未熟者ゆえの過ち
このページでは、バイク・キャンプとも初心者の自分が、いろいろ調べて実際に買ったアイテムで「失敗だった物」をまとめてみたいと思います。
ただ、この「失敗」というものには、いくつか種類があると思っていまして、例えばこんなケースがあると考えています。
・自分のスタイルには合わなかった
・製品の機能が自分の用途に適していなかった
・購入先に問題があった
ただ、あらかじめ申し上げておきたいのですが、私自身がド初心者であって、バイクやツーリング、キャンプなどに精通している訳でもないので、そんな経験値の低い私が、
・そもそも自分の用途に合っていない製品を選んでしまった
・まだ初心者ライトユーザーには向いていない製品を選んでしまった
という、私自身に問題があったことが大半なので、
・経験値の高いベテランユーザーさんにとっては必要なもの
・必ずしも機能に問題があるというわけではないもの
もありますので、その点は斟酌いただければと思います。
バイク装備
自立しないヘルメットバッグ
「自立しない」というのは、クタッとした素材で、巾着袋のような袋のようなものを指しています。私はヘルメットのバイザーは毎日クリーニングしたい質なので、メンテのため夜は自室に持ち帰ります。
このヘルメットというものは、ころころとした形状なので、慣れない私には持ち歩きにくいです。ジェットヘルメットのストラップを閉じて買い物カゴのように腕を通す方法もあるでしょうけど、あまり好ましくないと考えています。
そこでバッグが必要になるのですが、最初になんでもいいだろうと思って、巾着袋のようなテレっとしたフリース素材のような安い袋にしたのですが、これが超絶使いにくかったです。
Kemimoto「ヘルメット袋 27L ブラック(Amazon)」
まず、出し入れがスムーズでないです。クタッとなった袋を広げ、入り口を特定し、紐を緩め、狭い入り口からヘルメットを入れます。ここまでも手数がかかります。
そして入れる時、ヘルメットがつるつるしてしまうので、なかなか入りづらい。下手するとヘルメットを転がして落としてしまいそうになります。
入れた後も手提げ部分となる紐が4本ほどあるのでこれを全部同時に掴むのが面倒。細くてくねくねしているので、グローブしている手だとうまくつかめなくてイライラします。
持ち歩いている間も紐が手や腕に食い込むので不快で、取り出す時も、口を大きく開かないと出しづらく、ヘルメットを転がさないように気をつける必要があります。
価格が安くて、使わないときはコンパクトになるのはよいのですが、本来の用途での不便さが私には致命的でした。やっぱり安かろう、悪かろうなのでしょうかね?
結局はしっかりした素材で自立するタイプで、ファスナーが大きく開くヘルメットバッグ(DFG「ヘルメットバッグ (Amazon)」)を買いました。やはりお値段はそれなりにするので、いきなり最初に買えたかというとNoですが、一度痛い目にあうとその価値がわかるというものでした。
レッグバッグ
レッグバッグは人気のある製品ですし、自分も買ってすぐの頃は気に入っていました。
タナックス「デジバッグプラス/ホルスター_MFK-206 (Amazon)」
しかし、一般的には収容力が低く、収容力を上げると歩行時に邪魔という、あちらを立てればこちらが立たずというもので、私の場合、収容力が欲しかったので、自分のスタイルには合わず、結局は以前から持っていたウェストバッグ(ザ ノースフェイス「Spina NM71800 (www.yodobashi.com)」)に換えました。
ザ ノースフェイス「Spina NM71800 (www.yodobashi.com)」
レッグバッグは、つけ外しの手数が多く、特にレインウェアの脱ぎ履きする時や、トイレで座って用を足すときなど、ちょっとイラッときました。ウェストバッグだと、外さずにできる場合もあり、つけ外しするにしても、大きなバックルをひとつパキっとつけ外しするだけなので楽です。
モノを出し入れするにも、レッグバッグだと顔からの距離が遠く、ガバっと開かないので、中がよく見えず、手間取ります。ウェストバッグなら身体の正面に持ってきて、ガバっと開けばよく見えますので、出し入れの点では最強と思いました。
セキュリティロック関係
