キャンプツーリングで、調理はしないと決めたものの、走り出す前の、朝のコーヒー・紅茶はキャンプ場で飲みたいです。朝起きて、まずは茶をしばいてから、撤収、出発の準備をして、走り出したいです。最初のコンビニまでコーヒー・紅茶なしだと、私自身のセルが回りません。
コーヒー
まず、コーヒーですが、個人的な好みで、私は「ドトールコーヒー」が大好きです。なんというか、あまり苦くなく、スッキリとした味わいと、甘い香りなのが好きです。お店で飲む一杯の量(Sサイズ)も自分にはちょうどよい飲みきりサイズなので最初から最後まで温かいまま美味しくいただけます。お値段も安くてコスパ最強です。食事系も美味しいです。よくあるオシャレな米系のコーヒーは、憧れですが、どうも苦すぎて、それでいてコクが足りなくて、量も多いのでツラいものがあります。これは完全に個人の好みの話なので、良いとか悪いとかではないです。
ということで完全に同じ味ではないと思いますが、ドトールのドリップバッグを持っていきます。キャンプなので、自宅でやっているような、グラインダーで挽いて、ペーパーフィルターで濾すということはしません。荷物を少なくしたいのと、時短でやりたいので。ドトールにはあちこちの店舗に普段から出入りしていますので、店頭でドリップバッグを購入しました。Amazonなどのネットショップでもあるかなと思って探したのですが、驚いたことに「無い」ですね。ネットショップではドトールブランドのドリップバッグはあるにはありますが、実店舗で扱っている「マイルドブレンド」とは異なる銘柄しかありません。「マイルドブレンド」は公式オンラインストアなら売っていますが、数量が40パックと多すぎです。店頭で5パック単位で買うしかないようです。
ドトール「マイルドブレンド コーヒー (ドトール公式)」
ちなみに自宅でもドトールのマイルドブレンドの豆を買ってきて、挽いて飲んでいます。豆についてもネットで売っていないか調べたのですが、お店で購入できるサイズの200gパッケージはなくて、ドトール公式で500gパッケージがあるだけのようです。お店の売上に影響しないよう公式ネットショップは配慮しているのでしょうかね。
またグラインダーは、コーヒー専用ではなくて、ミキサーを使っています。そのミキサーというのが、泣く子も黙る「バイタミックス V1200i (Amazon)」なんです。多分このブログで掲載される最高級品ではないかと思いますが(笑)、買いました(妻が)。このダースベイダーのようなルックスが、とても強力そうなイメージを盛り上げます。
さすがにお値段は上記スターターセットで10万円オーバーですので、当然に、かなり躊躇しました。これの前はコスパに優れるツインバードさんの製品を2台並行で修理しながら使っていたのですが、結局乗り換えました。やはりバイタミックスは回転数が格段に高いので、私のような素人にもわかるほど滑らかさに違いがあり、回転させる時間も短くてすみます。スムージーづくりで毎日使いますし、その他ポタージュなどの料理でも大活躍なので、充分投資に見合っていると今は思っています。
コーヒー豆も挽けまして、公式レシピや一般の方のブログでもやり方が掲載されていますが、ずぼらな私の場合は、もっと簡単に。
- 小さいブレンディングボウルに豆を上の線(180-200ml)ぐらいまで入れる。
- 回転数レベルは8にセットして15秒回す。
というこれだけです。少しだけコツを追加すると
- フタを手で締めても、バイタミックスの要求する締まり具合には及ばないので、軽く締めたら、バイタミックス本体に乗せ、噛ませた状態でボウルを回すと締め込みが楽。締まり具合が緩いときは表示が「ーーー」になっているが、適正な締め込み位置まで来ると「000」と表示される。自動で「000」になってくれるときもあるが、充分締まっているのに反応してくれないときもあるので、時々、回転スイッチをチョイチョイ押すと「000」になってくれやすい。
- 豆の量が少ないときでもほぼ同じ秒数実行する。半分だからといって半分の秒数だと粒度が粗々になってしまう。
- 必要な秒数を回して回転スイッチをOFFにしたら、ボウルはすぐに外さない。ボウルがかなり固く締まっているので、バイタミックス本体に噛ませた状態で、表示が「ーーー」になるまでボウルを緩める。プスーと緩んだ音がしたらボウルをバイタミックス本体から分離する。この状態なら両手で簡単にフタが開く。
- 出来上がった粉を取り除いて、使い終わった後は、一度水を同じぐらい入れて同じ回転数と秒数を実施する。これで目に見える汚れは取れるが、豆の油分は取れないのと、手で洗うには形状が複雑で、特に回転刃が危ないので、食洗機に入れて洗う。
さすがにコーヒー豆は毎日挽かないですが、挽きたては香りが強いので、使う分量は調整しますね。
