初めての北海道キャンプツーリング

バイク初心者、ツーリング、キャンプともに未経験の50代が、北海道ツーリングに挑戦

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実録!Day4 初山別→オトンルイ風力発電所→稚内泊

2022年7月10日(日)

キャンプ朝のティータイム

キャンプ場の朝は早い!てか、もう4時頃から明るく、カラスも騒ぎ始め、視覚的にも聴覚的にも目が覚めますね。早く寝ておいて良かったー。深夜にペグ打ちするとは思わなかったけどね。ハハハ。

4時台はシュラフでごろごろし、5時頃に起床して、朝のドリンク。

いつも朝は、飲み物と、おメザとして、ちょっとしたオヤツしか食べないので、湯を沸かし、紅茶を淹れ、昨日の夜にセイコーマートで買った小さい牛乳でミルクティーにする。

はあ~最高。これがキャンプの楽しみなんですな。いつも自宅で淹れる紅茶のほうが味としては美味しいけれど、この朝の空気の屋外で、海を眺めながらの紅茶は最高ですな。調子こいて、フェリーでもらったドリップコーヒーも淹れて飲む。うむ、水分補給はOK。

撤収!

さて、撤収しましょう。外気はあまり湿っていなくて、テント外側には夜露がついていない状態です。

テント内の昨日9日から本日10日の朝にかけての気温・湿度はこんな感じです。

なお、この表示の見方ですが、温度は2℃、湿度は3%単位で、例えば25℃のラインのすぐ上までラインが出ていたら、25℃以上~27℃未満というように見るそうです。

気温9日
温度9日
気温10日

温度10日

気温は、9日夕方は30℃台、10日早朝は22℃台まで落ちています。

湿度9日

湿度9日

湿度10日

湿度10日

湿度は、9日夕方55%からだんだん上がってきて、10日早朝に85%ぐらいまで上がってました。テント内も結露していないようですね。

実際、テントのウチソトとも手触りはさらさらな感じで、若干地面に接しているところが湿気っぽいかなという感じでした。

マイクロファイバークロスでテントについた虫やクモを払って、払って、払って。自然豊かなキャンプ場で、小さい羽のついた虫や、アリ、そしてそれらを狙うクモがところどころにテントについています。設営した場所が常夜灯のわりと近くだったため、それで虫が多いのかもです。今夜泊まるホテルの室内で、テントのメンテ作業をしますが、ムシさんを部屋に持ち込みたくないので、しっかり払って畳みます。

ふー。撤収だけでも体力使ってしまいますね。練習してきたとはいえ、まだ要領が悪くてテンポがよくない。しかも暑いし。気温も25℃~26℃ぐらいです。

ピクニックシートを撤収ステーションとしていますが、その上に荷物が完成。バイクまで3往復して完全撤収。ゴミ捨て場にゴミを分別して捨てて、いざ出発。

初めてのキャンプ泊でしたが、大失敗はなく、クリアできたかと思います。これもYouTubeのおかげ、いろいろな方々がお持ちのノウハウを、素晴らしいコンテンツに仕上げて共有いただいているおかげです!ありがとうございます。昔だったらキャンプ入門とかいう本でも買ってやるんでしょうけど、キャンプと一口に言っても様々なスタイルがあるので、YouTubeなら自分に合ったスタイルを探せるけれども、書籍だとその執筆者のスタイルや考えだけになってしまいますからね。

さて、テントにぶら下げるフダを管理棟に返却し、キャンプ場を出たのが8時20分。朝の紅茶を堪能しすぎて、本当はキャンプ場の奥に展望台があるようなのですが、先を急ぐためスキップ。う~ん、もう少し早く出たかったけど、まあこんなもんかな。次回は頑張ろう。

日本海オロロンラインを走りながら

今日は、日本海オロロンラインをひたすら北上し、苫前、羽幌、初山別、遠別、天塩、そして本日のハイライトの、オトンルイ風力発電所、そしてノシャップ岬を回って稚内泊です。しかし、この「ノシャップ岬」って、道東根室の先の「納沙布岬」と音が似すぎ。宿泊はドーミーイン稚内。距離にして180km。雲は多めですが、晴れ間は見えているので、ツーリング日和に入るでしょう!