ここでいう、「セキュリティロック」関係とは、具体的に、
- ディスクロック
- ブレーキレバーロック(鍵式)
- セキュリティワイヤー
- 南京錠(鍵式)
です。
上記以外の、ワイヤー式ダイヤル錠(ZHEGEのTSAダイヤル式ワイヤーロック(Amazon))は大活躍だったので、これは買って成功でした。
私のバイクは、マンションのオートロック扉の中に停め、通常はハンドルロックとバイクカバーをしているのですが、これまで泊りがけのツーリング経験がなかったため、心配であれこれ買ってしまったのですが、過剰装備でした。
実際にツーリングに行ってみると、普通にハンドルロックをしている方が大半で(高級車にはイモビあり)、防犯装置でガッチリ防衛している方はあまりいないように見えました。
ただ、バイクカバーをかけている方は結構いましたし、私もハーフカバーをしました。バイクカバーは防犯以外の用途も兼ねているので、これは良かったです。
私のバイクは、お手頃価格のエストレヤなので、泥棒さんもどうせ手間をかけるなら、高価なバイクを狙いたいでしょうから、バイク自体の防犯装備はそれほど気にしなくても良かったです。
工具
買って失敗した工具は、「単能型トルクレンチ」です。この失敗は単に私がトルクレンチについての知識が不足していて、誤ったものを買ってしまったという、ただそれだけのことです。
自分でバイクにリアキャリアやサイドバックサポートを装着したのですが、エストレヤの場合、サイドバックサポートを装着するには、一度リアショックのボルトを抜く必要がありました。
走行に関わる重要な部分なので、本来はバイク屋さんに有料でお願いすればよいのでしょうけど、パーツが中古も含め自分で入手したものだったので、バイク屋さんに取付だけをお願いすることに気が引けて、自分でやることにしました。
ハンドツールはわりといろいろ持っているほうですが、トルクレンチは初めてで、国内の一流メーカー製にしたまではよかったのですが、設定トルクを手でダイヤルを回して調整するタイプではなく、専用の計測器でサービスマンがトルクを設定する「単能型」という、超プロ用を買ってしまいました(メルカリで)。
気軽に設定トルク変えることもできないので、再びメルカリ行き。結局は安い無名メーカーのプリセット式のトルクレンチを買いなおしました。精度はあまり期待できませんが、自分の手の感覚も働かせることで、問題なく作業はできたと思います。
プリセット式と電子式で迷いましたが、そのときはオイルパンボルトの締め付けなどにも使うことを考えており、計測値が見えづらい場所でも使用できるよう、プリセット式にしました。初心者には難しいとされる、プリセット式の手の感覚は、低めの設定トルクで一度「カクン!」というショックを味わって掴みました。
タンクバッグのリュック化パーツ
購入したタンクバッグには、タンク側の面の四隅に小さなループテープが縫い込んであり、いろいろカスタマイズできるようになっていました。
当初タンクバッグは、休憩時も外して持ち歩くことを想定していたので、持ち歩き時に両手が空くように、リュック化することを考えました。
D型リングやストラップを購入し、カスタマイズ自体はうまくいったのですが、実際には、タンクバッグは休憩時でもバイクに装着したままで、宿泊先で荷物を降ろして運搬するときも、背中にはデイバッグがあり、身体の正面にはウェストバッグや、ヘルメットバッグのストラップが斜めがけになっていたりと、タンクバッグをリュック形態で使うことはありませんでした。
自分は工作好き、DIY好きなもので、ついつい要らんものを作ってしまいがちなのですが、これもその一例でしょう。タンクバッグについては、実際にリュック形態で運びたいと思う頻度がどれぐらいあるかを、想像力を働かせて、よく考えるべきでした。
プランニング
ツーリングマップルR版
めちゃくちゃお世話になった、ツーリングマップルですが、通常版とR版(リング製本版)のふたつがありまして、ふたつ使ってみた結果、通常版だけで良いと思いました。
初めてだった昨年は、大きめのタンクバッグを買ったこともあり、迷わずR版を購入しました。
やってみてわかったのは、ちょっと考えれば当たり前と言えば当たり前なのですが、
- タンクバッグの天面に地図を入れても、走行中は見るのは、目線が下過ぎて危ない
