初めての北海道キャンプツーリング

バイク初心者、ツーリング、キャンプともに未経験の50代が、北海道ツーリングに挑戦

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キャンプ場での盗難対策

キャンプ場での盗難

最近のキャンプブームということもあり、各種一般メディアでもキャンプ関係のニュースを見ることも増えてきました。その中で気になるのはキャンプ場での用具の盗難です。よくあるケースでは、サイトを離れた時に、外に放置してあった高級用具が盗まれたりするケースです。ひどいものになるとダイヤルロックをしていたにもかかわらず、高級なテントごと盗まれたケースも見たことがあります。

これらの記事を読み込んでも、一般メディアなので、被害額が大きい高級用具だけを取り上げているのか、高級だから盗まれているのかがわかりません。盗人が価値をわかって盗んでいるなら高級品を避ければよいと思いますが、無差別に盗難しているなら脇が甘い素振りを見せないとか、何か盗む気を失わせて他に目を向けさせる対策が必要でしょう。

ツーリングでのキャンプは無防備

私のようにツーリングでのソロキャンプですと、設営後に風呂や買い出し・食事とかに出掛けますし、連泊ならば中日(なかび)は一日中バイクに乗っているでしょうから、誰かが見張っているわけにはいきません。

多少隣のサイトの方と仲良くなっても、見張っていてもらえるわけではないですし、見張っていてと言われても困ります。隣のサイトでサイト主以外の人が何かごそごそしていても、人相は覚えるにしても、?誰だろう?と思う程度で、こんにちわーと挨拶するぐらいかなと思います。堂々と盗まれたらわからないです。

こう考えるとツーリングでのキャンプは無防備な状態ということを改めて認識させられます。

対策対象の盗人像

過去のニュースとかを読んでいると、おそらく単独犯で、組織だって盗む窃盗団のようなタイプはなさそうです。

となると、対策をとるべき対象は、つい出来ごころで、といった一般人か、ソロプロ盗人かなと考えます。

そうであれば、ある程度キャンプ用具の価格がわかっている人ではないかと思います。

高級品は避ける

まずは、いろんな意味で高級品は持っていかない、というのがよいと思いました。ここで「いろんな意味」としているのは、盗まれるというリスクだけでなく、私のような初心者には分不相応なものであったり、使用するのが今回限りである可能性もあるので、最初はエントリー価格帯でよいと思うからです。

改めて「盗まれるリスク」について考えると、外から見て、特に大型で目立つアイテムが高級品だと、それ自体も高額ですし、他にもお宝を持っていそうな確率が高いですよね。

盗人目線では、同じリスクを犯すなら、よりリターンの大きそうなサイトを狙いたいです。このサイトを狙おうと思われないようにすることが大事かと思いました。

設営場所の考慮

テント設営の位置についても考えたほうがよいかもです。盗みやすい場所はどこか?と考えると、奥まってブラインドになっている場所とか、さっと持って逃げることができる通路や道路脇は避けたいです。

そうなると別途記載の設営場所の考慮事項に、盗難リスクへの対処まで入れると、本当に設営場所を決めるというのは難しいですね。

キャンプ道具を放置しない

当たり前といえば当たり前なのですが、ひょいっと持っていかれないようにするには、サイトを開けっぴろげにして、キャンプ道具を放置して不在にしないことだと思います。例えトイレでも、外に置いたテーブルやイスは、全て前室にしまい、ファスナーを閉じてからにしたほうがよいと思います。

ネットでよく見る盗難対策

盗難対策としてネットでよくみかけるのをいくつかご紹介します。

テントにカギをかける

テントにカギをつけるというのを見かけます。たしかに、バイクの荷物の盗難対策のところで書きましたが、これ見よがしのカギをかけると中に入って盗むのが面倒だと思わせるので他のサイトを狙おうという気になってくれるかもしれません。高級品だとカギがついていても盗まれるそうなので、高級品を避けることは前提です。

