初めての北海道キャンプツーリング

バイク初心者、ツーリング、キャンプともに未経験の50代が、北海道ツーリングに挑戦

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実録!Day5 宗谷岬→エサヌカ線→クッチャロ湖泊

2022年7月11日(月)

宗谷岬

前日キャンプ場で朝早く目が覚めたので、これは良いサイクルと思い、カーテンは開けたまま寝ました。外が明るくなって4時台に目が覚め、5時頃に起床しました。

部屋に広げたままのテントなどキャンプ用具を畳んで梱包していきます。部屋の電気ポットで湯を沸かして紅茶やドリップコーヒーを飲みます。昨日の残りのオヤツをおメザ代わりに食べ、出発準備。カートに全ての荷物を乗せて、チェックアウト。そしてバイクへの積載。

出発は8:20。もう少し早くしたいなと思いつつ、これが自分のペースなのかもしれないです。

今日は、宗谷岬に行き、宗谷丘陵を走って、白い道を降り、再び宗谷岬・猿払を経由して、クッチャロ湖畔キャンプ場でキャンプ泊です。白い道もオトンルイ風力発電所と同じぐらい目標にしていたので、白い道では撮影をがんばりたいです。

出発して、南稚内の市街を抜け、左に宗谷湾を見ながら宗谷岬に向かいます。

左に宗谷湾

晴れているのですが、東の風が強いです。運転も注意しないといけません。それでも、全道的に雨模様で、その中で宗谷近辺が唯一といってよいほどの晴れマークなので贅沢は言えません。道東のほうはしばらくずっと雨予報なので、あまり急いで南下することは避けようと思い、今日明日はゆっくりとこの近辺でウロウロするのもよいかなと考えています。

今日はクッチャロ湖で泊まるとして、もう一泊するか、あるいは次の目的地が網走と、ちょっと遠いのでどこかで一泊挟むとか、その場所も音威子府のほうにするか、紋別のほうにするか、天気予報を見ながら検討していくことにします。バイクツーリングというのが、こんなにも天候に左右されるとは、実際にツーリングをするまでわかっていなかったです。バイク屋のご主人が「予定通りなんて行かないよ、なんせ自然相手だから」とおっしゃっていた通りのことになっています。

はー、美しい宗谷湾。気分がよろしいです。昨晩酒を飲まなかったというのも気分の良さに影響しているようです。夕食は、美味しいご飯と酒が最高なのですが、酒を飲むと、どうしても酔いが醒める夜中に目が覚めてしまったりと、睡眠の質が下がりますし、翌朝のシャキッと感も高くないので、トータルでは酒を飲まないほうが幸せなのですが、どうしてもねー。今日も飲まないで行きたいと思います!

しかし、この道最高ですなー。2車線あるので、私のようにのんびり行くバイクにとって、後ろをあまり気にしなくて良いというのは気が楽です。当たり前なんですが、制限速度の下で気持ちよく走っています。一般的に、北海道では、制限速度を守って走るのが、非常に難しい土地柄で、多くのドライバーさんやライダーさんが捕まっているわけなのですが、私とエスト君の組み合わせだと、50km/hぐらいが最高に楽しくて、エンジンの音も心地よく、音楽もちゃんと聞こえて、自動的に法定速度を守れてしまうというステキなシステムになっています!

右に、稚内空港が見えてきました。おおー。

稚内空港

遠くに見える宗谷岬方面、ちょっと雲がかかっているように見えます。う~ん。大丈夫かしら。

風も冷たいのでライジャケもしっかり防風しないと寒いです。宗谷に近づくほど風が強くなってきたような感じです。雲も右から左に流れています。横風の中を走ることにもだいぶ慣れてきましたが、結構きつい状況。眼の前の丘陵にある風車も右を向いてブンブン回っています。

宗谷丘陵の風車が回る

宗谷岬あと10kmの表示。右側の風とはうってかわって、左側の海は湖のように静か。干潟のようになっています。

宗谷の表示。ついに来たよ!俺は。お、そして左の茶色い看板に、白い道の表示が。

一瞬で読めませんでしたが、スタート地点は前方で、ゴール地点は右ということで、なんとなく一応車の流れを一方通行的にしているようです。狭いでしょうからね。Googleマップ上でも始点と終点の表示がありましたので、それに従うつもりでした。始点から終点に斜面を降りるように下るほうが景観的にもキレイだからでしょう。

白い道の表示

とりあえず、宗谷岬に向かいます!