- 北海道では信号待ちや一時停止することがあまりないので、乗車中に地図を見る機会が限られる
- 移動距離が半端ないので、開いた地図の範囲外にすぐ移動してしまい、めくるのが面倒
- 安全なところに停止して地図をガッツリ見るときも、デカいので出し入れしづらい
- リング製本であるため、ページをめくりづらい
- 休憩時や就寝時に見るにしても、デカい、重い
- 軽量化のため、必要ページだけを持ち歩くカスタマイズをしても、北海道ツーリングの場合は広範囲を走るため、あまり削減できるページがなく、ほとんど軽量化できない
ということでした。
2回めの今年は試しに通常版(昭文社「ツーリングマップル 北海道 2023(Amazon)」)を買い、両方を持っていったのですが、自分には通常版がしっくりきました。走行時は、スマホナビと、ウェストバッグに入れた通常版をさっと取り出して活用していました。
R版は最初こそタンクバッグの天面にセットしていたのですが、通常版の利用により、見なくなってしまい、後半はシートバッグに入れたままでした...。
ツーリングウエア
サイドファスナーがむき出しのレインパンツ
まあまあ高価なレインパンツだったのでショックでしたが、これは失敗でした。
ラフアンドロード「3レイヤーサイドオープンストレッチレインパンツ(Amazon)」
引用元:www.amazon.co.jp
昨年は普通のズボン型のレインパンツだったので、脱ぎ履きするときは、ちょっと腰掛けられるようなところが欲しいと思いました。ところが、北海道のように何にもない道路が続くようなところでは、雨が降ってきたタイミングで腰掛けられるようなところがなく、脱ぎ履きに少々難儀しました。
そこで今年は、立ったままでも脱ぎ履きができるパンツということで、新製品のサイドファスナーのレインパンツを購入したのですが、これが残念な結果に。
山歩き用パンツと違って、ライディング用パンツは常に膝が曲がっている状態で使用するのですが、曲げた膝の横にできるシワに水が溜まってしまい、いくら止水ファスナーを装備していても、時間の経過で浸水してきてしまうのです。Amazonのレビューでも浸水すると、購入時点で書いてあったことに今頃気が付き悔やまれます。
サイドファスナーで脱ぎ履き最高!と盲目的に思ったのが間違いでした。新製品の人柱となってしまいましたが、今後の改良に期待したいところです。
結局今は以前の普通のレインパンツ(ゴールドウィン「レインウェア Gベクター コンパクトレインスーツ」)に戻っています。
ゴールドウィン「レインウェア Gベクター コンパクトレインスーツ」
引用元:www.amazon.co.jp
防水シューズでもベロの左右の切れ込みが深いもの
ネット上で先人の方々から、北海道ツーリングでは雨対策が重要だよ、とお教えいただき、昨年の準備段階で防水のライディングシューズを購入しました。
RSタイチ「DRYMASTER-FIT フープシューズ RSS011」(www.ec.rs-taichi.com)
しかし、単に「防水」と書いてあるものならなんでもよいと思ったのが間違い。「どこまで」防水しているか、よくその構造を観察しなければならなかったのです。
正直、昨年は右も左も今以上にわかっていなかったので、雨が降ったら走らないなんてバカなことを考えていたので、雨対策を舐めてました。
実際にはガチな雨の中を走らなければならないこともあり、防水はMAXまで考える必要があったのです。なので、一般的な防水レベルよりもさらに高いレベルが必要で、シューズに関しては、ベロの左右の切れ込みはなるべく浅く、シューズインナーが袋状になっているものがベストです。
私が購入した防水シューズだと、履きやすさを考慮してか、ベロの切れ込み足首の下ぐらいまで来ていたので、雨の中を走行していると前からの風圧で、シューズ上面についた雨水が切れ込みから浸水してきてしまいました。
やべーってなってからシューズ用のレインカバーをすることになりますが、このシューズカバーってのが履き心地が悪く、できれば使いたくないものでした。
昨年も今年も北海道ツーリングでは雨にやられ、またシューズカバーを使いたくない思いも強くなったので、現在はFlagshipのタクティカルブーツに買い替えました。こちらのほうが、ベロの横の切れ込み位置が地面から高く、より袋状に近いのでより安心で、土砂降り以外では威力を発揮しています。