っと、かなり脱線したので元に戻ります。
紅茶
一方で紅茶。興味のない方が多いと思いますので、紅茶はどうでもよいよという方は先に飛んでください。
紅茶って人気ないですよね。実際外食で飲む紅茶で美味しいものに出会ったことがないです。まあ正確にはなくはないですが、数えられるほど。高級ホテルでもダメなことが多いです。別に値段が高ければ良いってものでもなくて、スーパーで売っているレベルの茶葉で充分で、外食でもちゃんと淹れればよいのですが、飲み慣れた人が少なくてノウハウがないのか美味しい紅茶が淹れられない。これでは紅茶の人気がないはずです。私の実家が紅茶好きの家系だったので、私も家ではコーヒーよりも先に紅茶に親しんで飲んでいました。そういう事情もあって、基本毎日家では紅茶です(外食だとコーヒー一択)。飲み方はミルクティーですね。いろいろなブランドの紅茶を飲みましたが、入手しやすさ、価格、使いやすさということで、ここ10年ぐらいはこの紅茶一本です。
トワイニング「リーフパック ダージリンエクストラ 65g (Amazon)」
毎朝だいたい、ミルク込みで、300mlのマグで2杯ちょい飲むので、薄めに淹れます。500mlのポットに茶葉は7g程度を入れています。お湯はあまり沸騰すぎたものよりも、沸き立ち始めた頃の温度が好きです。
抽出時間は3分から4分で気分ですが、あまり4分に近づけないほうがよいと思います。濃くしたいときは、時間ではなく、茶葉の量で調整します。
ミルクは先入れ派で、牛乳は気分で適量、多分30mlぐらい、をカップに入れ、上から紅茶を注ぎます。
紅茶愛を語ってしまったので、ついでにポットもご紹介させていただきます。喫茶店でもたまにみかけるボダムの製品ですが、こちらです。
BODUM ボダム 「ASSAM アッサム ティープレス ステンレスフィルター ガラスハンドル 500ml 【正規品】 1807-16 (Amazon)」
このアッサムシリーズでもバリエーションが多岐にわたり、
- ハンドル:ガラス/プラスチック
- ストレーナー:ステンレス/プラスチック
- ストレーナーとポットの接合部:ステンレススプリング/シリコンラバー
- フタ:ステンレス/プラスチック(クリアとブラック)
の順列組み合わせぐらいありまして、私は、樹脂部品をあまり使いたくなくて、
- ハンドル:ガラス
- ストレーナー:ステンレス
- ストレーナーとポットの接合部:ステンレススプリング
- フタ:ステンレス
で使っています。
残念ながら今は、ストレーナーとポットの接合部がステンレススプリングになっているものが消滅したようで、入手できないのでストレーナーだけはずっと昔のものを使っています。
フタも写真ではわかりにくいのですが、購入すると今はプラスチックのものが多いようで、昔購入したステンレスのフタのストレーナー部品と組み合わせてずっと使っています。
ポットのガラスハンドルの形状も、昔は細い丸棒ガラスだったのですが、現在は横幅が太くなった平型ガラスになりました。これはこれで頑丈になったのでよいと思います。
本当にこれはスタイリッシュで実用的なので、こちらをもうかれこれ20年ぐらい使っていると思います。
当然、ガラスポット部分は何度も割ってしまっていますが、その度に買い直しています。ロングセラーモデルの良いところはいつまでも、(ほぼ)同じものが手に入ることですね。いくら良いものでも同じものがないと、壊れたときに、またイチから製品選定をしなければならないので大変です。技術革新を伴うIT機材や電化製品だと、毎回イチからの製品選定となりますが、定番な日用品だと、そうそう変わるものではないので、いつも同じもの、同じ使い勝手というのがストレスが少なくて良いのです。
最近では補修パーツも販売されるようになったようなので、次に割ったら外側のガラスポット部分だけを購入しようと思います。補修パーツが販売されるのも、業務系ブランドのスタンダード製品の良いところですね。
BODUM ボダム 「交換用 ・ 単品パーツ : スペアビーカー ティープレス 用 500ml 【正規品】 01-1823-10-302 (Amazon)」
とまあこれがいつもの自分にとっての紅茶なのですが、キャンプでこれを実現するのは難しいです。まず牛乳をどうするかです。ちょっとしか使わないので少量で売っているかどうか。残りはそのまま飲むつもりですが。コンビニで飲みきりサイズの牛乳があればそれでよしとします。
またポットで淹れるとかやっていられないので、ティーバッグを検討しました。たまたま同じような茶葉のティーバッグがあるっぽいので、こちらを購入して適量持っていきます。同じブランドでも名称が若干異なるので中身は異なるものだと思いますが、味的に似ていることを期待します。
トワイニング 「ダージリン 50P (Amazon)」
水はどうする?