ちょっと雲が多くなって、霧がかってきましたよ。強風もあってコンディションはあまり良くないようです。ざんねーん。やはり岬のこちらとあちらでは天候が異なるというパターンでしょうか?

霧がかってきた

日差しもなくなって、ちょっと寒くなってきました。宗谷岬についたらレインスーツを着よう。濃霧注意報が出ていた通り、霧の宗谷岬になってしまいました。これも最果て感があってヨシとします。

宗谷岬最果て感

とうちゃ~く。

宗谷岬到着

みんな来てる、来てるー。

宗谷岬みんな来てる

駐車場に停めて、デイバッグからレインスーツを出して着ました。しばし撮影タイム。結構混んでいるので、順番な感じで。

こちらはエスト君・モニュメント・間宮林蔵先生の3ショットです。

宗谷岬

ここで着替えたことが、この後のデイバッグ引きずり事件のフラグになっています。このデイバッグを留めているツーリングネットは、普段ならタイトめに、ナンバープレートの金具でひっかけているのですが、三脚を上に出したこともあって、リアキャリアのところでええじゃろと、ちょっと緩かったのですが、そこにかけてしまったのです。

宗谷丘陵

1時間ぐらい宗谷岬で観光しまして、寒いので次行きます。後で考えると、これがいけない。走ってちょうど1時間ぐらいだったので、このあたりの食堂で温まりながら何か食えば良いのです。それができないのがツーリング初心者の私。

宗谷岬のすぐ山手側に宗谷岬公園に上がる道があり、そこからわんさかハーレー軍団さんが降りてきたのをみまして、自分もそっちに行こうと考えました。宗谷丘陵につながっているのでよいでしょう。

白い道の方に進んでいきます。熊出没注意の警告が。まじか。実際翌日Twitterをみていたらこの日も熊が出たそうでその写真がアップされていました。こわ。

宗谷丘陵を走ります。結構ガスっていて寒くて残念ですが、幻想的と考えることにします。これ晴れていたら気持ちいいだろうなぁ。

宗谷丘陵

白い道

白い道への表示はしっかりわかりやすく書かれているので、ナビがなくても迷わず行けそうです。牧場の中を進んでいきます。晴れていたらいいんだろうなぁ。でも稚内方面はこの先しばらく雨予報なので1日や2日待ったところで回復しないから、連泊して再チャレンジというのも難しいかなー。

宗谷丘陵を進む

走っている途中で、時々、何か小刻みにビビビビっという音が後輪のほうからします。ん?なんでしょう?でも特に走行には違和感ないなー。こういう時はすぐに停車して確認すべきですね。アホな私はそのまま走行。

ところどころに白い道の材料のようなものが撒かれているような場所もあったりします。

そして始まったー。シェルロード!ダートなんで気をつけていきましょう。これが青い空だったら最高でしょうねー。カーブを曲がるときもバイクはあまり倒さず、上半身の重心移動でリーンイン気味に行きます。

白い道開始

ところどころで撮影している人がいるので注意しながら進みます。

時々こういった左右に車を1台停められそうな場所があり、バイクもここでUターンできるぐらいの幅があります。

白い道Uターンポイント

地平に消える白い道。ああ、晴れていたら...

地平に消える白い道

さて、撮影したくなってきました。さっきのような駐車スポットを探したいのですが、あちこち他の観光客で埋まっていまして、通過しているうちに、両側が林になって坂を下るような感じになってしまいました。

下り斜面でのUターンは危険フラグです。

あるポイントを見つけて入ろうとしたら後ろから車が来てしまい、同じポイントに入ろうと私の後ろにピタッとつけています。狭いけど、ま、いいか。

ふと顔を上げると空が青くなってきました。いいですね!

