初めての北海道キャンプツーリング

バイク初心者、ツーリング、キャンプともに未経験の50代が、北海道ツーリングに挑戦

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実録!Day8 能取岬→斜里→ウトロ泊

2022年7月14日(木)

自宅に荷物を返送

ドーミーイン北見出発8時半。今日は100km台と、距離が短いから、ツーリングとしては、なめくさった出発時間ですね。

そして、女満別のヤマト運輸の営業所から、東京の自宅に向けて荷物を発送しました。送ったものは、昨日までに買った土産物や、使うと思って持ってきたけど使わないなと感じたものなどです。その中には、不要な衣服(綿の長袖シャツ、綿のパーカー)、タープ関係一式、大型のLEDランタン、バイクのブレーキレバーロック、といったものがありました。

特にタープを送り返したことは決断でした。やっぱり私のように、キャンプ場では寝るだけといったスタイルには、タープが活躍する場面があまりなく、設置しても、その苦労があまり報われないと考えました。なにしろ、今回は初めて尽くしで、自分に余裕がないことから、今回のキャンプでは、料理をしない、焚き火をしない、と決めていたので、テント外での活動時間がほとんどなく、私レベルではタープは不要でした。同じようなツーリングライダーの方々も大半はタープなしで、タープを張っているのは、キャンプツーリングのベテランっぽい方々でしたね。タープはカッコイイと思いますが、今は憧れのアイテムとしておこうかなと思います。

大型LEDランタンも不要でしたね。ソーラーパフとヘッドライトでOK。モバイルバッテリーは本格的なものを別で持っているので、LEDランタンは中途半端な位置づけとなり、返送です。

そしてバイクのセキュリティ用品。周囲の方々が、どれぐらい防犯対策をしているかわからなかったので、持ってきたのですが、ざっと見た感じ、ごっついセキュリティをかけている人はいない印象でした。そもそも私はバイクにはハーフカバーをしているので、ブレーキレバーロックをしても外から見えないので抑止力はないと思い、返送しました。一応、カバーをしても外から見え、それほどかさばらない、ブレーキディスクロックは手元に残しました。が、これも道中一度も使わずに終わりました。一方で、意外にもカバーをしている人は多くて、雨・夜露対策と防犯を兼ねているのだと思います。まー、私のバイクは所詮エストレヤですから、盗むなら、もっと高額なバイクが多数ころがっていますので、そっちかと思います。

ヤマトの営業所では、返送用のダンボールが買えますし、梱包テープもいただいたりと、至れり尽くせり。ルートの途中にあってよかったです。

積載をし直して、再出発は9時半。今日の宿の、「北こぶし知床 ホテル&リゾート」に直行するならわずか110km。途中で斜里町の直線道路を満喫するとしても、余裕があれば、能取岬(「のとろ」と読むらしいです)にも行ってみようと思います。

女満別の田園地帯

女満別のコンビニで朝食休憩。出発10:40。オホーツク海を目指すにしても、昨日と同じ網走湖沿いでもよいのですが、「感動の径」に入って、ひまわり畑を探しに、朝日ヶ丘展望台や、オーヴェールの丘あたりを探索することにしました。

今日は朝の最低気温が前日比-3℃と、寒かったので、いまいち走りにモチベーションが見いだせず、少し明るくなってきたので、GoProをONにして走ります。

広大な丘陵地帯に、様々な畑が広がっていて、それぞれが特色のある色を反射していて美しいです。右で金色に輝いているのは小麦だと思います。

丘陵地帯の畑

っと景観に浸っていたら、左折すべきところを過ぎてしまったようです。さらに行ったところで左折して復帰しようと思います。

うほーい、ジェットコースターみたいだ。いいですね。ツーリングマップルに載っていない道も。

女満別のジェットコースター

うおー。素晴らしすぎて笑みがこぼれます。無名の道なんですけど。でもこの素晴らしさ、GoProには映せないと思います。

女満別ステキな道

朝日ヶ丘の表示が出ていたので、それに沿って進行。
遠くに網走湖が見えます。単なる農道なんですけど、景観がよいですね。

遠くに網走湖

朝日ヶ丘公園に着いたのですが、周辺にひまわり畑は見当たらず。調べると、ヒマワリは連作障害があるようなので、畑が転々とするのだと思います。それにしても眺めのよいところです。

