初めての北海道キャンプツーリング

バイク初心者、ツーリング、キャンプともに未経験の50代が、北海道ツーリングに挑戦

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ペグ、ハンマー、ペグケースなど

ペグって要るの?

キャンプ初心者の私にはペグの必要性・重要性というのがあまりわかっていませんでした。持っていくテントは自立するドーム型ですから、ペグなんか打たなくても、中に荷物や自分が入っていれば動かないでしょとか(前室・後室を広げるために3本は必要)、ガイロープとかもよくYouTubeでは省略しているし。

まあ風が強いとヤバイみたいなので持っては行きますが、実際使うかは疑問でした。なのでペグについてはかなり気の抜けた取り組みでおりました。

純正アルミペグ

中古で購入したコールマン「ツーリングテントST」には、純正のアルミペグが11本ついていました。フルに設営すると、メインポール固定で4本、前室固定で2本、後室固定で1本、ガイロープ固定で4本なので、本数としては合っていました。が、2本ほどやや曲がっていたので、追加で購入しました。

キャプテンスタッグ「アルミ丸棒ぺグ 18cm4本組 M-8737 (Amazon)

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このペグは、18cmとペグの中では短いもので、アルミなのですぐ曲がるそうで、使い物にならないという声が多数あるのですが、4本で555円、1本約140円と安いので、消耗品と割り切って、どれぐらいダメなのかみてみたかったのもあり、「メイン」として持っていくことにしました。なんせ一本15gですから11本でも165gですよ。

実際には後述するチタンペグを導入したので、持っていくのは8本120gでいいやとしました。

スチールペグ

キャンプ初心者なので、あまり高額な用具は避けたく、最初はアルミペグでもいいんじゃない?と思ったのですが、設営練習をしているときにも1本曲げてしまいました。結構やわらかい芝生の地面だったにもかかわらずです。石にあたったのか、木の近くだったので根があったのかもしれません。

やっぱりアルミはダメかなと思い、安くて丈夫なスチールペグを検討しました。

世の中的にはこちらが推されておりました。

スノーピーク「ペグ ソリッドステーク 20cm (Amazon)

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鉄でも鍛造という硬い鉄でできていて、20cmで一本400円弱の85g。

キャンプ初心者の私でも聞いたことのある、スノーピーク。日本の高級路線を行くメーカーらしいです。ううむ、高級品は身の丈にあっていないなぁと思っていました。

これだけの値段ならチタンペグ並だなぁと思っていたところ、某YouTuberさんが、ホームセンターのスチールペグで充分だよ、とのお声もあり、近くのホームセンターで、タープ用25cmのスチールペグを買ってみました。

WAKI「J型アンカー 鉄 25cm (Amazon)

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ホームセンターで一本200円未満で買えると思います。値段的にはアルミペグのちょい上ぐらいで安くてよいですね。現場でも使える屈強さも頼もしいです。

が、うむ、重い!です。一本75g、20cmなら60-65g。20cm 11本で700gもすることになります。

確かにこれなら安くて頑丈でよいだろうと思いますが、そのYouTuberさん、基本的に車なんですよね。車のキャンパーさんは、アイテム数、体積、重量に余裕があるので、そういったモノ選びもできますよね。車の利点を生かしていて、それはそれでよいのですが、バイクツーリングだと、徒歩や自転車ツーリングとまではいかなくても、重量は抑えたいです。

チタンペグ

仕方なくチタンペグ調べると、ほどほどの値段であるにはありました。

Soomloom「ペグ チタン製 固定ロープ付き 20㎝ 8本セット (Amazon)

www.amazon.co.jp

Amazonで3500円でしたので、一本440円ぐらいです。重量は一本40g。8本320g。反射ロープもついているので、つまづくリスクや、残置するリスクも少なくて良いですね。

アルミとチタンの併用で行く

一般的に「アルミペグは使えない!」の大合唱なのですが、中には「軽くて安くて、ソロ用テントで地面がやわらかいならアルミでもいいんじゃない?」というお優しい方もいらしたので、私は基本アルミ、貫通できない地面にあたったらチタンで行くことにしました。チタンは8本しかありませんが、最大11本必要なときに3本ぐらいはアルミで行けるところがあるのでは?アルミペグが折れまくっても最後の手段はタープ用スチールの25cmを打ってしまおうと考え、これでよしとしました。やっぱりペグで一本ざっくり500円は入門者にはツライです。

ペグハンマー

ペグを打ち込むハンマーの購入は最初から検討しませんでした。工具としてプラスチックハンマーを以前から持っていて、わざわざキャンプ専用のハンマーを買うのはためらわれたのです。ここは入門者ゆえお許しください。

だいぶ古い製品なので同じものはネット上で探せなかったのですが、これが近いかと思います。

オーエッチ工業「スーパープラハンマー PL-10VLT (Amazon)