天気予報を見ていると、北海道全体的にこの先の天気が悪いです。本州のほうでも広い範囲で大雨が降って、その雨雲が北海道までやってきて、雨を降らせている状況。キャンプ場の山を降りる坂からも遠く積丹半島?で雨が降っているのが見えます。そういった意味では今日この日本海オロロンラインは天気は持ちそうなのでラッキーと言えばラッキーです。今日いた留萌も今夜は雨の予報なのでうまく雨を逃げています。

日本海オロロンライン

走りながら、昨日のツーリングの反省。今回は、自分にとって初めてづくしの挑戦なので、様々な分野について学ぶ必要があって、頭がパンク!自分の限界を越えてます。そういった状況で、どこで何を食べようとか、そこまで調べたり、計画に組み込む余裕が全くなかったです。なので、昨日の昼飯でも食べるべきところで食べられず、夕飯は夕飯で、夕飯難民になったりしてしまった訳です。頼みの綱にしていたGoogleマップのレストラン情報がぜんぜん正しくないというのは想定外でした。都心部と違ってGoogleマップのレストランの情報がぜんぜん更新されていないのでしょう。逆に想定以上だったのは、セイコーマートなどのコンビニがいたるところにあって、本当に助かりますし、助かりました。

そんなことを考えながら走っていますが、海沿いを走ってその風が気持ち良い!

日曜日ですから、北海道のライダーさんらしき方々もツーリングしてます。のんびり走るエストレヤ君をライダーさんが後方ヤエーをしながら抜いていきます。

後方ヤエー

サイコーですねー。左の海上に小さな島がふたつ見えてきました。左から、天売島(てうりとう)、焼尻島(やぎしりとう)で、ツーリングマップルによると、羽幌からフェリーが出ていて、55分。周囲はどちらも12kmほどで、レンタサイクルなどで回れるらしいです。キャンプ場もあるようで、これは将来の目的地にしてもよさそうです。

天売焼尻

走り出して20分。最初に出てきたのは、道の駅「おびら鰊番屋」。まだ走ってすぐ過ぎるので、ここは写真のみで休憩なしとしますが、一度バイクを降ります。立派な番屋の建物を背景に撮影。

おびら鰊番屋

海の方向はこんな感じ。ステキなところです。

にしん街道海側

苫前

おびら鰊番屋を出ると、鬼鹿という港町に。磯の香りがすごい。

「すみれ」という良さげな寿司店がありますが、まだ9時前でお昼には早い。グルメ基準でツーリング計画してないので残念ですなー。この旅のどこかで一度ウニ丼は食べたいなぁ。高そうだけど。

走りながら昨日のキャンプを思い出す。まだ自分には、移動してのキャンプ2連泊は厳しいかもと。設営・撤収にかかる時間や負担が高いというのもありますが、特に昨日・今日と暑い天候が続くと、私は上半身に結構汗をかくので、絶対に洗濯したくなるので、洗濯設備がしっかりしているところでないと厳しいのと、まだキャンプ場という施設に慣れていないのでランドリーを使うところまで余裕がないです。ちなみに望洋台キャンプ場にはコインランドリーはあったようです。

さてさて道は続く。天気がまあまあ良くて気温も高く、すれ違うライダーさんたちも多いです。ヤエー。

ところで右手でヤエーしてくるヒトって、アクセルってどうなってるのかしら?後で調べたところ、大型バイクなど上位機種には電子制御のクルーズコントロールがついているらしく、スロットルが固定される仕組みがあるそうです。確かに最近のエンジンはEFIでしょうから、コンピュータ制御できそうです。あるいは、クルーズコントロールがなくても、物理的にアクセルを固定するタイプのアクセルアシストもあるようで、そういったものを使っている場合もあるようです。私もアクセルアシストは使っていますが、靴べらっぽいプラの部品をハンドルにかましているだけなので、そういうタイプがあるとは知らず。右手ヤエーをしているヒトは、てっきり、クラッチを切ってニュートラル状態にして、右手でヤエーしているのかと私は勘違いしたのですが、わざわざすれ違うだけの挨拶でそんなエンジンの回転数を上下させるようなことはしないよなーと思い、にゃんだろなーと思っていました。

