自宅でバイク用に使っているグローブは、実はバイク用ではなくて、モノタロウで買った作業用の豚革手袋でした。
以前は、ちゃんとしたバイク用グローブで、デイトナさんのゴートスキンの3シーズン用を使っていたのですが、穴があいてしまい、消耗品だから、ま、いいか、ということで、作業用手袋にしたという経緯でした。
また冬用に、RSタイチさんのGORE-TEXグローブも買ったのですが、そもそも寒いときはバイクに乗らない軟弱者ですので、あまり使うことがなく、そのまま保管していました。
RSタイチ「ゴアテックス ズームウインターグローブ(Amazon)」
一応ゴアテックスなので防水にはなっているようですが、ガッツリ降られると多分しみてくると思います。
グローブの気温と天候での使い分け
今回の北海道ツーリングに向けて、さすがに作業用手袋はまずいだろうということで、ちゃんとしたグローブを購入することにしました。グローブにもいろいろなタイプがあるので、どれを購入したらよいのかわからなかったのですが、自分なりに整理しまして、
気温/天候 | 晴・曇り | 雨 |
暑い | メッシュグローブ(非防水) | レイングローブ |
普通 | 春秋グローブ(非防水) | レイングローブ |
寒い | 既存のRSタイチのゴアテックスグローブ | 既存のRSタイチのゴアテックスグローブ |
というフォーメーションで行こうと考えました。
世の中に製品が多数ありすぎて候補出しが大変で、以前デイトナさんの製品を使っていたこともあって、全てデイトナさんで揃えようと考えました。
メッシュグローブ
主に本州で大洗往復で使用する想定です。
デイトナ「ゴートスキンパンチングメッシュグローブ(Amazon)」
本当はブラックにしたかったのですが、サイズがなくてこれになりました。スマホ非対応ですが、現在はスマホ対応の製品が出ています。
デイトナ「バイク用 グローブ Lサイズ ゴートスキン パンチングメッシュ ハードプロテクター タッチパネル対応 春夏秋 本革 HBG-030 ブラック (Amazon)」
レイングローブ
デイトナ「RIDEMITT #003+ ネオプレン防水グローブ バンド付き(Amazon)」
ネオプレンというウェットスーツなどで使われる素材で作られています。手首のバンドのない製品もあるのですが、手首に雨がかかって欲しくないのでバンド付きにしています。
春秋グローブ
デイトナ「カウレザープロテクターグローブ(Amazon)」
一応スマホ対応です。本当はゴートスキンが欲しかったのですが、サイズがありませんでした。サイズについては自分はMとLの間ぐらいで、選べるならMの方がよい感触なのですが、Lしかなく、ま、Lでも大丈夫ですが。
スマホ対応テープ
グローブを外さなくてもスマホの画面をタップできると便利ですよね。
とはいえ、走行中は、スマホの細かい操作はできませんし、危険ですので行いませんが、安全な状況で1タップできるだけでもかなり便利だと思います。
購入した春秋グローブや冬用のゴアテックスグローブは一応スマホ対応なのですが、イマイチ反応が悪く、メッシュグローブはスマホ非対応なので、これら3つのグローブに対してスマホ対応を施しました。
レイングローブを対象外としたのは、レイングローブをしている状況、つまり雨が降っているときはスマホの画面がロクな反応とならないからです。むしろ雨で誤検知してスマホがあらぬ動きになるほうが心配です。
バイク用品でもスマホ対応にするテープが販売されていますが、量が少なくてコスパが悪いので、汎用のシールド導電布の、協和ハーモネット「シールド布テープ KNZ-ST13 1m(Amazon)」を購入しました。
この製品は、本来は電気のケーブルのノイズ対策のテープだそうですが、13mm幅の製品がちょうどバイクのグローブに貼るのに適しています。バイクのグローブに貼る使い方をされている方もいらっしゃるようで、1mで600円程度ですから、こちらを購入しました。ハサミも持っていく必要があります!
実際にどうだったか
購入
まず、購入についてですが、種類の多さもさることながらサイズや色もあるので、自分のサイズにあった特定の製品が在庫にないことが多いように思います。在庫があるうちに早めに購入しておくことが重要です。なので必ずしも欲しい色や製品でなく、多少妥協したものもありました。
メッシュグローブ
北海道は晴れると思いの外暑かったので、気温が高くて雨が降らない日は北海道でも使用しました。が、春秋グローブでも問題ないと思いました。大洗の往復でも春秋グローブでいけなくはないので、4つあるグローブからあえて1つ外すならこのメッシュグローブでしょう。とはいえ、あったらあったで快適なので買ってしまったこともあり、次回も持っていくでしょう。
レイングローブ
使いました。雨の日は走らないと決めていても、走行中に降ってきてしまうとか、どうしても雨の中を移動しなければならないときもあったからです。行く前はレイングローブは使わないだろうなと思ったのが大外れでした。いつ雨が降ってもよいようにデイバッグには常にこのレイングローブを入れていました。
ピタッと手に吸い付くのと、グローブの表面にもディンプル加工がありますので、革のグローブ以上にレバーをしっかりグリップして摩擦の感覚が異なるので使い始めは違和感がありましたが、指先の感覚とかがしっかりしているので良かったです。
ウェットスーツ素材のレイングローブは、防水というよりも、どちらかというと雨を吸って、手とグローブの間に温水の膜を作って、手が冷えないようにするというメカニズムなのではないかと思っています。サーフィンとかで使うウェットスーツはその原理なので防水ではないです(ほぼ防水なのはドライスーツ)。したがって防水を期待する方にはオススメできないです。自分的には、ウェットスーツ素材は好きですし、手が冷えなければよいので、これでOKです。次回も持っていきます。
春秋グローブ
これが北海道でのメインのグローブで、想定通り最も活躍しました。
初日の大洗に向かう途中、左手がしびれる感覚が出たので、パッドが少ないかなと思ったのですが、高速道路に乗り慣れていないこともあってハンドルを強く握りすぎていただけで、慣れてきたら適切な力で握れるようになり、しびれなくなりました。
冬用グローブ
使いました!
ツーリング前は、このグローブは使わないと思っていたのですが、小雨交じりの寒い日はこれに救われました。このスキーグローブ並の防寒の安心感といったら。ゴアテックスなのでそれなりの防水性もあるので安心です。購入してだいぶ経つアイテムですが、ようやく活躍の日を迎えることができました。寒くなりそうな時はこのグローブもデイバッグに入れます。次回も必須ですね。
スマホ対応テープ
ハサミで適当な長さに切り、実際にグローブをはめてスマホを触って貼る位置を特定して、貼っていきます。長さは5cmぐらいあったほうが反応がよいと思います。
私の場合、人差し指と親指に貼りました。中指にも貼ったのですがあまり使う機会はありませんでした。当然に人差し指がメインになりますが親指にもあったほうがよいです。
貼り方は、最初は丁寧に角を丸く切ったりしていたのですが、意外と耐久性はなく、数日すると表面が汚れるのか反応が悪くなり、時々張り替えたので、面倒になって面取りはやめました。
一度貼ればこのツーリング中は持ってくれると期待して、スペアを持っていく必要はないと思っていましたが、スペアを持っていってよかったです(ハサミも必須)。1mも買ったので余裕がありました。次回も買っていこうと思います。
なお、雨が降ると、スマホは予想通り、水滴をタップと誤検知することがあり、走行中にあらぬ画面になってしまうことが時々ありました。それでも、音声案内は正しく継続してくれたのでなんとかなりました。適当なところでバイクを停め、グローブを外して画面を戻しましたが。