フラッグシップ「タクティカルライディングブーツ Black 27(Amazon)」
引用元:www.amazon.co.jp
バイザー用でない「ヘルメットクリーナー」
これも私の無知による失敗ですが、「ヘルメットクリーナー」といっても、バイザーではなく、ヘルメット本体用のクリーナーがあるということで、私はそれらを混同して、ヘルメット本体用を購入してしまったという話です。商品説明をよく読むとちゃんとシールドには使えないと書いてあるではありませんか。単なるやらかしでした。トホホ。
タナックス(TANAX) 「PITGEAR PG-251 ヘルメットクリーナー 100ml(Amazon)」
引用元:www.amazon.co.jp
他の撥水剤やくもり止め剤も足りなくなってきたので、TANAXのセットを購入しました。
タナックス(TANAX)「PITGEAR PG-268 シールドお手入セット2(Amazon)」
引用元:www.amazon.co.jp
キャンプ用具
インナーテントがフライシートの下の隙間から露出しているテント
これは雨キャンプをするかどうかで判断が変わります。昨年は雨キャンプをしないと誓って、天気予報を見て、雨にはならないタイミングでキャンプをしていたため、特に問題になりませんでした。今年は雨キャンプも辞さない覚悟で臨み、実際に大雨になってしまった際に、インナーテント内に雨水が浸水しまして問題となりました。
私の持っていったテントは、フライシートを伝った雨水が、インナーテントの底部に降り注いでしまう形になっていました。
また雨がダイレクトにインナーテントに当たってしまうぐらい、フライシートの裾がずり上がっていました。
(上記:インナーテントの下部が露出してます。なお、このグランドシートは大きすぎたため、テントの中に敷いたことで難を逃れました。)
浸水事件のあった日の雨は雨雲レーダでも真赤以上になるものでしたので、地面を伝う雨水が、インナーテントの下に入って沁みたり、グランドシートとインナーテントの間にも浸水してきたようです。
テント自体が老朽化していて、ボトムの耐水性も落ちていたかと思います。
現在は日本メーカーのテント(モンベル「クロノスキャビン2型(モンベル)」)に買い替えました。日本は雨がよく降りますから、雨対策については日本のメーカーが信頼できるような気がします。
モンベル「クロノスキャビン2型(モンベル)」
この手のドーム型テントだと、インナーテントの裾の部分、上から見て長方形の短辺が雨にさらされるリスクが高いのですが、新しく買ったテントでは、フライシートが内側にたるんでしまう部分を外型にひっぱってペグ打ちできるようになっていたり、インナーテントの四隅がフライシートから露出しないよう調整して設営できるので、インナーテントが直接雨水に当たることはない構造になっていました。
しかし、最初からこれを買えたかというと、それは無理でした。自分がテントに何を求めるかもよくわかっていなかったですし、やはりお値段も、専用のグランドシートとオプション品込みで5万円を超えました。
一方で、私の最初のテントは、人気のあるエントリーモデルの旧モデルの中古として、メルカリで8千円程度で購入したものです。まずはそのレベルから入ったのは間違いではなかったと今でも思っているので、買い物としては、失敗とは言えないですね。
雨キャンプをするには、装備が充分でなかったという「私」の失敗でした。
タープ
タープについては、必須だ!とか、必須じゃないけどあったほうがよいとか、なくてもよいとか、不要だよとか、いろいろな議論がありますが、この答えはひとりひとりのスタイルに合わせて出すしかないと思っています。
ちなみに、私のソロバイクツーリングにおいては、適切なテントを選ぶことで、タープは不要にできる、という考えです。
タープには、大きくわけて、(1)テント外活動時の日除け・雨除け、(2)雨天時の設営・撤収の雨除け、という役割があると思います。
まず、テント外活動の日除け・雨除けについては、ある程度の広さの前室があるテントにすればよいかなと思っています。
天気が良い日中はなるべく走りたく、早く帰ってきてもせいぜい午後3時ぐらいなので、日差しのピークは過ぎている頃でしょう。