海は静か。湖のよう。ここではサーファーは絶滅種なのかも。海面に特徴のある岩。ローソク岩というらしいです。海鳥が羽を休めています。

ローソク岩

チャリダーもいる!昨日も何人か見かけましたが、ほんとすごい。でっかい北海道を人力で走ってるんですよ。バイクで走っている自分が言うのもなんですが、危なくないですかねー?特にトンネル。狭いし、暗いし、寒いし、長いし。ルートで避けるようにしているんでしょうか。どうぞご安全に!(自分もな。)

前後に車もなく、完全マイペースで走行。自分はバイク初心者ということもあり、エストレヤというバイクの特性もあって、気持ちよく走れる速度っていうのがありがたいことに法定速度ぐらいなんですなー。以前ちょっと乗っていたNinja 250Rだと、高速道路で80-100ぐらいが快適速度というイメージだったと思うので、車種によって違うんですね。

苫前に入る。苫前ベアー通過。

苫前ベアー

この先、久しぶりの赤信号で停車。停まり方を忘れるぐらいノンストップでした。

道路脇にでっかい風車。迫力~。

苫前風車の迫力

すごいなー。ってことはオトンルイ風力発電所はもっとすごいってことかなー。この先の風車もぶんぶん回っています。確かに風強いからね。でも嫌な横風はないね。

羽幌

次は羽幌が出てくるはず。ツーリングマップルをちらりと見る。スマホナビと紙の地図の組み合わせは便利ですね。紙の地図は、マクロな視点でぱっと確認できるからよいです。このツーリングマップルというのが良くできているのでしょうね。私のような初心者にもわかりやすい表記になっています。

はー、なんてことのない道なんだけど、サイコーですねー。

羽幌に向かう

羽幌の町に入る。北海道のドラッグストアチェーン「ツルハドラッグ」や、北海道ローカルのガソリンスタンド「ホクレン」があります。信号待ちで地元のオジイさんライダーから話しかけられる。「大変だねー、気をつけてよー」。先程合流のところでちょっと距離が近かったかも。だとしたらゴメンナサイ!

走りはじめて1時間ぐらいしたので羽幌で休憩します。道の駅「ほっとはぼろ」の表示。ん?何か道の両側にノボリがたくさん立っていて、神社のお祭が執り行われれているようです。羽幌神社というのがあるそうです。前方に何か車列ができとるぞ?と注意していたら、右にあった道の駅の入口を通り過ぎてしまった!なんとー。車列は、お祭りの車列で、お囃子の車とかでした。神輿も出てる。

羽幌神社のお祭り

Uターンするかなー?と思っていたらセイコーマートがあったので、セコマで休憩することに。オヤツやドリンクを買って、お店の日陰で休憩しようとしていたら、セコマから出てきた地元のお母さんが声をかけてきて、「これでも飲んで行きなさい」と、ドリンクをプレゼントされてしまいました!道の駅を過ぎてしまったハプニングがここにつながっていたとは!出会いというものはわからないものですね。

ドリンクプレゼント

さっきのオジイさんといい、今のお母さんといい、羽幌はフレンドリーで優しい方が多い!冷たいうちにいただきました。ありがとうございます!

初山別

30分ほど羽幌のセコマで休憩して9:50ぐらいに出発。日本海オロロンラインをひたすら北上。後ろから来た車もスムーズに抜かさせることができるようになってきました。

雲もだいぶ少なくなってきて天気も上々。左は海、前方と右には北海道の大地。サイコーですねー。来てよかったー。これは多くのライダーさんが魅了されるのもわかりますよ。

お、海側の遠くに、山陰が!出たー利尻富士!きれいだなー。ちょっと下の写真ではほとんど見えないかもですね。左手前のガードレールの柱の上あたりです。

遠くに利尻富士

初山別に入る。素晴らしい海沿いの道。

初山別への海沿いの道

この先、登坂車線があるので助かります。のんびり法定速度で左側を行きますよー。

本日は日曜日。ところどころガソリンスタンドがお休みです。ここも都心部と違うので要注意です。とはいて、エストレヤはリッター35kmぐらい走り、タンクはリザーブ除いて11.3Lありますから、のんびりロングツーリング向きでそれほど心配はしていません。