朝日ヶ丘公園の眺め

見渡しても黄色いところは小麦っぽいので、ちょっと適当に回ってみます。

っと、いつの間にかダートっぽくなっています。私とエスト君には荷が重いかも。

ダート?

バイク屋のご主人からも、ダートには入るな、と注意されていましたが、迷い込んでしまいました。ひゃ~右折になってるー。だ、だいじょうぶか~、俺。

ダートで右折

もう一回右折がありましたが、なんとかやり過ごし、舗装道路に戻る。

はーよかった。でもキレイな農道だったなー。ひまわり畑はいつか見たいけど今回はご縁がなかったかね。

それでは、この女満別の田園風景をしばし楽しみながら、とりあえずオホーツク海を目指します。変わったところでは、さくらんぼ畑とかもあって、さくらんぼ狩りをやってます。

はー、それにしてもGoPro持ってきてよかった。別にモトブログをやろうとは思っていなくても、こうやって自分の声でリアルタイムに感じたことなどを記録に残せるので、良いですね。また、走行中は音楽だけではヒマなので、モトブロガーごっこでしゃべっていると、それはそれで気がまぎれます。

「感動の径のビューポイント」を通過。遠くにオホーツク海!再び。

感動の径ビューポイント

オホーツク海に向かって丘陵地帯をなだらかに降りていきます。うむ、時間はありそうだし、少し太陽が出て、元気も出てきたので、能取岬、行ってみましょう。私の友人が昨年6月に北海道に来てツーリングをしたとき、太陽を追いかけるように走った、と言っていた意味がよくわかりました。

道道76号を能取岬方面に向かい、前方右側に「二つ岩」が見えてきました。

二ッ岩さらに進むと、ひんやりした空気が両側から降りてきてちょっと寒い。うっすら太陽が出ているからまだいいけど。

両側が森

おおっと、ガスがかっていますね。寒そう。岬も霧が発生していそう。

ガスがかっている

能取岬のほうに右折し、白樺の林を抜けると、牧場。あたり一帯にガスが立ち込めていますね。ツーリングマップルによると2014年R版の表紙はこの辺りで撮影したそうです。晴れていたら気持ちの良い風景なんでしょうねー。残念。

霧が立ち込めている

能取岬駐車場に到着。

能取岬駐車場

ガスってしまっているものの、岬の周囲は開放的で気持ちがよいので、散策してみます。地面がふかふかの牧草のようなもので覆われていて、踏みしめる足が癒やされます。

能取岬

散策の途中で、すれ違ったライダーさんと会話。その方は、仕事のしすぎで大病を患い、今は完治したものの、人生の儚さを感じて、生き方を変え、この人生でやりたかったこととして、北海道ツーリングをなさっているとか。私も自分の健康寿命の短さを意識したことがきっかけで、自分の人生を生きることにしたので、非常に共感しまして、しばしいろいろと価値観の交換をしました。

心が清々しくなって出発です。時間は12:30。

斜里国道

能取岬から網走を経由して藻琴。天気も回復し、心のテンションも上がってきたのでGoProをONにして斜里国道を走ります。やっぱ晴れていないとツーリングは楽しくないっす。自分が長距離を移動しているということもありますが、一日に天気がコロコロ変わるので、ツーリングでは体温調整が忙しいです。

