初めての北海道キャンプツーリング

バイク初心者、ツーリング、キャンプともに未経験の50代が、北海道ツーリングに挑戦

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ツールバッグを導入

今年の新アイテムとして、「ツールバッグ」を導入しましたので、その経緯をまとめてみました。

汎用工具はさっと取り出せないと

エストレヤの車載工具は、シート下の狭い空間に無理やり突っ込んであるというのが標準の状態です。これは取り出すのが結構大変で、シートを外すだけでなく、シート下のETCとドラレコを横に除け、ゴムシートをめくって、ヒューズボックスをバッテリー上部の固定具から外さないと、アクセスできない空間に入っています。

下の写真でいうと、ヒューズボックスの右側の下に埋め込まれている黒いビニールケースです。

車載工具はヒューズボックスの下

前回の北海道ツーリングでは、車載工具さえ持っていれば、そのままの収納場所でいいやと軽く考えていましたが、これは大間違い。

そもそも、リアシートを外すには、シートバッグを降ろさないといけないですし、さらに、私の場合、サイドバッグが馬の鞍のようにシートの上にまたがって左右に振り分けられていて(下の写真参照)、ストラップ4本でサイドバッグステーにくくりつけてありますので、シートを外すには、積載を全て外し、サイドバッグも完全に外さないといけません。

サイドバッグが鞍のようについている

これでは、ちょっとした整備をするために、さっと車載工具を取り出すことは難しく、ましてや積載した状態のツーリング中なんて、車載工具の取り出しは現実的ではありません。

実際に、移動中に、ミラーステーが緩んでしまった時の締め付けは、立ち寄ったガソリンスタンドでやっていただきましたので、工具を持っていないに等しかったのです。

長期ツーリングにおいては、スパナなどの汎用的な工具は、使用頻度が低いものの、いざという時はすぐに取り出せるところにないといけないと認識を改めました。

工具の収納場所は?

そう考えると、工具の収納場所は、シート下はありえなく、レバーなどのバイク補修部品を入れてあるサイドバッグの底でもありません。

とはいえ、ある程度重量のあるものですから、普段持ち歩くようなバッグにも入れたくありません。

そこで、バイク本体にツールバッグやツールケースを装着するのが解決策と考えました。

よく、オフロードバイクのテール上部にツールケースがあったり、ハーレーのようなアメリカンタイプのバイクのフロントや、リアのサイドに、細長いツールバッグがついていたりしますね。あれです。

エストレヤの場合は、どこに取り付けできそうか、見回して見たのですが、前ならフロントフォークの間、ガジェットバーの下、後ろなら、リアキャリアの下の空間が空いています。

ただ、フロントフォークの間だと、ドラレコのフロントカメラの視野を遮るのでナシ。

ガジェットバーの下もタンクバッグなどと干渉しそうなのでナシ。ガジェットバー周辺は一等地なので使用頻度の低いものは、あまり配置したくないです。

ということで、ツールバッグの取付位置はリアキャリアの下の空間に決定です。ここならドラレコのリアカメラの視野にも入らないのでOKでしょう。

リアキャリアの下の空間

この空間を適当に計測すると、

  • 幅は最大28cm、20cm以下ならリアキャリアの内側に入る
  • 高さは8cmならリアキャリアの下向きに出ているフックと干渉しない。食い込んでよいなら10cmぐらいまではOK
  • 奥行きは10cm程度までならOKだが、リアキャリアのフレームが平行四辺形になっているので長すぎるとやや斜めになるかも

といった大きさを上限とするツールバッグを探すことになります。

ツールバッグには何を入れる?

一方、ツールバッグに求められるミニマムサイズを考えます。

それでは、ツールバッグにはどんなものを入れるのでしょう?

場所的に、さっと使いたいものを入れるので、スパナなど一般工具と応急系は全て入れたいです。一方でリアサス調整レンチなどの特殊工具や、本格対応系は積載を解いた状態のところにあってもよいでしょう。

また、応急パンク修理剤は、前回サイドバッグの底のほうに入れたままにしていたので、パンクしたら、リアの積載を全て解く必要があるので、これも収納場所がよろしくありません。

そして、応急処置に使う養生テープやビニールテープは、前回キャンプ用途と考えて、元の大きなロールのままキャンプ用バッグに入れていましたが、(幸いなことに)使う機会はなく、正直邪魔でした。

元のサイズのロールではなく、小さく巻き直したものを作って、ツールバッグに入れておきたいですね。これは私の心の師匠であるMotoCampさんがYouTubeで公開されていたアイデアです。

www.youtube.com

さて、その他工具も含めて整理すると、

ツールバッグに入れたいもの
  • パンク応急修理剤
  • 一般系の車載工具(ドライバーセット、オープンスパナ3本、プライヤー)
  • 追加工具(オープンスパナ2本)
  • 結束バンド数本(レバー破損応急処置)
  • 養生テープ(小さく巻き直したもの。1mもあればよいと考える)
  • ビニールテープ’(小さく巻き直したもの。1mもあればよいと考える)
サイドバッグ底でもよいもの
  • 純正チューブ
  • 純正レバー
  • レバー交換用工具(六角レンチセット、10mmボックスレンチ、10mmメガネレンチ)(入るようならツールバッグに入れたい)
  • 特殊系の車載工具(リアサス調整レンチ、リアホイール用メガネレンチ、延長グリップ)

という配置でしょうか。

ツールバッグに入れたいものの中で最大の幅(高さ)はパンク応急修理剤の約21cm。直径は8cm弱。

空間の制限もあるので、他の工具も入れて、ツールバッグの大きさは、

  • 直径10cm
  • 幅22cm~28cm

となります。

ツールバッグの選定

サイズについては整理できましたので、その他の選定要件を考えてみましょう。

ざっと、

  • 素材:収納効率を考えて、薄くてしなやかなナイロン布地。
  • 防水機能:濡れて困るものはないので、あれば程度。
  • 開閉形式:ファスナーでワイヤーロックが通せるとよい。

といったあたりで、Amazonをひたすら探しました。

そして行き着いたのがこちら。

OSTRICH(オーストリッチ)「 POTARIフロントバッグ ライトX Xブラック(Amazon)

引用元:www.amazon.co.jp

本来は自転車用のようですが、大きさ的にはぴったりで、リアキャリアにそのまま取り付けができそうです。防水ではありませんが、リアの積載荷物の下に位置するので、移動中に雨が降られても直撃することはないので、まあよいでしょう。

ツールバッグの取り付け

さっそく届いたバッグにパンク修理剤と工具などを入れます。

ツールバッグに工具を入れた

ばっちり入りますね。

リアキャリアにベルクロで取り付けるとこんな感じです。

ツールバッグを装着

いい具合に収まっています。

ツールバッグの盗難対策

この状態だと、ファスナーをすっと開けられて中身が取られてしまいますし、バッグの取り付けもベルクロですからバッグごと盗まれるかもしれないので、ちょっと不安ですね。

そこで、ワイヤーロックをひとつ追加しまして、ファスナーのハンドル、バッグ本体、リアキャリアの3つにワイヤーをかけてロックしました。

ツールバッグにワイヤーロック

見るからに、盗難するのがちょっと面倒くさそうなので、これで良しとします。ハサミとか工具を持ってくるような本格的な泥棒さんには対抗しないので、これで十分と考えています。