白い道。青空もどってきた?

しかしここでのバイク駐車は結構危険だと思います。地面は柔らかいのでスタンドホルダーは必須。しかも下向きの斜面なので、ブレーキロックも必要でしょう。

今回の撮影は、三脚にスマホをつけて動画撮影を開始し、そこを自分が走り抜けるという構図を考えています。こういったことは初めてで、このあといろいろダメなことをやらかします。

まず三脚を取り外すため、シートバッグをいじるのですが、ツーリングネットが片方外れて、デイバッグがずり落ちていることに気がついていません!

ずり落ちたデイバッグ

さっきから時々ビビビビっという音を出していたのはこれです。デイバッグの底をひきずって走っていたのです。設営に焦って、目の前なのに全く気がついていません。

このあと、右に見える方々の写真を撮って差し上げた後、自分のバイクに戻るのですが、そのときも自分のデイバッグの異変に気づきません。

気がつけ俺!

さて戻ってバイクから三脚を降ろし、この駐車スポットの脇の邪魔にならないところに設置しました。ところがこの設置位置が失敗。

さあーて撮るぞーと、意気揚々と一度坂を降り、坂道なので苦労してUターンして、戻ってきたら、なんと大きなワンボックスがカメラの眼の前に停めてあって、私のカメラ視野が阻害され、楽しく写真撮影しています。あちゃー。そうだよねー。こんな駐車スポットに設置したら、目の前に車を置かれるって当たり前だよねー。おバカな私です。後でその動画を見たら、車から降りた人が興味深く私の設置したカメラを覗き込んでいました笑。

この駐車スポットはダメだとわかったので、もう1段下のスポットに移動しました。そこで、先程のデイバッグのずり落ちに気付いて、大ショック!デイバッグのボトムは真っ白になっていて、穴こそ開いていませんが、角が大いに削れていました(写真は自宅に戻ってから、一度洗った状態なので、これでもかなりキレイなほう)。

削れたデイバッグ

そのショックが痛かったのか、そこからUターンするときに、道路の脇のくぼんだところに前輪がハマってしまい、動けなくなってしまいました。白い道の貝殻が道路の中央に大いに盛ってあるので、道路の両側は深く落ち込んでいるのです。場所によってはその溝が水はけ用の水路のようになっています。

やばい。もう絶対に道路の上に復帰できない。それでもなんとか、前輪サスペンションのバネの反動と、全力のちからを振り絞って、地道に後方にずらしていき、位置エネルギーを確保。最後に勢いを付けてジェットコースターばりに溝に落として、道路脇の斜面を登らせて、なんとか脱出。ものすごい体力消耗です。ふ~。積載した状態だったので大変でした。ま、これでダメなら積載を全部降ろして、軽くしてから、エンジンかけて一気に道路脇を駆け上がることができたでしょうから。最終的にはなんとかなったと思いますが。精神的・体力的ダメージ大です。

しばし休憩の後、坂の途中の草陰に三脚を設置。が、今度は道の脇が結構下がっていて、三脚の高さが低くなってしまいました。背に腹は代えられないので、そのまま撮影しました。ローアングルということでヨシとします。

この一連のトラブルも、こんな坂道で撮影するからですよね。もっと上のほうの平地で撮影すべきでした。

自分が走行している姿の動画ってのはちょっと新鮮でした。

なんとか撮った

この撮影のためにものすごい時間と体力を消耗しました。時間は約1時間!はー、いろいろ私がおバカ過ぎる。もういいでしょう。先に行きます。

一度白い道の坂を降りて、終点に。そして道道889号で宗谷丘陵を走ります。ものすごくガスガスしてます。さっき晴れたのは一瞬だったようです。さっきは不幸中の幸いと考えるようにします。