それと、今日は朝からちょっと頭が痛いですね。昨日は飲んでいないので酒ではなくて、昨晩あまりフトンをかけずに寝て、朝冷えたかもです。

左にオホーツク海をチラ見しながら、国道244号を釧網(せんもう)本線沿いに進みます。海風を感じます。

藻琴から北浜へ

この先、左手にいくつかランチスポットがありましたが、朝食は10時半ごろに食べたのでまだお腹は減っていおらず、ランチはこの先の浜小清水の道の駅で食べようと思います。小清水に入り、右手に濤沸(とうふつ)湖が見えてきました。ラムサール条約に登録された美しい湿地帯です。左には釧網本線、さらにその左にはオホーツク海(見えないけど)。地理的に面白いところを走っています。

濤沸湖

濤沸湖の南側を、この道路と並行している道、斜網広域農道も、走ると楽しそうなので、時間に余裕があればこの先で折り返して走ってみようかと思います。時間的にも、今日の宿まで、60kmほどの地点まで来ているので、余裕でしょう。そして、その後は、斜里町の「天に続く道」ポイントまでの一本道、約28km!を端から端まで、ひたすら走ってみたいと思います。

おー、濤沸湖の湿地に馬の群れがありますね。カラダが小さめなので道産子でしょうか。

濤沸湖と馬

浜小清水の道の駅に到着、ここはセイコーマートと隣接しているので使い勝手がよいですね。奥には、なんとモンベル様のお店もあります。他にも飲食店がいくつかありまして、私はカレーにしました。北海道と言えばスープカレーですね!大好き。

浜小清水のカレー

頭が痛いのが治らないので頭痛薬を飲み、しばし休憩、コーヒーなどを追加して、1時間半ほど滞在してしまいました。おかげさまで、ばっちり体調も回復しました。

浜小清水の駅ホームにも入ってみました。

浜小清水の駅ホーム

出発は14:45。さて、今日は、今日も、か笑?、直線道路の日です。

斜網広域農道

今日の宿、知床ウトロに行くなら、浜小清水から普通に「天まで続く道」経由で行くのが通常のルートだと思いますが、今回はちょっと寄り道をします。

海沿いの斜里国道は、景観の良い道路と記されていて、まあ、確かに濤沸湖の風景とか美しかったのですが、だんだん自分が北海道の素晴らしい景色に慣れてきたのか、不感症になってしまったようで、やや消化不良です。これなら午前中の女満別の丘陵地帯のほうが良かったかなー。

また、メディアによっては濤沸湖の南側の斜網広域農道をオススメとしているものもあったので、その斜網広域農道を一度往復してみたいと思います。そうすることで、「天まで続く道」を途中からではなく、西端から走行できるというオマケもついてきます。

さて、広域農道目指して走ると、この名も無い道路でさえ、直線度がやばいです。道の先が地平線に吸い込まれていますね。

名も無い直線

うはー、ここでさえこのレベルなら、「天まで続く道」なんて行ったらどうなるの!?と期待が高まります。思わず笑みがこぼれてしまいます。

やっぱ田園風景っていいなー。左が小麦で右はじゃがいもかな。

広がる田園

この道は斜里国道の裏道でもあるので、大型トラックの比率が多めです。

しっかし、このすれ違うときの風圧がすごいっ!壁のようなものが、かなりのスピードで風をまとって過ぎていきます。すれ違うときは、ちょっと距離を置いたほうがよいかもですね。

トラックとすれ違う

時間帯によるものなのか、東向きの車の交通量が多いように感じます。ま、この程度の車の数で、交通量が多いという表現は間違っていると思いますが笑。

さて、広域農道の端まで来ました。Uターンしていま来た道を戻ります。

斜網広域農道の西端

うん、自分的には、湖畔沿いの斜里国道より、田園風景の斜網広域農道のほうが好きかな。斜里国道は右側に濤沸湖が見えるのはよいけど、左は海が見えないんですよね。もしかしたら濤沸湖に近い西向きで走ると美しいのかもしれないですね。となると斜網広域農道の西端に来る時、斜里国道で行けばよかったかもです。

白樺並木も美しいです。

白樺並木

うほほーい。ビバ、斜網広域農道!

