初めての北海道キャンプツーリング

バイク初心者、ツーリング、キャンプともに未経験の50代が、北海道ツーリングに挑戦

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雨に強いテントを探す

2023年のニセコで土砂降りの雨キャンプを経験し、テント内への浸水を許してしまった反省から、テントを買い替えることにしました。

浸水事案の反省(良かったこと)

まず、前回の浸水事案の振り返りとして、やって良かったことを考えます。この点については今後も継続です。

タープはなくて良い

雨対策としてタープは必須とお考えの方は一般的だと思います。

タープがあれば、雨天時の設営・撤収でも雨に濡れずにテントの設営ができ、テントをあまり濡らさずにできるからです。

とはいえ、やはりタープの設営・撤収では濡れますし、タープの下でテント作業をしても、風で雨は入ってきます。

長期ツーリングをする私にとって、タープは、

  • 荷物が増える
  • 設営・撤収の手間がかかる
  • 風に対して弱い(風雨がセットのことも)
  • 乾かさなければならないアイテムが増える
  • 日除け・雨除けには前室のあるテントで対応可能

といったことから、どうしてもタープは導入しにくいのです。

インナーテント内にもグランドシートを敷く

土砂降りだと、地面に敷いたグランドシートと、その上のインナーテントとの間にも水が入ってきます!

特に地面が土のところだと地面を流れる水との距離がないので、周りに溝を掘って他から来る水を避けたとしても、フライシートの上に降った雨がインナーテント周囲に落ちてきますので、効果は限定的です。

インナーテントの底が常に雨水にさらされていると、時間の経過とともに、テント内に浸水してきます。

それをさらにブロックしようというのがテント内グランドシートです。

防水性の高い素材の、インナーテントと同じかちょい大きめのグランドシートを用意して、テント内に敷き、その上に荷物や寝床を設置するようにします。

これでもやはり長時間水に浸されていると浸水すると思いますが、一晩持ち堪えて、翌朝に排水作業をすれば大抵の場合は大丈夫でしょう。

前室のあるテントにする

多くのライダーさんが前室のあるテントをオススメしていたので、それに倣って前室のあるテントにしましたが、大正解でした。

雨が降っていて、テントに入る時は、一旦前室で身体についた雨水を拭き取り、なるべくテント内に雨水を持ち込まないようにできます。

前室に濡れた雨具を置いておくこともできますね。

前室があれば、そこで湯を沸かすことぐらいはできますから、温かい飲み物やカップラーメンを作ることも可能です。

テントから出る時も、前室で雨具などの用意をしてから出られます。

私はシートバッグをバイクに積載するための「すのこ」を持ってきていたので、インナーテントの出入り口にすのこを設置し、そこに座ることもできたので非常に便利でした。「すのこ」も継続です。

浸水事案の反省(改善したいこと)

インナーテントの裾が外に露出しないようにしたい

前回の浸水事案では、フライシートに降り注いだ雨が、フライシートを伝って降り、そのままインナーテントの裾の露出した部分に降り掛かっていました。

その雨水が直接浸透、あるいはグランドシートの上に貯まって下から浸水したと思われます。

通気性確保のために、フライシートとインナーテントの間に隙間を設けるのは仕方ないですが、雨対策という観点では、インナーテントに水がかからない構造でなければなりません。

具体的には、例えば、

  • スカートの付いたテントの導入
  • スカートを自作して取り付ける
  • フライシートが広めのテントの導入

といったことが考えられます。

雨天時の設営・撤収でインナーテントが濡れないようにしたい

私が使っていたドーム型テント、コールマン「ツーリングテントSt」は、ドーム型の自立できるという特性を活かして、タープがなくてもなるべくインナーテントを濡らさずに設営・撤収ができます。

手順的には、例えば、

  1. グランドシートを敷く
  2. フライシートを広げて敷く
  3. グランドシートとフライシートの間にインナーテントを入れて広げる
  4. フライシートを持ち上げながら、ポールをインナーテントの底部に固定してポールを立ち上げ、フライシートをポールに装着
  5. フライシートの下でインナーテントを持ち上げてポールに装着する
  6. ロープ張りとペグ打ち

といった具合です。

まあかなり苦し紛れですが、できなくはないです。

これをもっとスマートに実現するには、インナーテントがなくても、フライシートだけで自立できるタイプのテントがあるらしいので、そういったものも検討することになるでしょう。

買い替え先の候補

雨対策のことを考えていた矢先、Googleのオススメに出てきた新製品ニュースで以下の製品を知りました。

スカート付テント

ogawa(オガワ)「ステイシー ファルダ(Amazon)