道道889

12時近かったので本来は宗谷岬で食事をしたほうがよかったのですが、またしてもそういうことができず、先へ進みます。

国道238号のオホーツク海側を走ります。天気が最悪な感じ。霧が濃くて、風が強くて、寒くて、波がバンバン打ち寄せています。雨が降っていないだけマシかもしれません。

オホーツク海側の道

浜頓別55kmの表示。浜頓別はクッチャロ湖畔キャンプ場のあるところです。

ちょっと雨が降ってきました。あー、天気最悪役満です。本来なら猿払までは、景観のよいツーリングロードなのですが、残念。

寒くてたまらんので、レインスーツの下も履きます。そしてグローブも冬用のゴアテックスグローブに変えます。まさか使うとは思っていなかった真冬グローブ。要るんですね。

猿払

宗谷国道を、折れそうな心で走り、道の駅「さるふつ公園」で食事。お店が複数の建物に分かれているので、全体像が掴みづらかったですが、一番奥の食堂に行き、寒かったので、ラーメン、ホタテラーメンにしました。ホタテがデカイ!分厚い!あったまる~。やはり寒い時はラーメンに限ります。普段は蕎麦派なので、ラーメンを食べなくて、数年ぶりのラーメンですが、北海道では避けて通れませんね。

ホタテラーメン

今日は白い道で、かなり消耗したのと、14時に近くなってお店も空いていたので、1時間ほど、ゆっくり休憩させていただきました。

ここはキャンプ場も併設されていて、道の駅の食堂でバーベキューができるという、これもまたなんともオツなキャンプ場です。海沿いの道路と隔てるものがないので、眺めがよいというか、車の音がうるさいかも?防犯上ちょっと心配?というのもあるかもしれませんが、真っ平らで設営するには楽そうなサイトです。

今日は疲れたからここでキャンプしてしまおうかなーと半分本気で考えました。まだ14時だし、クッチャロ湖までは30km。1時間ぐらいで行けるので、頑張ろう!と思い、出発。

キャンプ場に入る前に一度コンビニに買い出しに行くかどうかですが、クッチャロ湖畔キャンプ場は、いろいろ買えそうな浜頓別の町と隣接しているので直接キャンプ場に行っても大丈夫でしょう。小平のときは近くのコンビニまでバイクで結構な距離を走る必要がありましたが、今日は違うはずです。

エサヌカ線

さて、猿払から浜頓別に向かう途中に、これまた道北のツーリングでは外せない有名なエサヌカ線という直線道路があります。最初、これ「エヌサカ」「N坂」って読んでしまいました。某アイドルグループの影響でしょうか。が、よく見たら違いますね。エサ ヌカ です。「餌糠」という勝手にマイ当て字をつけました。

あー、しかし天気がねー。この先数日ともよろしくないです。こんな時はムリして走らず、都市観光でもしていれば良いのでしょうね。

宗谷岬から離れると、少し風が弱まってきました。雲も少し薄くなってきて、明るくなってきました。

ポロ沼の橋をわたって、一旦左クランクにはいってからの~~

エサヌカせーん!

エサヌカ線開始

この瞬間だけは太陽がうっすら雲を照らしています。

左側にはところどころに海に出られそうな道がありますが、私はやめておきます。

どこまでも直せーん!

エサヌカ線続く

おや?どなたかが、写真を撮影しています。撮って差し上げよう。おや?さっきさるふつで見かけたバイクの方だ。ツーリングしていると、だいたいみんな同じようなところを回るので、一度見かけたバイクとまた出会うということはよくありますね。お声がけして、少し会話。カッコいいナイスミドルのおじさまです。横浜からいらしたそうです。昨年もここにいらしたそうです。お持ちのカメラが高性能コンデジで、最近使っていないので操作を忘れていましたが、半押しでフォーカスロックするタイプでした。私も撮っていただきました。

エサヌカ線で撮っていただきました

私が、バイク初心者、ツーリング初めて、キャンプツーリングも初めてで、北海道に来たとお話したら、「命知らずですね」とお褒めいただきました。

そして今日の宿泊も同じクッチャロ湖畔キャンプ場とのこと!なんとー。それではまたキャンプ場でお話しましょうということで、解散となりました。

その方は、海のほうにも降りてみたいようで、また、バッグからドローンを出して、組み立てて飛ばしていたので空撮とかもされていたようです。その後メールで交流しまして、その時撮影した動画を共有いただきました。ありがとうございました!