初山別の「みさき台公園キャンプ場」も宿泊候補でしたが、切りが合わなくて泊まらず。が、同じところに日本最北端の天文台があるそうなので、どんなものなのか、それだけ写真を撮ろうかと思います。まだ走りはじめて30分ぐらいしか経過していないので、道の駅「ロマン街道しょさんべつ」では休憩しません。

国道232号線、天売国道から入るポイントが、道の駅より手前なので、道の駅の看板が出てすぐ左に入らなければならないのですが、うっかりオーバーラン。ここは意を決してUターン。でも後で地図を見たら道の駅のほうからも行けるので、道の駅まで行ってから天文台に行ってもよかったかもです。

さて、みさき台公園の天文台側に入っていきます。おお、海に向かって緑の中を行くステキな道路ですよ!

左手に天文台が!宇宙のロマンですねぇ。宇宙の果ってどうなってるんだろう。バイクが「星」を意味する「エストレヤ」だけに一緒に撮影。

初山別天文台

一応、その先のキャンプ場も視察。海岸に向かって下る斜面の途中にバンガロー。絶景ですねー。降りた先にもテントサイトがありました。海沿いのキャンプ場の宿命として、風がまあまああるので、設営力が問われますね。この先の駐車場でUターンして戻る。

初山別バンガロー

さて、次に行きます!

232号線は、この先、遠別の町で右折します。そして天塩に向かって北上!

天塩

遠別からしばらくは海から離れた道を行きます。オトンルイ風力発電所に行くには天塩で232号線から外れて左折して道道106号に入る必要があります。ちょうどその左折ポイントに道の駅「てしお」があり、時間もお昼時になるので、ここでランチ休憩です。

メニューに「北寄貝カレー」というのがあり、教養のない私は「きたよせがい」と読み、お店のヒトに、大きな声で「この、きたよせがいカレーって何ですか?」と質問し、返ってきた答えが「ほっきがいだよー」とのこと。あー!ホッキ貝ねーと。恥ずかしー。勉強になったヨ!で、そのホッキ貝カレーには行かず、本日限定の「ヒラメの昆布締め丼定食」にしました。目の前に、昆布の名産の利尻島がチラチラ見えているので食べないわけには!

ヒラメの漬け丼

久々まともな食事。昆布の旨味が刺し身に移っていて美味しい!が、結構量があって、がんばりました。少食オジサンにはつらい。ゆっくり食べて、ゆっくり休憩して、40分ほど。

バイクに戻って出発準備をしていたら、80オーバーのオジイサンが声を掛けてきて、どうやら昔初代エストレヤをお乗りだったそうで、今も岐阜の自宅にあるとのこと。となると1992年頃。30年前ということですから、おお、今53の私と同じ頃にエストに乗っていたということなのかな。今回は車でいらしたそうですが、エストレヤを見かけて懐かしくて声を掛けてきたようです。これの年式は?とか、インジェクションかね?とか、バイク好きのオジイサンのようです。私はバイク初心者なので、お話についていくのがやっとでしたが、しばしバイク談義をしました。

そして時間は12時40分。さて行くよー。

オトンルイ風力発電所

オトンルイ風力発電所のある道道106号線は一度天塩から海に向かって左折。そして再び右折して海沿いに。道なりに左折して天塩川をわたり再び右折して海沿い、という左クランクを2回やる感じですね。

眼の前に利尻島が見えてきました!近いぞー。

利尻富士が見えてきた

そしてー。天塩川を渡っていると右手遠方に風車の列が見えてきましたー!

そして近づいてきますぞー。左手には利尻富士、右手には風車の列。ついにやってきたよ、ここに!感動。風車はぜんぶで28基の風力発電タービン。28基揃い踏みは今年が最後らしいです。海からは強めの風が吹いて風車が回っています。う~んサイコー。

とりあえず停車して写真。

オトンルイ風力発電所とエストレヤ

だいたい写真を撮りたいスポットというのは、誰もが撮りたいので、さっさと撮影してどいたほうがよいですね。さて進みますよー。時間は13時。これからノシャップ岬を回って稚内ですから、あと50kmぐらい。結構走って疲れたのでなるべく早く宿に着きたい。途中で一度内陸に入って大規模牧草地を走ろうかと思いましたが、そんな気力・体力・時間がない状態。ナビで経由地を削除して、ストレートに海沿いでノシャップ岬を目指します。

左は利尻富士。右はオトンルイ風力発電所です。ほっかいどーーーー!

