初めての北海道キャンプツーリング

バイク初心者、ツーリング、キャンプともに未経験の50代が、北海道ツーリングに挑戦

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エアバッグジャケット

バイクツーリング究極の安全装備

初めてのツーリングにもかかわらず、いきなり北海道。しかもバイク初心者です。

いつもは「亭主元気で留守が良い」が口ぐせのカミさんも、今回ばかりは心配らしく、お金をかけてもよいので安全装備はMAXでとのこと。

自分もド初心者なので、長距離・長期間ツーリングには事故のリスクを感じていたので、防具は充実させたく思っていました。せっかく身体が動くうちにリタイアして、好きなことにチャレンジしていきたいと思っていたのに、ケガをして身体が不自由になったら元も子もありません。

そう考えていたとき、YouTubeでバイク用エアバッグのことを知りました。

youtu.be

たまたま上記の動画を、自分の装備を確認するためにも見ていたのですが、その栄えある第一位としてバイク用エアバッグを知ったのです。バイク用エアバッグについて詳しくは下の動画で解説されています。

youtu.be

エアバッグジャケット

このhit-airシリーズについて調べてみると、バイク用エアバッグには、ハーネス型、ベスト型、ジャケット型といった種類がありました。既にライダースジャケットを持っている人にとってオールシーズンで利用しやすいのはハーネス型と思います。

よく白バイの皆さんが何か細いベストのようなものを着ていらっしゃいますね。あれです。

上記の動画でも解説されていますが、バイク用エアバッグとは、ハーネスの内部にしぼんだ状態のエアバッグと小さなガスボンベが入っており、いざというときにそのガス圧で膨らんで首や背中を保護するものです。エアバッグと車体が伸縮ワイヤーで接続されていて、事故の衝撃で車体からライダーが飛ばされてワイヤーが引っ張られてエアバッグから抜けると、腹部のあたりにある小さなガスボンベに穴があいて、そのガス圧でエアバッグが急速に膨らむという仕組みです。

私は以前、モンゴルでの乗馬ツアーに行ったとき、安全装備として、膨らんだ状態のエアバッグのようなものを着たことがあります。モンゴルの馬は1年の大半を野生馬として生息しているので性格もワイルド。人を上に乗せるのは短い夏だけ。そんな馬に乗るのですから、時々落馬して大けがになることもあるそうです。そんなツアーでもエアバッグは採用されていたので、ぜひ今回も導入したいと思いました。

エアバッグ購入

私は既にライダースジャケットを買っているので、後付け的なものとして、ハーネス型を選定。ハーネス型でもシンプルなモデルで充分と考えましたので、以下のモデルを購入しました。

hit-air 一体型エアバッグ・ハーネス MLV-C (www.hit-air.com)

www.rakuten.co.jp

Amazonでのお値段がちょっと高かったので、楽天のこちらで当時私は35000円で購入しました。

このMLV-Cというのがスタンダードモデルということで、より高いグレードになると視認性やリフレクターがつくという商品構成になっています。私の場合、視認性についてはバイクバッグの色で相当高めているので、スタンダードモデルで充分と考えました。バイクから降りて路上で行き来するなら視認性を高めたモデルのほうがよいでしょう。

また2022年8月現在は、エアバッグCE認証を受けた新しいモデルMLV2-Cというものが出ているそうです。認証料が入っているからか、お値段が高めですが、今後これに置き換わっていくのでしょうね。

エアバッグジャケットを実際に使ってみて

接続し忘れがち

慣れないうちは、よくバックルの接続を忘れて走り出してしまいました。

走っているうちに、右ふくらはぎに何か当たっているなーと思ったら、接続していない伸縮ワイヤーが当たっているだけなので、ちょっと路肩にバイクを停めてバックルを接続する、ということをよくやっていました。接続していない時に限って事故るのではないかと思って、面倒でもすぐに接続しました。

慣れてくると、発車前の点検事項のひとつになったので忘れなくなりましたが。

接続していない状態の伸縮ワイヤー

フードと干渉

このエアバッグは、ライダースジャケットやレインウエアーの上から羽織ります。

そのためジャケットやレインウエアーのフードが邪魔に感じることになりますので、フードは取り外せるなら取り外したほうがよいです。逆に言えば、ライダースジャケットやレインウエアーもフードが取り外せるもののほうがよいです。取り外せないなら、気にせず上から羽織るだけですが、首の後ろあたりが少々もごもごするかと思います。フード部分だけ外に出すことで解消できるかもしれません。

肩掛けがずり落ちてくる

バイク用エアバッグは、首などを守るものなので、肩の首周辺にハーネスがかかっています。そのため、シルエット的に撫で肩になるので、荷物のショルダーストラップを掛けていても、すぐにずり落ちてきます。両肩に掛けるデイバッグはまだマシです。

バイクから降りて、積載していた荷物を運ぶとき、このずり落ちはストレスでした。解消するには脱ぐしかないかと思いますが、そうなると荷物が増えることに。

特にタンクバッグは、標準のままですと、落下防止ストラップを肩掛け代わりに使うことになりますが、それだとすぐにずり落ちてきます。私はあらかじめリュックにもできるようカスタマイズしていましたが、それでもストラップが両側に開いてきました。

それ以上に運ぶのに苦労したのは、ヘルメット袋です。テロテロした紐を肩にかけるのですぐにずり落ちてきます。これは帰宅後にヘルメットバッグの導入につながるのですが、バッグの効果は今後評価することになります。

ライダースジャケットの肩プロテクターをアップグレードするともしかしたら肩先で引っかかってくれるようになるかもしれません。

重い

当たり前かつ仕方のないことですが、少々重いですね。製品としては1.15kgなのですが、それでも冬のロングコートを着たぐらいの重さがずしっときます。なので休憩時はすぐに脱ぐようにしていました。フロントのバックル2箇所を付け外しするだけなので脱ぎ着はスムーズですので、面倒ではないです。バックルの作りもよいのでGoodです。

重心が右寄り

重さの要因のひとつとして、右のお腹のあたりにある小型のエアボンベがあります。どうしても左右バランスが右に傾いてしまうため、フロントバックルを締めないと右が下がってきてストレスです。なので着たらすぐにバックルを締めることになります。フロントバックルを外した状態でプラプラさせたままということはないのでそれほど実害はありません。

休憩時は脱ぎましょう

「重い」というところでも書きましたが、乗車時以外は重く邪魔なので休憩時は脱いでハンドルにかけておくことが多かったです。盗難を心配しましたが、バイク本体側につけたワイヤーがないと機能しないので、単独で盗んで転売しようとしても価値は低いかも?と思い、ノーガードで行きました。暑い時は同時にライダースジャケットも脱いで裏返しにしてバイクの上で干したりするので、それほど目立たないです。どうしても気になるなら小型のワイヤーロックをかけるのでしょうね。

GoProのスイベルクリップ

想定外の利用方法?として、ちょっとしたトイレ休憩のとき、GoProをスイベルクリップでエアバッグハーネスに付けて移動することもありました。一応GoPro本体の盗難防止として、バイクに放置したくないので、GoProを持ち歩きたいのですが、手で持つわけにも行かず、そんな時、GoProのスイベルクリップをハーネスの胸のあたりにかませていました。何かの表紙に腕をぶつけてGoProを落とすリスクがあるため、GoProの落下防止テザーをジャケットの胸ポケットのボタンにかけたり、ハーネスのバックルにかませるようにしていました。