引用元:www.amazon.co.jp

フライシートの外縁部にスカートがついています。

元々は冷気が入ってこないようにするためのスカートなので、雨をブロックしてくれることは間違いないでしょう。

しかしスカートが付いているものは、通気性が悪いので、暖かい時期にしかキャンプをしない私にとっては、本来は向いていない製品です。

雨が降っていない時は、スカート部分を折りたたんでクリップで留めるなどの処理が必要でしょう。う~む、ちょっとイマイチかな。

それでも日本のメーカーですから、雨に強いことが期待できそうですし、製品の不具合などがあってもサポートの面でも安心できます。

どうしようかな~。

自作スカート

必要な時だけスカートを取り付けることのできる製品があればよいのですが、私の調査力では見つけられず、ネットでいろいろ調べているとスカートを自作されている方がいらっしゃいました。

防水シートを適当にカットして、フチを処理し、クリップでフライシートの外縁部に取り付けるという作戦です。

これは工作が面倒ですが、手軽で良いと思いました。

フライシートが広めの製品を選定し、それでもダメな場合の応急処置としても使えそうです。

こういった創意工夫は大変参考になりますね。

happycamper.jp

フライシートが自立するテント

フライシートだけで自立できるテントなら、先にフライシートをさっと組み立てて、フライシートの下でインナーテントの設営をすれば良いので、インナーテントをなるべく濡らさないようにはできますね。

主に以下のようなタイプがあるようです。

  • 専用グロメット付グランドシートを使うタイプ
  • 専用グロメット付テープを使うタイプ

両方ともポールをグロメットに引っ掛けて自立させ、その上にフライシートを展開・装着するタイプです。

先にご紹介したオガワのステイシーファルダには、公式サイト専売品で、居室部分用のスタンディングテープが別売りされています。

ogawa(オガワ)「ステイシーST-II用 スタンディングテープ(Ogawa公式)

引用元:Ogawa公式

前室側のテープと併せてふたつ使うのでちょっと面倒そうですけど、フライシートの自立は大事なポイントですので仕方ないでしょう。

他にもフライシートで自立できそうなテントを探していたところ、新製品で以下のテントを知りました。

デイトナ(Daytona)「MAEHIRO DOME AS (マエヒロドーム AS) (Amazon)

引用元:www.amazon.co.jp

スカートは付いていませんが、実際にインナーテントが外にはみ出るようでしたら、自作でなんとかするとします。

この製品には専用のグランドシートがあり、ここにグロメットが付いていますので、フライシートだけで自立できそうです。なぜかメーカー側はフライシートだけで自立できるというアピールをしていないのがちょっと不安ですが。

デイトナ(Daytona)「【オプション品】グランドシート210×120|neGla(デイトナ公式)

引用元:デイトナ公式

このグランドシート式とテープ式、それぞれメリット・デメリットがあると思いますが、ネットの口コミレビューを読むと、テープ式はやや使いにくいという意見もあり、グランドシート式のほうがアイテムも増えず、スムーズに設置ができそうです。設営中にグランドシートの上に雨が降るという問題もありますが、フライシートと同時に展開するとか、フライシートを組み立てた後に、グランドシート上の雨水をクロスで拭き取ることでも対応できます。

購入したテント

あれこれ悩んで結局購入したのはこちらでした。

モンベル「クロノスキャビン2型(モンベル)

引用元:wwebshop.montbell.jp

この製品にはオプションで専用のグランドシートがあります。

モンベル「グラウンドシート クロノスドーム2用(モンベル)

引用元:wwebshop.montbell.jp

この製品の説明には明示的にフライシートと組み合わせて自立できるという説明があります。

モンベルさんですから、製品のサポートも長期に渡って行ってくれるでしょうし、日本を代表する山岳用品メーカーということで安心感が半端ないです。

スカートに関しては、もしインナーテントの裾がはみ出るようであれば、自作することいします。

設営・撤収テスト

さて、購入したらさっそく設営テストです。

テストですから、河川敷や公園でさっとやるのもありかもしれませんが、公園などの管理者的にはNGでしょうから、都内のキャンプ場を予約して、どうせなら日帰りデイキャンプも兼ねてということにします。

フライシートを張るポールとポールの中間地点がたるんで、インナーテントが露出しないよう、外側に引っ張ってペグダウンできるのが良いですね。これならスカートを自作しなくても良さそうです。

四隅が一番露出してしまうリスクがありますが、金具の位置などを調整すれば、インナーテントを隠し切ることができました。

前室も非常に広くて居住空間としても快適です。日中の雨除けはもちろん、日除けにも使えるでしょう。

このテントは、まだ雨キャンプの実戦投入をしていませんので、そういった機会がありましたら、レビューを追記したいと思います。