左は利尻富士、右はオトンルイ風力発電所

この度の一つの目的地だったところを今、自分は走っています。ありがとう!

自然美と人工美の融合といった感じでしょうか。でも、やっぱり自然美に人間はかなわんなーという印象ですね。自然のちからをいただいて人間は生かされているということを感じることができる場所です。ありがとう、地球。ありがとう、太陽。

稚咲内PA

そして北緯45°のモニュメントを過ぎる。利尻富士と重なってます。

北緯45度のモニュメント

そしてずーーっと、左は利尻富士、右は湿原・牧草地といったまっすぐの道を進みます。右の白いシートで梱包されたのが牧草ロール。遠くて大きさがわかりませんが、人の背丈ぐらいあります。

利尻富士と牧草地

いやー、今日は晴れて良かった。北海道全体的に雨模様のなか、道北の日本海側は、雲は多いけど、晴れてるんです。幸運。

利尻富士と湿原

もうずーーっとこんな感じ。雄大な景色の中の一本道、ここに道を通す意味はあったのかというぐらい、観光ツアラー以外、誰もいません。

左にPAがあったので停める。稚咲内PA、「わかさかない」と読むそうです。ここから内陸に入るとサロベツ湿原センターなどがあるそうです。本当はそのサロベツ原野を抜け、豊富の町から、大規模草地放牧場の、サロベツリフレッシュロードを走りたかったのですが、あまり時間はないようなので、今日はスキップです。明日以降も来れなくはないですが。

とりあえず、利尻富士を背景に写真。時間は13:30。利尻富士には雪渓が残っているのか、ちょっと白いものが山頂まわりにあります。

サロベツ原野

木道があるので、稚咲内園地の中に入ってみます。あたり一面の湿原風景。

こうほねの家PA

さて、まだまだ海岸沿いは続きます。海岸線が見えると、波が優しく打ち寄せています。美しい、美しい、美しい(語彙力がー)。

利尻富士と波

今日は本当に一日ツーリングを楽しめたなぁと。まだ終わってないけど。

これは今日もぐっすり眠れそうだぞと。うむ、そういえば昨日の初キャンプだけど、ばっちり睡眠が取れましたね。

キャンプ場では、あまり寝られないといったコメントもネットで見られたのですが、私の場合、普通のホテルに泊まるのとあまり変わらないです。眠いときは眠いので、私はどこでも寝られるタイプだと思います。高校・予備校・大学と教室で鍛えたからかもしれませんな!笑

というか、よく寝られたのは、キャンプ場の雰囲気が静かで良かったからだと思います。小平町望洋台キャンプ場は、いろいろな方がオススメしているように、私のような初心者でもエントリーとして利用しやすいところだったと思います。ありがとうございました!

一方で、ここ3日連続で酒を飲んでいるので、それが若干カラダに負担が来ている感覚があります。今日はノンアルコールビールとかでガマンして、体調を整えたいです。これから先、長丁場ですからね。

「こうほねの家」PAを目指して走ります。利尻島の右手に島影が。礼文島でしょう。私の友人は昨年行ったそうです。かなりよかったそうです。いいですねー。どうしようかなー。今回行こうか悩ましいところ。

利尻島と礼文島

おっと、わりと大きめの虫がバイザーに当ってつぶれたらしく、オレンジ色の体液がダラ~っとバイザーを流れています。なんとスプラッターな状況。虫が多いと聞いていましたが、本当ですね。牧場が近いということもあるかと思います。

おっと、海岸まで車を入れている人がいます。4WDなら大丈夫そうですね。

左手に、これもまたビュースポット的な、ちいさなPA、友来PAがありました。小さな駐車場なので気をつけないと通過しそうです。ささっと撮影。

友来PA

そして5kmぐらい走り、こうほねの家PAに到着。木道が海岸方面まで伸びているのでそっちも行ってみましょう。

こうほねの家PA海岸

誰かがドローンを飛ばして撮影しています。ブーンと音が。風が強いのですが、さすがドローン、風に煽られても、姿勢を持ち直しています。いいねー。今度ドローンとかやってみたいなーと思っています。自分の走る姿を追尾空撮してみたいです。