中央で走っているのが私です。こういうのを見るとドローン、欲しくなりますね。

ドローン撮影

そしてこの先一度軽く右クランクになって、またちょくせーん!

エサヌカ線ちょくせーん!

すごいーー。道路の行き着く先が地平線に溶けて見えなくなっています。そしてこの状況がどこまでも続きます。道路脇に停めている車が見えても、なかなか近くにやって来ません。

これが噂のエサヌカ線かー。確かにすごいやー。牧草ロールが左手に出てきました。ザッツ北海道!

牧草ロールとエサヌカ線

こんな直線を法定速度で走る稀な存在の私。エストレヤの回転数が心地よいところに留めているのと、音楽が聞こえなくなるからです。雲が薄くなって明るくなってきました。やたー!

エサヌカ線晴れてきた

バイクとすれ違ってヤエー!

チャリダーもいる。すげーー。

晴れてきたエサヌカ線

エサヌカ線が終わって牛さんたちとご挨拶。

エサヌカ線の牛

北海道で、放牧されている牛を見るのは初めてかも。この先もいーっっぱい牛がいました。さすが北海道!

クッチャロ湖畔キャンプ場

クッチャロ川の橋を渡り、右折。運動公園の中を通り、湖のほとりまで降りていったところにキャンプ場があります。到着は15時ジャスト。管理棟で説明を受け、入場。

湖畔に沿って平坦なサイトが広がっていて、結構奥まであります。地形などの観点でも、ぱっと見どこもだいたい同じような感じです。また、奥に行ってもトイレや水場もちゃんとあるので奥でも大丈夫そう。

宗谷岬やエサヌカ線に近いという立地もあって、小平に比べると、まあまあ混んでいます。どこかポカーンと空いているエリアというのはなく、まんべんなくテントが立っています。

前回初めてのキャンプ場の小平では管理棟のすぐ近くで設営しましたが、慣れもあって一番奥のサイトで展開することにしました。バイクを駐車すると、蚊がぷんぷん寄ってきました。湖のほとりのサイトなので仕方ないですね。バイクを降りてすぐに虫除けスプレーしたらいなくなりました。

サイトは湖に向かって西向きで、風はほとんど吹いてなく、微妙湖から空気が流れてくる感じですが、Windyで確認するとマクロ的には東の風なので、他の方々と同じく、景観のよい湖向きで大丈夫でしょう。前回の小平で懲りたので、今風はなくてもガイロープは張ります。元々、カラビナで簡単に張れるようにしたのと、ぴしっと張って美しいとも思うので、今後はデフォルトで張ってもよいかなと思いました。出入り口の一本はちょっと邪魔ですけど。

設営していると、先程エサヌカ線でお会いした方もバイクで到着。軽く挨拶を交わし、その方も近くに設営開始。私は一人が好きなタイプですが、たまにこういう旅の仲間ができるのも変化があって良いですね。しばらくすると、その方の設営で何かあった模様。聞くと前室を支えるポールがなくなっていて、どうやら前のキャンプ場に置き忘れた可能性ありだそうです。なんとー。そこは臨機応変に、なんとかやりすごして前室を展開されていました。さすがです。その方は自炊派のようで、買い出しに出かけるそうでうす。私は隣の風呂に行ったあとは、浜頓別で外食なので、一旦失礼させていただき風呂へ。

風呂は「はまとんべつ温泉ウィング」という公共の宿泊施設にあります。浴室の窓が大きくて明るくて気持ちがよいです。サウナも水風呂もあります。おっとまた緊張するお兄さんがいらっしゃる。公共の温浴施設なので、ルールは銭湯と同じなのでしょう。ドーミーインとかだと、カラダに入れているのはテープを貼ってもダメなので、一応気を遣います。