さて、コーヒーと紅茶は決まったものの、水の運用をどうするのか?
キャンプ系YouTubeとかでは、ウォーターバッグを持っていきましょう!というコメントを見かけ、実際に持っていくことにしたものの、宿泊もキャンプオンリーではないので、一般的には、500mlのペットボトルを現地で買い足して運用することになろうかと思います。
2Lのペットボトルだと、バイクツーリングの身には、ちょっと大きすぎて重すぎるので、コストとペットボトルの環境負荷に目をつぶって、500mlずつ調達することにします。
キャンプに入る時は500mlが2本あれば大丈夫かと思います(その他に飲みたいものがあれば追加で)。
こうなるとウォーターバッグを使う機会があるのかよくわかりませんが、実際に行ってみて判断したいと思います。
(上がウォーターバッグ)
実際にどうだったか
コーヒー
ドリップバッグは手軽に淹れられるのでよいですね。好きなドトールのフレーバーでしたので気持ちがリラックスできました。ドリップバッグは、フェリーやホテルでもサービスに含まれていることもありましたし、コンビニで手軽に入手できるので最初の数杯分だけ持っていけばあとは現地調達でもよいと思います。そういった意味では5杯分だけ持っていったのはちょうど良かったです。
紅茶
想定通りですが、小さい牛乳の入手に難儀しました。小さい飲みきりサイズの牛乳はコンビニでもないことがあり、500mlを買うわけには行かず、紅茶を諦めた日もありました。また購入したティーバッグは、同じトワイニングのダージリンでも風味がだいぶ異なり、好みの問題ですが、普段飲んでいるほうがよかったです。それでもやはり屋外で飲む紅茶は最高でした。牛乳の問題はあっても、次回も紅茶は持っていきます。あらかじめお茶パックに必要量を入れたバッグを自作して持っていこうと思います。今回は一杯ずつカップで作りましたが、次回はケトルに直接茶葉バッグを投入して(規定時間で取り出す)もよいかなと思いました。
YFFSFDC「お茶バッグ 巾着付き使い捨て空の袋フィルター濾紙 ティーバッグ 強力な浸透 天然 ルースリーフお茶&コーヒー用(200枚入り) 6cm*8cm (Amazon)」
水
当初の想定通り、基本は500mlボトルの逐次投入作戦となりました。
最初は2Lのボトルを買って、ウォーターバッグに移して運搬したりしたのですが、バイクの荷物は締め付けて運搬することになるので、ウォーターバッグに入れると水がもれないか心配になります。荷物的にもグネグネしてしまい、しっかりした結束ができません。バイクツーリングでは液体は硬いボトルに入れたもので運搬するほうが良いようです。となると数十円ケチって2Lのボトルをチャプンチャプン言わせて運ぶより、割り切って500mlのボトルを必要本数分を、その都度調達するほうが、バイクツーリングには適しているように思いました。毎日2回はコンビニに行きますし。
またウォーターバッグに入れてしまうと、そこから水を飲むときに飲みにくかったです。衛生上口をつけたくないので空中から口に落下させるような感じになってしまいます。もちろんコップを取り出して飲めばよいのでしょうけど、それも面倒で、やっぱりそうなると500mlのペットボトルに口をつけて飲み、早めに飲みきってしまったほうがよいと思いました。
キャンプ場の水も、そのまま飲めるのかどうかよくわからないこともあり、水場の水は飲料水として使いませんでした。管理人さんに手続きのときに聞けばよいのですが、手続きや注意事項に集中してしまって、毎回聞き忘れてしまいました。
また、北海道には名水が多くあるので、その水を汲んで使うということも考えられたのですが、強い目的意識を持って名水の場所に行かないと水を汲む機会はなく、そのまま今回の旅は終わりました。
ということで結局ウォーターバッグは、最初に試しで入れた2L以外は、全く使いませんでした。次回も水は500mlペットボトルの逐次調達作戦で行こうと思います。