また、雨天時にキャンプ場で過ごす場合は、少し外の空気を吸いながら外を眺めて過ごす空間があればよいですし、キャンプ場のセンターハウスで過ごせそうならそうします。
日除け・雨除け、いずれにしても、広めの前室でなんとかなると考えています。
また、雨天時の設営・撤収の雨除け、つまりインナーテントを濡らさないように設営・撤収するという役割については、これもテントによっては、専用のグランドシートなどで、フライシートとポールだけで自立可能なものがあるので、そういう製品を導入することで、雨天時の設営・撤収作業の雨除けを確保することができます。
ただ、撤収時は、タープでもフライシートでも、最後に濡れた用具を畳んで収納することになる点では同じですが、畳みやすさの観点ではタープのほうが吊るしたまま畳めるので、ベストだとは思います。いずれにしても、どこかで一度広げて乾かさないとだめなので、ささっと大雑把に畳んで大きめの袋に入れて、手早く撤収したいものです。
キャンプにおいては、本格的なタープがあるに越したことはないのですが、やはり荷物が増えることや、設営・撤収の手間暇がかかること、また強風時は撤収しないといけないとか、管理するアイテムが増えることなどのデメリットが、私には大きく感じるので、タープは持っていかず、広い前室があって、フライシートだけで自立できるタイプのテントを導入するというのが、私のスタイルに合っていると考えています。
ローチェア・座椅子・ローテーブル
テント外活動のイメージがしっかりできていないうちに、家具類をあれこれ買ってしまいました。特に低い位置になる家具類は私に合わず、失敗でした。
私自身が、あまりテント外活動をせず、どっしりと低く構えてじっくり何か(料理・焚き火など)をすることがありませんでした。どちらかというと立ったり座ったりが多くて、そうなるとあまり低く座ると立ち上がるのがツライので、膝の高さぐらいの椅子がちょうどよい感じでした。もともと腰が悪いということもあって、前かがみに地面に近いところに座るのも腰によくありません。
キャンプ好きのベテランさんになればなるほど、テント外活動も増え、それに連れ座面は低くなるらしいです。低いアイテムは、小型で、軽量で、比較的安いものが多いので、バイクツーリングにとっても、いろいろとメリットはあるのですが、まだまだひよっこの私はそのレベルではないです。
ランタンポール付テーブル
テーブルは必要です。でもランタンポールは不要でした。ランタンが必要なほど暗い時間帯に、食事など、テント外活動をしませんでした。日が落ちたら、さっさとテントに入ってごろごろしながら地図でも見て、明日以降の予定を考えるといった過ごし方でした。テーブルを購入する時に、ランタンポール付にこだわったのですが、不要でした。テーブル下の物置ネットも使わないので不要でした。テント外活動の時間が少ないので、テーブルの下にものを置いておく必要もありませんでした。
Moon Lence「キャンプ テーブル ランタンハンガー付き(Amazon)」
大きさについても、私のように調理をしないヒトには天板(56cm X 40cm)が広すぎたかもです。もちろん広い分にはよいのですが、やはり組み立てと分解に時間と手間がかかるのが難点でして、広げたフレームに天板のパチンパチンとはめたり外したりというのがね...。利用時間に対して設営・撤収の手間が見合っていないと感じました。
高さ36cmについてはイスの高さに合わせて良かったので、現在は似たような高さでもう少し狭くて、設営が簡単そうなものを物色しています。
Moon Lence「キャンプテーブル(Amazon)」
引用元:www.amazon.co.jp
デイトナ(Daytona)「バイク用 キャンプ テーブル(Amazon)」
引用元:www.amazon.co.jp
どちらも収納時の長さが今よりも小さくなるのでOKです。
各種クッカー
キャンプといえば、大半の方がキャンプ飯を楽しみにしているようなのですが、私は普段から料理をしないので、ただでさえいろいろやることがあって、慣れないキャンプで、料理までとてもできる自信がないです。
最初は、レトルト食品を温めるとか、袋麺ぐらいは作るかなと、勢い余ってクッカーを買ってしまったのですが、持っていきませんでした。