斜網広域農道

斜里国道は西向き、斜網広域農道は東向きがオススメということですねー。

道の方向によって見え方も異なりますからね。だから北海道の海岸線は時計回りが人気なんでしょうねー。

さて「天まで続く道」の西端に向かいますよ。あー、キレイ。

美しい田園風景

そして西端に到達!うわーすげーーーちょくせーーーん!終着点が見えているはずなんですが、霞んでしまって大気に溶けてしまっています。空に消えてく道です。

直線道路

このあと、ずーーーっとこんな感じ。

直線道路

途中でなだらかに丘をアップダウンします。交差点では要注意ですね。たとえこちらが青でも、信号無視で突っ込まれるリスクがありそうです。なんせ四方八方こんな感じの道なので、ぼーっと走っている車とかありそうです。自分も、うっかり信号無視してしまいそうですから。

遠くに見えるのは、知床連山でしょうかね。ライダーが増えてきたので、「天まで続く道」のエリアに来た感じがします。

直線道路と知床連山

途中で国道244号に合流。なるほど、この微妙な合流点があるので、正確には直線道路で28kmという訳ではなさそうですね。でも視覚的には終点まで一本で見えますね。

244号と合流点

ひたすら直線です。国道ですので、沿道に建物が増え、牧場もあちこちに。牧場の近くになると、コン、コン、とバイザーに当たる虫が増えます。

直線道路

右から、陸側から強い風が来ていて、抜けのよい場所では耐えます。左に見えるハタが、引きちぎられそうに、ビラビラビラーと左に流れています。

ヨコ風が強い

強風に耐えながら走る。風速7m/sぐらいでしょうか。もう終着点は見えているはずなのですが、視覚で認知できません。名称的には「スタート地点」に向かって走っています。

直線道路

国道が334号が左にそれて、いよいよ最後の直線区間。右からの風にひたすら耐える。

最後の直線道路

手前の展望台到着。ここも人気ですね。写真を撮っているライダーさんたちがいるので走行注意です。

名も無い展望台

左の駐車場に入れて、一旦降ります。駐車場が砂利なので注意です。っと思ったらお店の駐車場かも?申し訳ないので、ちょっとだけ展望台に登って、さっさと出ますか。

おおおーー、道が輝く空に消えている。

名も無い展望台

よーし、もう少し先に展望台があるので、そこに向かいます。駐車場が、斜度6%という、ものすごい斜面で、要注意だそうです。

到着しました。時間は16:10。

おっと、駐車場の一番奥に平らなゾーンが。ここを使わせていただきます。

平らなゾーン

この急斜面駐車場では大変助かります。この駐車場、斜面に対して横並びなのがちょっと厳しいですよね。斜めにすればもうちょっと停めやすいと思うのですがねー。

振り返ると、すごい。

展望台

展望台の構造物から。

天まで続く道展望台

スマホで撮るとこんな感じ!

展望台

さーて、バイクも一緒に写真を写そうと、バイクを移動しますが、コカさないようにするのが大変。このUターンで多くのライダーが犠牲になっているそうです。アブが大量にぶんぶん飛び交う中、身体で押してバイクを方向転換。虫除けスプレーがあったほうがよいかも。

スマホでパシャリ。

エスト君と天まで続く道

あー、ついに俺は来たよ、ここに。写真ではない、リアルな風景の中に自分がいます!感無量ですねー。

さて、時間は16時半。残り27km。17時半頃、ホテルに到着できるでしょう。

ウトロ

天まで続く道展望台から直接オホーツク海側に下りて、国道334号線でウトロに向かいます。海に向かって降りていく、この道もかなり美しい。

オホーツク海に下りる

いやーでも「天まで続く道」、すごかったなー。来てよかった。さすが、北海道を代表する風景のひとつですね。所詮人間の作った人工物にすぎないのですが、空に対する信仰の現れのような供物ですね。ちょっと趣旨は違いますが、まるでナスカの地上絵のような。ちょっと神聖な雰囲気を感じました。