以前モンゴルに旅行に行ったとき、同じグループにドローンを持ってきている人がいて(本当は、あまりハイテク機器を持ってこないでとの注意があったのですが、ご存知なかったのでしょう笑)、休憩時間に現地の方々が馬で疾走する様子を追尾空撮しました。後日その様子をネットで共有いただいて、非常に感銘を受けたことがあります。

最近は規制がいろいろ整備されつつあり、免許制度がうんぬんといったこともあるようです。今は他にもやりたいことがいっぱいあるので、まだ手が出せませんが、数年したらやるかもしれません。

ノシャップ岬

さて、ノシャップ岬を目指して行きます。時間は14:20。あと23km。30分ぐらいでしょうか。のんびり行きますよー。

音楽を聞くにも、こののんびり感がちょうどよいんですよ。50km/hぐらいでないと音楽がちゃんと聞こえないのです。逆に、60km/hぐらいまで速度が上がってくると、音楽が正しく聞こえなくなって、不思議なことに、新しい曲が頭の中で生成されたりします。雑音の向こうに、ドラムスのリズムと、音程のなくなったボーカルのボイス感だけが聞こえてきて、頭が勝手に音楽を補完しています。妄想J-POP!笑。その中間速度だと、音楽が気持ち悪く聞こえ、自分が音痴だということもあると思うのですが、原曲が別の音程で聞こえてきます。こうなったら、速度を上げるか、下げるか、音量を上げるかです。

道の両側が湿原。その中を走っていきます。

サロベツ湿原

そして何か変わった地形になってきて、右手に不思議な岩が出てきました。

抜海岩陰遺跡

抜海岩陰遺跡らしいです。この抜海という音は、アイヌ語の「パッカイ」=「子を背負う」という意味らしいです。

一時停止を右に。

ここらへんから陸側は丘陵地形っぽくなっています。左手前方に見えるのはノシャップ岬。結構遠くにありますが、ナビでは20km。だんだん距離感がおかしくなってきていて、20kmなんてすぐ、という感覚です。

時間も14:30を越えて、ちょっと疲れてきました。昼に天塩で食べてから、ちゃんとした休憩が取れていないです。いかんいかん。岬で休憩したい。

左がノシャップ岬、右が稚内の分岐に来ました。左の「無事カエルロード」で行きます。

稚内分岐

やっぱり岬は風が強い。マクロ的には、日本海とオホーツク海が、樺太と宗谷岬・ノシャップ岬で分断されていて、その間の宗谷海峡を、風が抜けていくので、風が強いのかな?

急に風が冷たくなりました。オホーツク海からの風でしょうか。岬に近づくほど空気が冷たくなってきました。右の丘を越えて冷たい風が吹き付ける。稚内というところは、改めて寒いところだと認識。

丘の上には球形のレーダーとか管制塔のようなものがあるので、自衛隊の基地でしょうね。

ノシャップ岬が近い

しばらく行くと左にノシャップ岬の表示が。到着15:00。

ノシャップ岬

漁港のカモメがでかい!

バイクを駐車場に停め、しばし散策。寒い。風強い。海は静か。

ノシャップ岬

この後、この稚内灯台の足元までバイクで行ってみました。バイクの撮影によいスポットかもしれません。

稚内灯台

寒いので、もうホテルに入りたい。15時も過ぎてるし。

ノシャップ岬エリアを出る。地面の警告が「シカ注意」かよ!普通一時停止とかじゃないのか!?笑 よっぽど出るんですね。

鹿注意

風が冷たい。恐るべしオホーツク。

ドーミーイン稚内

5分ほどでドーミーイン稚内に到着。お、もう既にバイクが何台か着いてる。ドーミーは15時から風呂だから、もうチェックインしていてもおかしくないね。チェックインは15:20。

リゾートホテルではないけれど、部屋からの眺めは良いね。

ドーミーイン稚内

ドーミーインでも一世代前のちょっと懐かしい雰囲気のドーミーインで、カギがメタルのカギでプラスチックバーのキーホルダーがついているタイプ。

さて、風呂に行く前に、キャンプ用具を広げておいて乾燥させないといけません。そして、風呂。サウナ・水風呂・外気浴を3セットする。風呂と平行して洗濯。休憩も含めてゆっくり休む。とはいえあんまり遅くなると夕食難民になる可能性が!ということで19時頃に宿を出てお店探し。