風呂とキャンプ場が近いので一旦テントに戻り、身支度をして浜頓別で食事ができるところを探して再び出発。時間は18時過ぎ。

浜頓別の夜

結構コロナでお休みのところが多く、Googleマップに掲載されている情報が本当にあてにならないので、電話していったほうがよいでしょうね。ま、小さい町なのでバイクを原付き感覚で転がして探しますわ。最悪、コンビニ弁当とかつまみでOKなので。

行ったのは、「焼肉ハウス草原」。開いてました!よかったー。一発ツモの気分です。注文が画面のついた電子端末で、結構進んでます。私、この電子端末、好きなんですよね。コロナでマスクしながら注文するので、お店の方も聞きづらいでしょうし、毎回復唱したりして時間がかかりますし。オーダーが入ったか心配になることもないので。もっと好きなのはQRコードで読み取って自分のスマホで注文できるタイプですが、北海道の道北でこれは最新設備です。素晴らしい!

そして今日もノンアル!焼肉なのにノンアル!がんばります。

焼肉ハウス草原

当店で1時間ほど、ひとしきり食べ、休憩して満足。19:20退店。だいぶ暗くなってきました。帰りにセイコマに寄ってテントに戻った頃にはサイトは夜モード。時間は19:40。湖から霧が湧いてサイト全体に立ち込めています。あらかじめヘッドライトをレッグバッグに入れておいたのでヘッドライトで自分のテントに戻ります。

エサヌカ線でお会いした方も夕食を終えてテント内に入ったようです。静かなサイトで快適です。唯一の難点として、蚊が多いので、防虫は必須ですが、普通にやればOKです。私は普通の蚊取り線香と虫除けスプレーです。

明日の予定検討

さて、まだ明日の宿を決めていませんので、今夜は明日の予定の検討です。天気予報アプリをいくつか比較検討。全道的にとにかく天気が悪い。明日は浜頓別も夕方から雨っぽいので、残るのも地獄。内陸やオホーツク海沿岸もなんとか雨はなさそう。内陸のほうがもうちょっと晴れるっぽい。

一方で網走のドーミーインを見たら、ひと部屋も空いていない。網走ってそんなに人気なのかな?と思い、近くのドーミーイン北見を見たら明日から2連泊で取れそう。

作戦的には、

  • 刻む作戦:明日は北見までのどこかでキャンプ。今日は洗濯をしていないので明日は必須。北見は明後日泊まりとする。
  • 直行作戦:ホテル泊なら、走行距離は300kmレベルになりますが、一気に北見まで走って、やや遅い着でもOKとする。2連泊なら中日は休むか、天気がよければ積載なしで美幌峠を狙うことも可。

のどちらかで考えました。走行距離的には刻みたいところですが、キャンプだとその後雨キャンプになりそうで、元々キャンプ連泊はしない方針ということもあって、距離はありますが、直行作戦に。ルートは枝幸経由にすれば短縮できますが、かなり退屈な道と聞いていたので、変化のありそうな音威子府経由にしました。

急ぎ、明日から2連泊でドーミーイン北見を取りました。よしこれで明日の予定は決まった。

就寝

ふー。今日は宗谷方面の天気が悪くて残念でしたが、エサヌカ線が少し良かったのが救いです。デイバッグ引きずり事件は大ショックでした。やはり積載はしっかりやらないとダメですね。そんなことを考えながら眠りにつく。多分20時台。

一度23時頃、トイレで起き(オジサンなので許して)、トイレに行こうと着替えましたが、ここは蚊も多くて飛んでいる虫も多いので、ついに頭からかぶる防虫ネットを取り出す。これならもう無敵感半端ないです。どんな大型の虫が来ても無心でいられます。まさか使うとは思わなかった防虫ネット出動です。ま、実際にはそれほど虫の攻撃を受けなかったのでネットはなくても大丈夫だったと思いますが、首周りを刺されるリスクは大いに低減できたと思いますので、これはこれでアリと考えました。小さくたためますしね。