初めての北海道キャンプツーリング

バイク初心者、ツーリング、キャンプともに未経験の50代が、北海道ツーリングに挑戦

このブログはアフィリエイト広告を利用しています

実録!Day14 狩勝峠→富良野泊

2022年7月20日(水)

道の駅 鹿追

朝4時半起床。昨晩は早く寝たのと、あまり酒を飲んでいないので、早めに起きられました。雨雲レーダーを見ると、局地的に強い雨雲がどんどん通り過ぎていくような状況でした。なのでタイミングによっては、うまく雨が少ないところを走ることができるかもしれません。予測によると6時頃に雨雲が薄くなり、再び8時ぐらいから雨が強くなりそうなので、朝のコーヒーはコンビニで飲むとして、とにかく急ぎ積載して6時に出ます。

チェックアウトして出発は6:10。私にしては早いです。それでも昨晩停まっていたバイクは半数ほど出発しているようです。さすが。ライダーさん達って4時ごろから走る方もいらっしゃいますよね。そして昼頃もどってきて、午後はゆっくり過ごすというスタイルもあるようです。朝は車が空いているから良いでしょうね。動物には注意ですけど。

小雨の中、国道38号線を西へ向かい、狩勝峠まで、芽室、清水、新得を経由して進みます。

1時間ほど走って、休憩も兼ねて、新得のコンビニで休憩。雨雲レーダーを確認し、このまま進むと狩勝峠で大雨にやられる雨雲の状況。これはやばいです。知床峠で雨の峠がやばいというのは経験したので、安全のためにも避けたいですね。今日は距離的にも180kmぐらいでしょうし、早めに出発し、ホテル泊ですので、余裕はあります。富良野に入ってしまえば雨は止みそうなので、この狩勝峠での大雨を如何に避けるかというところが本日のポイントだと考えました。

そうはいっても雨天ですから、コンビニでは雨ざらしになってしまい、寒いですから、雨宿りするには向いていません。近くに道の駅がないかと探すと、ちょっと東に行くと鹿追という町に道の駅があります。そこで1-2時間やり過ごすことにします。

20分ほど走って道の駅鹿追に到着。時間は8時。まだ早いので道の駅のお店も開いていません。トイレ棟で雨宿りです。

途中でかなりの雨にやられて、防水だったはずのブーツに水が沁みてきました。鹿追に着いてブーツを確認すると、防水といっても、足首から下が防水になっていて、足首にはフラップの切り込みがあるため、雨量があって、強い風が前面から当たると、足首の切り込みまで水が入ってくるようです。

こうなったら、ついに、雨具の最終手段、ブーツカバーの登場ですね。鹿追を出るときに履いていきましょう。これで、レインスーツ上下+雨用グローブ+ブーツカバーで雨仕様フル装備です。

ROUGH&ROAD「バイク用レインシューズカバー M RR7923 (Amazon)

www.amazon.co.jp

この雨用グローブですが、防水ではないです。ウェットスーツ生地でできていて、メカニズムはウェットスーツと同じ。水を吸い込むけど、体温で温められた水が留まって体温が奪われないという仕組みです。これは手にフィットしますし、温かいのでよいですね。

デイトナ「RIDEMITT #003+ ネオプレン防水グローブ バンド付き(Amazon)

www.amazon.co.jp

ブーツカバーは装着した状態だと若干歩きづらかったり、トイレに入ると汚れそうなので、今度ライディングシューズを買う時は足首の上まで袋状の防水縫製になっているものも検討したいです。ちょっと蒸れそうですが、素材を防水透湿にすればよいかもです。

私と同じように、雨宿りで入ってくるライダーさんの集団がいました。どうやらシニア層を中心とした、一団で、バイクがみんなカブです。カブ愛好家のグループでしょうか。たまたま私と同じレインスーツを着ている方がいらして、しばし会話しました。

ゴールドウィン「レインウェア Gベクター コンパクトレインスーツ

www.amazon.co.jp

みなさん元気で気合が入っていて、雨の狩勝峠に突入していきました。カブでゆっくり行けば大丈夫かと思います。私はヘタレなので雨宿り継続。

9時になってお店が営業を開始したので、お店のほうに移動。地元の産物を見ながら、オヤツを調達。焼きさつまいも大福だそうです。どうやら、鹿追はさつまいも栽培の北限らしく、品種も特殊なものだそうです。うむ、ねっとりとして今どきのさつまいもで、美味しいです!これはいい。