さて、海沿いの国道334号線に出てきました。知床ウトロに向かいます。

国道334号線

キャンプチャリダーのグループもいます。すげー。

チャリダー

だんだん熊の頭数、熊口密度の高い地域に近づいております。

海沿いの国道334号線

今日は、直線道路を満喫しましたなー。充実。

そして、こんなところによく道を作っていただきまして、ありがたいですね。この先なんて海に張り出してますもん。

山の稜線の向こうに、頭を出しているのは、羅臼岳でしょうかね。

羅臼岳?

雄大な海辺の道を進みます。冬になると流氷がやってくるんですよね。すごい景色だろうなぁ。でも寒いのは苦手じゃ~。

シカが出たらやだなーこわいなー。Twitterを見ていると毎日シカに遭遇している人がいるようなんですが、私は北海道上陸7日目ですが、まだ一度もないですねー。見たみたい気もありますが、道路に出てきてほしくないです。

シカ注意

ここから10分ほど走って、遠音別(おんねべつ)PAを通過、前方にトンネルが見えてきたら、右側にフォトジェニックな滝が!そう、「オシンコシンの滝」です。知床の玄関口とも言えるポイントですね。

オシンコシンの滝

一旦バイクを降りて撮影タイム。なんとGoProの小さい方のモバイルバッテリーが切れていて、GoProがOFFになっていたではないですか。撮れなかったのは5分ほどだと思いますが、ちょっと小さくショック。昨日まだ余裕かなと思って、モバイルバッテリーを充電しなかったからなー。ここはスマホで行きます。

さてオシンコシンの滝ですね。わー涼しい。気持ちいいなー。フー。

オシンコシンの滝

近づくと、夕日を浴びてレインボーが出ています。

迫力あるなー。

オシンコシンの滝

もう一本モバイルバッテリーがありますので、それに換装してGoPro再開。といっても、もう到着したも同然。

さあ、三段の滝の三重橋を越えます。

三段の滝

天気もよいので、今日の夕陽はキレイかもなー。日没がだいたい19時ぐらいなので、その頃はフロに入ってるかもなー。露天風呂なので楽しみ。

今日でツーリングは8日目で、ようやくバイクの感覚が得られてきたと思います。膝というか脚のモモがハンドルで、バイクの側面をちょっと押してカーブのきっかけを作って、重心移動、腕のハンドルはブレないように支えるだけ、といったイメージです。ニーグリップという言葉を若干誤解していたように思います。

さて、もう17時を回っているので、これからフロに入って、またこれがサウナに入る時間が長いので、飯の時間が遅くなりそう。開いている飯屋はあるのだろうか?ま、なかったら最悪コンビニでツマミ程度だな。今回は食べることについての計画をまったくしていないので、行き当たりばったりですわ。なので、グルメ観点ではあまり成功していないのよねー。

ウトロの夜

今夜の宿は「北こぶし知床 ホテル&リゾート」。前からここには来たかったんです。この旅で最も高級なホテルだと思いますが、奮発しました。

www.shiretoko.co.jp

といっても、幸運なことに、「山側ライダー向け」という部屋が1つだけ開いていて、速攻でゲットしました。日程が読めないので、予約したのも、3日前の11日の夜です。ホテルのグレードに対して、ものすごく格安で予約できました。この旅においては、結果的に、この宿よりも、ドーミーインとか、同じ系列のラビスタのほうが、よっぽど高かったですから。ラッキーです。

ホテル正面の車寄せに、スタッフさんの誘導で、バイクを一旦停めるも、荷降ろしに時間がかかるので、端っこのほうをご案内いただき、そこで荷降ろし。キャリーも持ってきていただき、さすが一流ホテルのサービスはウレシイです。

