだけ導入すれば良いと!
それも小さい!
27mm x 26mm x 16mm
で10gと軽い!
私はヘルメットへの装着を前提としていて、軽さを追求し、Insta360 Ace Pro2を導入せず、DJI Osmo Actionにしているのであって、マイクの軽さは正義!
で、1回の充電で8時間。
うん、これなら全行程回しっぱなしの私でも1日の撮影時間に収まりそう。
値段もマイク本体(トランスミッター)だけなら当時7,700円でしたし、バカ高くもないかなと。
また、以前から有線マイクの音圧が上がらない問題もあったので、試しに導入してみようと思い、ついにワイヤレスマイク、DJI MIC Miniを買ってしまいました!

DJI MIC Miniをバイクで使う
シンプル構成で軽量化!
最初のアクティベーション方法等は他の方の記事に譲りますが、DJI Osmo Action 4と直接接続できたのには感動!(ファームウェアをアップデートする必要がありますけどね)
だって本体とこのちっこいマイクだけで外部マイクシステムが完結するんですよ!

私は長回し撮影するため、本体にはUSBケーブルでモバイルバッテリーから給電しますが、私の機材セットでいうと、マイクアダプター(実測7.4g)、L字変換(同6.4g)、ボリュームアダプター(同8.5g)、有線マイク(同11.2g)が不要になったので、それらの合計33.5gが、たったの10.1gとなり、23gの軽量化が実現です。素晴らしい!
機材点数の削減と、撮影時のヘルメットの軽量化が実現です。
充電しなければならない機材がひとつ増えるデメリットと充分つりあうと感じました。
まあよくを言えば、Insta360のように汎用Bluetoothマイクと接続できれば、デュアルチップのインカムを使って、インカムのマイクはカメラに接続、インカムのスピーカーはスマホの音声(ナビや音楽)とできればよいのですが、ちょっと無理スジかもですね。まあニンゲンの欲望は留まるところを知らないというか。
音圧問題が解消!
で、このDJI MIC Mini、さらに嬉しいメリットとして、音圧問題が解消したのです。
以前のサードパーティの有線マイクだとどうしても音圧が低くて、後でPCで再生するときや動画編集時は音圧を上げられるのでよいのですが、本体でさっと再生するときに聞こえづらいと感じていました。
まあ完全な純正のコンビネーションですから当然かもしれませんね。
私がいつまでも純正のラベリアマイクを買わなかったのがいけないのかもしれませんが。
純正品で音圧問題が解消されるなら、バックアップとして純正ラベリアマイクを買ってもよいかなとは思っています。
ただ、純正ラベリアマイクは、あくまでもDJI MIC/MIC2のアクセサリーなので、マイクアダプター(Osmo Action 3.5mm オーディオアダプター)との相性については保証されていないようにも見えます。
いつか人身御供となって検証したらまた更新します。
MIC本体を落としたとか何らかのトラブルがあった場合に備えておきたいと思うのです。
ほんと自分の声の入っていないVLOG動画ほどつまらないものはないですから。
接続が快適!
接続も快適ですね。
一度ペアリングしてしまえば、その後電源をOFFにしても、次回MICとカメラ本体を同時にONにすれば勝手に接続を回復してくれます。
まあMICのボタンが押しにくいので、MICをONにしてからカメラをONにするパターンが多いですね。
画面に接続された旨のメッセージと、外部マイクのレベルメーターが表示されるのでわかりやすいですよね。

たまにどういうことなのかわかりませんが、ペアリングが切れることもあってやり直すこともありますが、マイクのペアリングボタンを押して、カメラ本体の接続メニューでマイクを選択すれば、まあなんとかなります。
私にとっては初めてのワイヤレスマイクで、撮影中に接続が切れる心配もあったのですが、今のところそれはないですね。
ヘルメットへのマウント
さて、このちっこいマイク、どのようにヘルメットに装着するか、ですが、私の場合は、ヘルメットのイヤーホールカバーの端っこにMIC本体のクリップで留めています。

(ヘルメット内側の右耳周辺)

(右耳イヤーホールカバーの端をめくってここに挟む)
ヘルメットスピーカーも併用していると、ひとによってはイヤーホールにスピーカーを配置していて、カバーを外している方もいるでしょう。実際私もそうでした。
ただ、私の耳の位置が結構あごひもの付け根に近い部分にあるものですから、今のヘルメットではイヤーホールカバーは外さずに、あごひもの付け根に近いところのカバーの上にスピーカーを貼っています。
そしてヘルメットがメガネ対応だからか、こめかみのあたりにパッドの溝があり、ちょうどその溝にマイクがハマってくれるので、頭にヘルメットを着脱する際にもマイクが外れてしまうようなことはないです。
が、マイクが外れて転がって側溝に落ちるとかの惨事にならないよう、一応着脱時は注意します。
このヘルメットへのマウント方法は、使っているヘルメットや、個々人の頭や耳の形によって異なると思うので、試行錯誤が必要かもしれませんね。
この方法だとマイクはヘルメット内部のこめかみのあたりから前に向いて装着することになります。有線マイクのときもこめかみに近いところに装着していましたので、個人的にはここらへんの位置が好みです。
口元に近いところだと声が大きく入りすぎて音が割れたり、環境ノイズや走行風ノイズが入りやすいと思っているので、口元は避けてます。
ちなみにワイヤレスマイクの音量設定はデフォルト50のところ、私は35に下げてます。こめかみ付近の装着とはいえ、やはりヘルメットの中ですから50だと割れ気味になるので下げました。
まとめ
DJI Osmo Action 4へのDJI MIC Miniの導入は大成功でした。
・外部マイク機材点数の削減
・軽量化実現
・適切な音圧
・再接続は自動
・ヘルメットへの装着も簡単
といったところがお気に入りポイントです。
しばらくはこれで快適に撮影できそうです!
製品には白もあるようですね。白もケースの中や暗いポケットの中などで見つけやすくて良いかもです。
DJI「Mic Miniトランスミッター(アークティックホワイト)(Amazon)」
引用元:www.amazon.co.jp