焼きさつまいも大福

まーだ、しばらく狩勝峠の雨が続きそうなので、休憩継続。2時間近く休んで、10時近くなり、そろそろ行くかなーと思い、バイクのところへ戻ると、横に駐車していた車のシニア男性から声を掛けられました。

その男性は、大阪から来ていて、日本全国の道の駅を制覇するという旅をずーっとしているそうで、新しい道の駅ができると、その地に向かうという旅人生を過ごしていらっしゃいました。昔はバイクで北海道を回っていたそうですが、今は車で車中泊とかもしながらのスタイルだそうです。助手席には大きな冷蔵庫もあったりします。ハイブリッド車だったので100V電源も取れるようです。なるほど便利かもですね。で、今は北海道の道の駅を回っていて、あと1つで北海道を制覇できるそうです。というか、既に一度北海道は制覇したのですが、道の駅は新しくできたりするので、今回は新しくできたところを回っているそうです。北海道には道の駅が127ぐらいあるようなんです。壮大なチャレンジですねー。さっきのカブライダーズもそうですが、日本のシニアは元気ですねー。

狩勝峠

なんとなく狩勝峠の「雨の峠」は越えてきたようですので、出発します。時間は10:20。再び新得に向かい、そこから狩勝峠にチャレンジです。

今度はブーツカバーを装着し、無敵状態で挑みます。峠の前に、一度、屈足(くったり)のセイコーマートで補給!いざ狩勝峠へ。時間は10:50。

なお、雨雲レーダーの予測によると、あまり急がないほうがよいようです。また、狩勝峠ではなく、鹿追から新得に向かう途中で、雨に降られるようなのですが、その雨が過ぎるのを待つと、さらに2時間ぐらい待たないと行けないので、平地の雨は甘んじて受け入れて進むことにします。

これなら昨日富良野に移動しておくべきだったんでしょうけど、天気予報がずれたんですよね。予報では昨日天気が悪くて、帯広連泊にしたのですが、結果的に曇りで済んで、雨が今日にずれ込んだということなのです。7月下旬にもなると天気が不安定なんでしょうかね。

左右が蕎麦畑の中を走って行きます。

狩勝峠へ

この先に見える雨雲が右に過ぎていって欲しい訳です。

さあ、狩勝峠5合目の表示。雨雲が薄くなっているので計算通りです。GoProのレンズに水滴がついていますが、実際の降りは、ほぼ雨粒を感じない状況です。気温も低くないので温度的には快適で、ウールものは着ていません。Tシャツ+長袖シャツ+ライジャケ、その上からレインスーツです。

狩勝峠5合目登坂車線があるので、制限速度でのんびり行くには走りやすいです。登坂車線はなくなりますが、路肩が広いので、抜かしていただきやすいです。

狩勝峠

たまに、こういったところで、私が路肩に逃げて走っていても(それ自体がダメって話かもしれませんが)、「追い越し禁止」だと思って抜いてくれない人がいるのですが、追い越しのためのはみ出し禁止と「追い越し禁止」は違うので、大丈夫なところでは抜いていただきたいですー。追い越し禁止では「追い越し禁止」の文字が入った札がついていますので。

だいぶ登ってきたようで、雲が低く山にかかっていて、耳がツーンとします。

狩勝峠霧で周囲は真っ白けです。

狩勝峠

展望台だそうですが、見えないですな、これは。確か、知床峠でもこんな感じでしたなー。

狩勝峠

峠を越え、下りになったら、雨も降っていなくて、明るくなってきました。予報通りですね。

狩勝峠

南富良野

この先、南富良野に向かいます。地面が乾いてきて、雨は完全に脱しました。

南富良野へ

とはいえ、今日の富良野は曇天で、走ってもあまり意味はないでしょうから、早めにホテルに入ってしまいましょう。今日の夜も、一時的に雨が降るようです。で、明日と明後日の昼までは晴れるので、ツーリングは明日やりましょう。そしてキャンプですね。どこに行こうか。美瑛の方に行きますかね。移動距離もあまりないので、明日はツーリングを楽しめそうです。

時間は11:30。

空知川に沿って降りていきます。

路面もほとんど乾いてきて、ちょっと余裕が出てきたので、南富良野から、ホテルに行く前に、樹海峠を経由して、道道253とか、星に手のとどく丘キャンプ場の近辺を走ってみたいと思います。