私個人的には、テントについてはこれ見よがしのカギは、不在であることを知らしめているデメリットのほうが大きいかもと考えています。もしつけるとすれば、前室のファスナーを開けたら、インナーテントにはカギがついていて、面倒なインナーテントの中は諦めて、前室にあるものだけ盗んでいくとか、そのレベルの効果はあるかもしれません。

一応カギは持っていきますが、実際に使うかどうかは不明です。なお持っていくカギはワイヤー式のダイヤルロックと小さい南京錠の両方を持っていきます。ダイヤルロックのほうはシートバッグにつけているロックと兼用します。

サンダルをテント前に置いておけ

サンダルについては別途記事にしますが、前室があるタイプだと、靴を脱ぐのは前室の中だと思いますので、前室の外にサンダルがあるのはおかしいですよね。これも不在を表明しているようなものです。

やるとすれば、フライシートの下からサンダルをちら見せした状態にして、中に人がいるかもという雰囲気を醸す程度ですね。

しかし日中にツーリングに出かけるシナリオでは、ライディングシューズを履いているはずなので、日中にサンダルが置かれていることもあるでしょうから、サンダルをちら見せするだけでは、在室か、不在かはわからない、ということだと思います。

つまりサンダルを置くというのは防犯対策にはならないのではないかと思います。なのでサンダルは自然体で扱えばよいかなと思いました。

ラジオをつけておけ

在室を装うため、ラジオを小さい音でつけておくとよい、という記述も見かけます。これをみて一応安いラジオを持っていくことにしました。新品で買うのはばかばかしいのでメルカリで500円ぐらいで買いました。使うか微妙ですが。

テントにマーキング!

さて、どんなにテントの中にキャンプ道具を隠しても、テントだけは隠せません。

私の場合、テントは入門者用の安いモデルで、かつ、偶然にも旧モデルを入手してしまいました。となると市場価値がかなり低いので盗難のターゲットになりにくいと思います。ネット記事で高級ブランドキャンプ用具の盗難事件が散見されていたのですが、私の場合は無縁です!w

それでも素人盗人だと価値の低さも知らずに持っていってしまうかもしれないと思い、また自分のテントだとわかるような工夫がしたかったので、前後の入口近辺に、大胆にもマジックで意味不明の英数字を大きく書きました!

悪筆なのも助けとなり、これなら盗む気力が失せるマーキングです。もうこれをメルカリとかに出すこともない?でしょうから、やりたい放題です。

実際にどうだったか

今回キャンプは4泊、全て一泊での撤収でした。また全て有料の人気のあるキャンプ場だったので、人目も多く、あまり部外者がふらっと入れる雰囲気ではなかったです。

自分が実際に実施した対策は

  • 高級品は買わない
  • テントにマーキング
  • キャンプ道具を放置しない

「設営場所の考慮」は、あまりできませんでした。というかフリーサイトでも、場所選びの基本要件を考慮するだけでも、選択肢が非常に限られたので、盗難防止の配慮までできませんでした。今から思うと結果的にはできていたり、できていなかったりでした。

また「テントにカギをかける」は、実施しませんでした。雰囲気的に、キャンプ道具を前室にしまってきちっとしておけば、脇が甘くないということで充分だったように思います。次回は南京錠を持っていきません。

サンダルは今回キャンプ場では使いませんでした。これについてはサンダルの記事で書きます。

「ラジオをかける」も実施しませんでした。多分迷惑と思います。私の訪問したキャンプ場は、パリピや家族連れがいなかったので、どれも静かでした。むしろどこかでTV音声を出している人がいて、ウルサイなぁと思ったので、やめたほうがよいと思いました。次回はラジオは持っていきません。

マーキングしたテントは下の写真のような感じです。この反対側の入口にも書いてあります。遠目にはあまり目立たず、近くに来ると、あ、変な字が書いてある、とわかるような大きさです。レンタル品みたいですね。マジックで書いたときは、やっちゃった~と思いましたが、屋外では意外と目立たないですね。リセールとか考えなければこれは強力な対策と思います。むしろリセールする時は開き直って盗難対策済み!とでもして売ることも可能かも笑。