稚内の夜

今日は飲まない予定だから軽く食べたい。ん?Googleマップのレストラン情報、ここでも使いものにならないですね。営業中と表示のお店がほとんど休業。またしてもか。やばい。夕食難民になってしまった。稚内、結構さびれています。行けども行けども、どこも休業。

そうか、今日は選挙だから?関係ないか?ちなみに自分はこのツーリングのために、期日前投票してきました。近くに区役所の出張所があるので、お気軽にできます。

やっと見つけた、地元の居酒屋「よしおか」。ご高齢のお母さんが切り盛りしているお店。なんとかカウンターの端っこに入れていただいた。メニューもいくつか終わっていて、刺し身定食とノンアルコールビールを注文。

どうやら私が最後の受け入れ可能な客だったようで。私の後から来たお客さんは、みんな「今日は終わっちゃいました」と言われて帰る。女将さんによると、本来日曜日は開けていないそうで、今日は宴会の予約があって臨時でお店を開いたとのこと。そして今日はご飯(米)がもうなくて、私が最後らしい。ラッキー。

ようやくまともなメシにありつけました。よかったー。

稚内よしおか

私の隣には地元の陽気なオジイサンが女将さんと会話が弾んでいる。私も声を掛けられ会話に入る。

オジイサンによると、今日はなぜかどこも閉まっていて、普段日曜に開いているところも閉まっているとのこと。「フーゾクとかも閉まってて困っちゃったよー」とおっさる(カミさんに話したら、単に見栄を張っているだけよ、とのこと笑)。今日みたいな日は、南稚内に行けば、もう少し栄えているので、お店はあるだろうとのことです。なるほど、確かに南稚内のほうが街っぽくなっています。よく地図を見ればよかったです。私はドーミーイン制覇のため、宿は迷わずドーミーイン稚内にしてしまったのですが、食事は最初から南稚内に移動したほうがよかったかもです。

なお、そのオジイサン、もともと利尻出身で、昔は東京に出て働いたこともあるそう。今はこちらに戻ったが利尻はなーんもないとのことで、稚内にお住まいだそうです。楽しくお話させていただき、別れ際にはガッツリ握手(コロナ禍だけど)。北海道のオジイサンやお母さんは元気で優しいですね。

お店は臨時開店だったこともあり、30分ほどで退店。しばし近くを散歩。といっても本当に何もないですね。稚内って。お約束の北防波堤ドームを訪問。誰もいない。写真を撮っていたら蚊に首をさされた。

稚内の北防波堤ドーム

駅もきれいだけど、20時過ぎということもあって、寂しい。

稚内駅

ふ~、今日は4時台から起きているからもう眠い。ホテルに帰って、ヘルメットのメンテと、GoProのデータをPCにバックアップして寝よう。

GoPro容量不足問題が露見

今日のサロベツ原野で、SDカードの容量が半分以上消費してきた表示になっていたことに気づいたので、部屋に戻ってGoProのデータをPCにバックアップしようと思いました。

私のGoProはメディアModを装着していて、SDカードを抜くのが面倒なので、給電用にしていたUSBケーブルをそのままPCに挿してコピー開始(エラーが怖いので、移動じゃなくて、コピーしてから消すお作法)!

しばらく放っといたら、PCからポップアップ表示が出ています。容量がないだと!?保存先が起動ドライブでもあり、容量がなくなるとPCの動きにも問題が生じるので、まずはキャンセル。

そっかー確かに。256GBのSDカードなんだから、それが半分以上消費された状態なら、PCの空き容量130GBに入るはずがない。おバカですね。

ここらへんの経緯は「ツーリング先でのGoPro動画データの保存」に書きましたが、結論的には、忘れかけていた存在の、GoProのクラウドにアップロードすることで、問題を回避しました。キャンプの時は、容量的にアップロードは現実的でないので、アップしませんが、ホテル泊の時は毎日アップ&Delete作戦で行くことにします。このアップロードは、時間がかかりますが、寝ている間に完了しますので、大丈夫でしょう。

寝る前に、ちょっと事件?発生ですが、容量計算をしなかったことを後悔しつつ、就寝しました。