荷物を降ろして、クロークに一度預け、バイクの駐車場をご案内いただいて、駐車。今日はこのままカバーをかけてバイクは終わりです。ハーフカバーなので、エンジンOFF直後でもかけられるのが本当に楽。いつもだとタイマーをセットしてかけに行ったりしてますので。

案内された部屋は、山側といいつつ、ぜんぜん山側でもなく、駐車場越しに漁港の海が見えて、充分に景観Goodでした。素晴らしい。部屋もめちゃ広い。無駄に広いです笑。時間は18時。

さて、風呂、風呂。ここのフロはサウナが全国的に有名で、これを楽しみにしていたのです。

サウナ室引用元:www.shiretoko.co.jp

実際に、サウナ室のデザインは、想像以上にかっこよくて、大きな窓から海が一望できるのは最高でした。

私には温度がちょっと高すぎで、中段の胸元で90℃ぐらいなので、私は下段に陣取りました。それでも床などの木もアチアチです。また湿度が低いので、鼻腔がチリチリしてしまいますね。もちっと温度下げーの、湿度あげーのしたいところです。それでも、オホーツク海を眺めながら入るビューポイントサウナは気分最高。目障りなTVとかもなくてステキ。室内も静かで環境音楽がうっすら流れていて、あ~癒される。

そして、水風呂も広くて深度もあって、水温は15~16℃と私の好み。しかも、水が掛流し的にあふれているので、毛が浮いても流れ出てくれる訳で、清潔感があってよいですねー。Good!

トドメは、整いドコロ、外気浴はというと、階段を登って屋上。ノールーフです。頭上に空が広がります。そしてデッキチェアで寝転ぶ。はー、ヤヴァイ。ちょうど夕日が落ちて、まさに夜の帳が下りるタイミング。星が輝き始めて、耳には海鳥の声が。自然に吸い込まれるような外気浴でした。

いやー、もう最高。また来たいなー。ここはヤヴァイです。全国のサウナのランキングでトップとか、上位常連というのは理解できますねー。

私は今まで、佐賀の「らかんの湯」を心のナンバーワンにしていたのですが、今回でランキングが更新されてしまいました。もちろん「らかんの湯」(広い方)も、人類史上の完成形なんですが、北こぶし知床では、一流ホテルのサービスがついていますので、トータルな体験も合わせて上かなー。あーでもサウナの温度・湿度では「らかんの湯」の暗くて湿ったサウナのほうがいいかなー、揺れ動いています。

なお、毎日男女エリアを入れ替えるそうなので、翌朝入れば、反対側の多少異なる施設を体験できます。

そんな感じでフロを楽しみ過ぎたり、並行してコインランドリーで洗濯したりしていたら、日もとっぷり暮れてしまいました。20時ぐらいだったと思います。

やばい、飯どうすっか?

もともと、ホテルのレストランには行かない予定で、私にとっては過剰なディナーは避け、夕食なしの予約としていました。レストランの20時クローズでラストオーダーを過ぎていますしね。

できれば、地元の居酒屋などで雰囲気を楽しみながら食べたかったのです。

さて、Googleマップで、一応営業中の表示のお店が何軒かあります。でも、もう騙されません。北海道の飲食店の営業時間が、Googleに正しく更新されていないことは、もう学習済みです。それでも歩いていける近場ならちらっと、閉店であることを確認するぐらいはいいかなと思ってちょっと散歩。

お!道の反対側に動く動物が。暗いのでよく見えませんでしたが、犬のような形状なので、シルエット的にも多分キツネですね。トトト、と影に隠れていきました。初めてキツネに遭遇したかもしれませんが、よく見えず。残念。

で、結局3つぐらい、Googleマップでは「営業中」のお店は、全部閉まっていて、開いているお店というと、ホテルの隣のセコマと向かいのセブン!それでも時間帯が遅いのでセコマのホットデリは全滅。やむなし。適当にツマミを買って自室で「家飲み」です。リラックス度MAXなので、それもいいですけどねー。

今日は、直線道路を満喫できたので楽しかったー。バタン。グーグー。