食事は全部コンビニ持ち帰りか外食にすることにして、せいぜい、お湯を沸かして、カップ麺やコーヒー紅茶ぐらいは淹れるというスタイルにしました。それでも充分に楽しめたので、私はこれでOKです。
料理をしないとなると、他にもいろいろアイテムを削減でき、後片付けも不要なので、荷物の軽量化にも寄与しました。
インフレータブル式枕
寝るときには枕が欲しい派なので欠かすことはできないのですが、携行するアイテムはなるべく小さくしたいバイクツーリングでは、かさばるインフレータブル系は相性が悪かったと思います。シュラフをダウンにしたこともあり、インフレータブル枕が一番大きい寝具になってしまいました。
キャプテンスタッグ「インフレーティングピロー ブラック (Amazon)」
今年はエア式の枕(Hikenture「超軽量 アウトドア コンパクト エアー枕(Amazon)」)にしたので小型化ができて、いい感じでした。もちろん頭を乗せた感じはインフレータブル式のほうがずっとよいですけどね。
Hikenture「超軽量 アウトドア コンパクト エアー枕(Amazon)」
引用元:www.amazon.co.jp
発送まで1週間ぐらいかかる業者からの買い物
Amazonでキャンプ用具などを購入する際、気をつけないと、納期がだいぶ先のものを買ってしまうことがあります。
私はいくつかのアイテムの購入で、そういうケースになってしまい、いつまでも発送されない、発送されてもぜんぜん来ない、納期がどんどん先送りされる、さんざん待たされて業者都合でキャンセルに、というトラブルに何度も遭いました。
また、そういう業者に限って、届いたアイテムのスペックが画面の表記と異なるといったオマケまでついていたり、さんざんでした。
今は、すぐに納品される(発送元が国内と思われる)Prime対象の商品しか買わないようにしていますし、Amazonが発送元でない場合は、業者さんの属性や評価をチェックしてから発注するようにするなど、自己防衛しています。
大して高い買い物はしないので、少額の買い物に時間や意識を取られたくないと考えています。
ランタン兼モバイルバッテリー
この手の商品を愛用されている方は結構いらっしゃると思いますが、私には合いませんでした。
Superway「LEDランタン 13400mAh 四色切替 充電式ランタン (Amazon)」
モバイルバッテリーはAnkerを使っていますので、容量の確からしさや安全性での信頼はハイレベルです。メーカーによりますが、兼用だとそこまでは信頼が置けないかなと思っています。
また、暗くなった時は、テント内で過ごしますので、テント外で使うことはなく、室内ではソーラーパフがあれば充分で、むしろ軽量で必要十分でした。モバイルバッテリー兼用は重くて...。
防虫用品
USB電源のモバイル防虫機(どこでもノーマットなど)はイマイチでした。
アース製薬「アースノーマット 60日用 USB電源式(Amazon)」
電池式(アース製薬「どこでもつかえるアースノーマット」(Amazon))のほうがよいですね。
最初はモバイルバッテリーが活用できてよいぞと思ったのですが、配線が必要ですし、設置場所を動かすにもモバイルバッテリーとセットで動かさなければなりません。置きたい場所によっては雨水で濡れそうなところもあって、モバイルバッテリーが心配。
よく考えると大して電気を食わないので、1日の使用時間の短さを考えると1ヶ月ぐらいのツーリングでもぜんぜん電池で問題ないです。
電池式なら単体で完結してますし、バッグから取り出してスイッチONですぐ防虫で、撤収も簡単。
また、防虫に良いとされるハッカ油も私には不要でしたね。
健栄製薬「ハッカ油Pスプレー 10ml(アロマ・お風呂・虫よけ)(Amazon)」
ブヨとかに効くそうですが、他の虫の防虫も考えると結局普通の虫除けスプレーを使うことになり、使いませんでした。アロマとして、清涼剤としての利用はありかもしれませんが、そのニーズは私には無く...。
ラジオ
時々、テントサイトの防犯に、ラジオが良いよというアドバイスを見かけますが、キャンプ場は結構静かで音が響くため、小さい音量であっても、ラジオをずっと流し続けられたら迷惑だと思います。初めての昨年は、メルカリで中古品を買って持っていったのですが、とても音を出せる雰囲気ではありませんでした。むしろ、あるキャンプ場で、TVをつけて音を出してる方がいらっしゃいましたが、迷惑でした。耳栓で自己防衛しましたが。