道の駅 南ふらのを通過します。この道の駅、でかいです。モンベルのお店もあります。多分ここには明日も来るでしょう。

南富良野

富良野

さあ目的地、ラビスタ富良野まであと55km。

樹海峠で深ーい右ヘアピンを越えて、富良野に入っていきます。道が開けて、富良野っぽくなってきました。

富良野

車の交通量が増えてきました。やはり人気のあるエリアなので、観光客も多いでしょうね。対向車も多いので、後ろの車さんは私を抜きにくいでしょうね。ごめんなさい。直線で対向車がないタイミングで左に避けて、後ろの車さんと呼吸を合わせて抜いていただく!抜かれる技術もだいぶ上がってきました笑。

道道253号に入りました。入ってすぐのあたりのところが30km/h制限。いくらなんでも低すぎない?他のところだったら40km/hのところですよ。過去に事故でもあったのでしょうかね。

富良野っぽい田園風景ですね。丘陵地帯に、いろいろな種類の畑が、色とりどりのタイルのように敷き詰められています。のんびりと行くライディングが楽しい道ですね。

富良野

時間は12:20。ホテルまでは、あと1時間ぐらい。あー、雨降りそう。明日は晴れるから走りは明日で。今日はさっさとホテルに入って、サウナでも行きます。

しっかし40km/h制限の区間が長いなー。富良野は速度制限がキツめですね。私のようなのんびりライダーは大丈夫だけど、普通のライダーさんは耐えられないんじゃないかな。

1時間半ぐらいぶっ続けで走っているので、そろそろ休憩したいと、お尻が言っています。なんとなくトイレも行きたいし。どこかテキトーなトイレでいいから入ろう。ちょうどこの先にトイレ付のPがある模様。そこで停まりましょう。

と思って、行ってみたら単なる単体のトイレが砂利のスペースに立っているだけ。なんと簡素な。ま、いいや、ここで用を足しましょう。

ここでは休めないので、もうさっさとホテルに向かいます。

ラビスタ富良野到着は13:30。チェックインはまだなので、とりあえず荷物だけ預けて、ランチに出ます。もう14:00に近かったため、どこもクローズ。カフェっぽいところでなんとかランチ。さすがファミリーにも人気な観光地だけあって、子供連れのママ達を久々見ました。落ち着ける環境ではないですが、仕方なしです。1時間ほどゆっくりさせていただき、15:00に戻ってチェックイン。

サウナや洗濯など、いつものルーチンをこなし、しっかり休憩しました。

富良野の夜

さて、夕食。18:30にホテルを出て、あたりを視察。といっても富良野は繁華街のようなところがなく、店が点在しているので、偵察が大変。相変わらず、ちゃんと食べるところをリサーチしていないので、行き当たりばったりです。ダメですな。ずっと肉が続いていたので、焼き鳥的なものが食べたくなり、近くのテキトーな焼き鳥屋でササッと食べて終わり。

ホテルの前まで戻ると、近くに線路をまたぐ歩道橋があったので、ホテルと夕暮れの曇り空を撮影。

ラビスタ富良野

帯広駅方向はこんな感じ。ちょうど電車が発車したところです。旅情あふれますね。

帯広駅

ちょっとポツポツ雨が降ってきたので、ホテルに帰宅、19:30。

明日は晴れるらしいので、たっぷり走るためにも、早く寝るべし。

明日のキャンプ場は、上富良野の「日の出公園オートキャンプ場」にします。「星に手のとどく丘キャンプ場」にも興味があったのですが、どうやらものすごい人気の場所らしく、予約が一杯でした。たまたま数日前にTwitterで「日の出公園オートキャンプ場」が非常によいという写真付きのツイートを見たので、「日の出公園オートキャンプ場」にします。

公式サイトによると、今年は電話で予約することになっていたので、電話して予約しました。その際、チェックインの時間を相談したところ、あまり早く来ても、前日の人たちが残っているので、昼過ぎぐらいが良いのでは、というアドバイスをいただきました。

だとすると、午前中は、富良野の南側をぐるっと回り、戻って富良野市街で早めにランチを食べ、北上して、昼頃にキャンプ場に入って設営、荷物を置いて身軽になってから、北富良野・美瑛をツーリングするという計画とします。

明日が実質最後のツーリング日。明後日は、天気も微妙で、夕方にはフェリーに乗るので、このツーリングもいよいよ大詰めです。おやすみなさい!