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重量480g、全長30cm、お値段2000円ぐらい。普通の工具です。ペグ抜きは別途購入予定です。

「ペグハンマー」でAmazonベストセラー製品とかみたら、重量600g、全長は30cm、お値段3000円ぐらいなので、普通のプラスチックハンマーのほうがよいと思いました。自宅のちょっとした作業でも使えますしね。表面がプラなので、叩く相手を傷つけないのですよ。

ペグ抜き

ペグハンマーを一般工具にしたので、ペグ抜きを別途購入することにしました。これも本格的なものではなく、簡易的なもので充分と考えてこちらにしました。

キャプテンスタッグ「ペグ抜取器 M-8272 (Amazon)

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お値段は送料込で325円。重量70gです。

なお、ペグ抜きは、引っ張るのではなくて、ぐりぐり回して緩めてから抜くようです。

ペグケースというか工具バッグ

ペグケース、というか、ペグ、ハンマー、ペグ抜き、ガイロープ、軍手、補修パーツなどペグにまつわる全てのアイテムを一手にまとめて入れるバッグが欲しいと思いました。一般工具を使う作業は昔から好きで、いろいろ持っているのですが、今回の用途には、

  • 上が広くガバっと開くもの
    もういろいろ入れるので上から見渡せるのがよいです。
    よく工具ケースで一本一本ポケットに入れるようなものがありますが、
    いちいち入れていられないので、バーンと放り込めて、ガバッと開いてガッと取るようなスタイルが好きです。
  • ソフトケースで潰れてくれるもの
    ハードケースだと形状が決まってしまうので、かさばってしまいます。
    今回は重量がかかって変形してしまうようなアイテムはないので大丈夫です。
  • ペグの先端が当たっても破けにくいもの
    ペグを入れますので、先端が刺さっても破けないものである必要があります。

という要件で探しました。いわゆる工具バッグというのが良さそうです。

購入したのはこちら。

INGCO「工具バッグ 防水 ツールバッグ 黄・黒 HTBG28131 (Amazon)

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耐荷重12kg、長さ33cm、幅18cm、高さ22cmで、重量は1kg程度。防水性までおまけについてきて良いですね。露で濡れた芝の上とかに置く可能性大ですので。ファスナーがダブルでないのが残念ですが、それほど大きくないので問題ないでしょう。何といってもお値段が1000円程度なので安くてよいです。

工具バッグに入れるもの

工具バッグにはペグ関係などテント設営・撤収に必要なグッズを全部入れます。一部まだご説明していないものもありますが後でお話いたします。

草深いところで作業をしていると、アイテムを失くしたりしますので、必ずこのバッグとだけアイテムの出し入れをするようにしました。

  • ペグ一式
  • ペグハンマーとペグ抜き

  • ガイロープ一式(予備含む)

     



  • 軍手
  • マイクロファイバータオル

  • 巻き尺(5mクラス)

  • 養生テープ

  • ビニールテープ

  • ポール補修材

  • 自在金具予備

  • 小川張りテープ

実際にどうだったか

最初はペグなんて打つ?とかアホなことを考えていましたが、打ちます!

屋外ですから、テントを設営している間ずっと無風ということは逆に考えにくいです。もちろん弱い風のままということはあるでしょう。

私も最初はなめてて、前室後室の3本は必須として、インナーテントの4隅は位置決め的な感覚で一応打って、ガイロープは要らんじゃろと思ってそのまま寝ました。ところが海沿いのキャンプ場だったもので、深夜になってから風が強くなってきて、テントがワサワサ揺れてきました。4隅はやっておいて良かったなぁと思いましたが、どんどん揺れてくるので、こりゃあいかんと、せっかく寝の体勢だったのにシュラフから出て、服を着て、ヘッドライトに工具バッグを持って、夜中にカンカンやる羽目になってしまいました。

この反省もあって、次もガイロープは張るようになりました。事前にフライシートにつけておいたカラビナにチャッとロープをかけ、ペグをカンカンすれば終わりなので、作業時間もかからず簡単です。出入口近辺のガイロープだけがちょっと邪魔なので方向を工夫しました。

メインのアルミペグは概ね普通に使えました。整備された芝のキャンプ場ばかりだったのでアルミペグでも問題なかったということだと思います。コンディションの厳しいキャンプ場だったらこうは行かなかったでしょう。

それでも地面の中の小石?に阻まれてアルミペグを2本ぐらい曲げてしまいました。もっとキャンプ泊が多かったらその倍ぐらいは曲げていたでしょう。やはり多くの方々がおっしゃっているように、バイクキャンプツーリングではチタン一択かもしれません。

実際にチタンを打ちましたが、掘削能力が高く、サクサク地面に入り、作業効率も良かったです。値段だけのことはありますね。次回はアルミペグをさらに4本ぐらい曲げる想定でチタンの予備を持って臨もうと思います。これを繰り返しているうちに全部チタンになるのでしょうね。