アクションカム
GoPro
衝撃的ですがアクションカムとしてGoProを選定したことが失敗でした。
最初のアクションカムとして、どれを買ったら良いかよくわからなくて、以前からちらほらとGoProという名前だけは聞いていて、YouTubeとかで映像が美しいと激賞されていたGoPro Hero 10を買いました。
ところが、このGoProシリーズ、長回しのバイクツーリング用途には向いていないと思います。どんな問題があるかと申しますと、
- 内蔵バッテリーを入れての長時間撮影ができない
バッテリーが加熱して条件によりますが20分ぐらいで停止してしまいます。
バッテリーを抜いて、モバイルバッテリーからUSBケーブルで給電することで回避するしかありませんが、それでも電源ON時に、録画待機の状態になかなかなってくれず、OFF/ONを繰り返す必要があります。 - 外部マイクを認識しないことが多い
外部マイクを接続した状態で電源ONにしたとき、外部マイクが接続されていることを認識してくれないことが多いです。バイクの場合、GoPro本体は顎マウントやペンダント型マウントなどで風景を撮影しますが、音声は外部マイクを接続して、ヘルメット内に引き込んで録音します。外部マイクを認識してくれないと、本体やメディアModのマイクで集音されるので、風切り音だけが聞こえ、遠くで何か喋っている音が聞こえるぐらいです。録画した後に、こうなった動画を見ると本当に悲しくなります。
私は、電源をONにして、録画待機の状態になったら、外部マイクの音声が入っているか必ずチェックすることで自己防衛していますが(認識しない場合はマイクを挿しなおす)、忘れると悲惨です。 - 内蔵時計が維持されない
内蔵バッテリーを入れない運用にしたことで、本体内部の時計が毎回クリアされてしまいます。少々の時間だと維持してくれることもありますが、しっかり休憩して再び電源をONにすると大抵リセットされています。スマホアプリと連携することで時間同期をしていますが、この動作も不安定でストレスがたまります。
正しい時間にしておかないと、動画ファイルのタイムスタンプがめちゃくちゃな日時になってしまいます。 - ファイル名が整理しづらい
ファイル名が機種名+枝番+シリアル番号という体系で付与されます。枝番はシリアル番号の下位の概念なのですが、枝番のほうが前方に来るので、ファイル名でソートすると、枝番01の動画がずらっと並んでしまいますので、同一シリアル番号で整理しづらいです。
頼みの綱はタイムスタンプということになるのですが、それも先の問題で内蔵時計がぐちゃぐちゃだと、お手上げ。地道な作業で泣きます。
枝番は、ファイルサイズの上限4Gに達すると、カウントアップされて、新しい動画ファイルが作成されるのですが、私の撮影条件(FHD)ではだいたい11分弱で枝番が増えていきます。先の熱停止問題もそうですが、GoProさんは、10分を超える撮影があまりないという認識のようなんですよ。
これらのGoProの問題は、私だけでなく、YouTubeで何名かの方が指摘していますので、個体の問題ではなく、製品レベルの問題のようで、しかも世代が変わっても改善されないようです。特に熱停止と外部マイク問題は致命的。
先日DJI OSMO ACTION4が発売され、DJIも試してみるかと一世代前のDJI OSMO ACTION3をレンタルして試したのですが、上記の問題は全く発生しませんでした。ただ、現状のDOA3では、外部マイクと外部電源供給は同時にはできないようで、外部マイクが必須なバイク動画撮影では、内蔵バッテリーを数個持って撮影するしかなさそうです。
一方、最新のDJI OSMO ACTION4では、接続するUSBハブとの相性問題がありますが、ものによっては外部マイクと外部電源の同時使用ができることを確認していますので、買うならDOA4ですね。GoProの外部マイク問題に悩んでいる人は多いので、DOA4の検証については別途記事化できればと思っています。
そしてさらにさらに、最近発表されたInsta360 Ace Pro/Aceでは、純正で給電ポートを持った外部マイクアダプターが提供されているので、いよいよこれが真打ちかもしれません!いつかテストできたらこれも記事化したいと思います。
4極マイク
3.5mmプラグのマイクには3極と4極があり、従来からある一般的なマイクは3極ですが、スマホに接続して使うマイクは4極です。機材が勝手に判別してくれませんので、間違わないようにしないといけません。
GoProの外部マイクは3極だったのですが、最初私は知らずにAmazonで検索された4極マイクを買ってしまい失敗しました。
※ちなみにDJIは、外部マイクがUSB Type C接続になるため、アダプターの入手のしやすさから、これから買うなら4極マイクのほうがよいかもです。3極マイク用のType Cアダプターは種類が少なくやや高価です。
三脚
写真や動画撮影を重視するなら絶対に必要な三脚ですが、そこまで撮影に力を入れていない私には不要でした。道中かさばる荷物になってしまい、失敗です。
最初は、三脚固定のビデオカメラから、走っている自分の姿を動画に収めたくて、三脚を持っていったのですが、この三脚を使った動画撮影が、思いのほか大変で、時間もかかるので、やめました。
録画状態で放置して、一旦その場から離れ、カメラの前を走って通過するのですが、タイミング悪く対向車がいたり、設置したカメラの前に駐車されてしまったり、興味を持って近づく人が画角を遮ったりと、ベストテイクを撮るまで何往復もして、非常に時間がかかりました。そこまで撮影に時間を消費したくないので、1回やってやめました。
また、軽量・コンパクトさを重視しすぎて、あまり高さのある製品を買わなかったのも失敗でした。設置する道路脇は、歩道があるような場所なら道路より少し高くなっているのでよいのですが、草地になっているようなところは大抵道路より低くなっていて、場合によっては雨水を流す溝のようになっている場所もあります。撮影したい高さによっては、必要とされる脚の長さが予想外に大きくなる場合もあるので、一段と高さのある三脚にしなければならないということも学びました。
やはり生半可な気持ちでは、よい絵は撮れないのですね...。
その他アクセサリー
GoPro関係では、初めてのアクションカム導入ということもあって、いろいろ無駄な買い物をしました。まあこのトライ&エラーがまた楽しかったりするので、我ながら救いようがありません(笑)。
- フレキシブルアーム付きマイク
ヘルメットのチークパッドの隙間に外部マイクを装着しなくても、メディアModから直接アームで口元にマイクを持ってこれると思ったのですが、失敗。重みでマイクが下を向いてしまい、うまく固定できませんでした。
- 大きすぎるウィンドスクリーン
防風性バツグンのもふもふなウィンドスクリーン。これをヘルメット内に装着すると、視界は遮るは、頬がくすぐったいはで、失敗。 - 充電ポート付バッテリーカバー
私が購入した当時は、外部マイクを使うにはメディアMod一択だったので、外部マイク必須なツーリング撮影では、メディアMod必須。USBポートだけが必要な場面はほとんどなく、使用せず、失敗。 - メディアModに干渉してしまうメインディスプレイの保護フィルム
メインディスプレイの保護フィルムなんて何でもいいだろうと思ったら、メディアModと干渉し、ガラスフィルムが浮いてしまい、タッチパネルが反応せず。よく探すとメディアModに干渉しない製品があり、買い直し。失敗。 - ショーティー
グリップ代わりに持ち歩いて撮影、デスクの上に置いて撮影という場面が自分にはなく、使われず。失敗。
- ネックマウント
クリップによる顎マウントが成功したので、走行時撮影用途には使わず。観光地では大胆にもヘッドマウントで違和感なし。どちらも顔を向けた方向が撮影できるのでGood。ネックマウントは建物の中や街中をあまり目立たず撮影する用途には良いと思いますが、そういう機会があまりなく、収納もかさばるので廃止。
ひとによっては、走行時も観光地もこのネックマウントだけで行けるので便利、という方もいらっしゃるかと思います。身体の正面方向の撮影だけで良いならそれもアリでしょうね。
まとめ
はぁ~~~、やっぱり、買い物って難しいですね。自分自身の愚かさと想像力の欠如によるものが大半ですなぁ。いや、全部か(爆)