2023年7月11日(火)
釧路和商市場
遅ようございます。9時半にホテルをチェックアウト。
釧路を離れる前に、和商市場を覗いてみようと思い、ホテルに一旦荷物を預けて、歩いて市場へ。
和商市場は、南北に細長い区画になっていますが、正面入口は北の駅側にあります。
中はこんな雰囲気。通路も広くて買い物しやすいです。
ここの名物は「勝手丼」。中央に座って食べられるところがあります。
それこそ「勝手」がよくわからないのでお店の人に聞きました。
「どんぶりご飯」だけを売ってるお店があるので、まずそこでお好みのサイズのご飯を購入。そしたら、海鮮のお店に行って、どんぶりご飯を渡して、乗せたい海鮮をオーダーして、お会計、という流れだそうです。
なるほど、なるほど、お好みの海鮮丼が作れるって奴ですね。
もちろん、豪華ウニ丼を作ることも可能!
お店の方によると、昔、旅の人がご飯だけもってきて、そこに具材だけ販売して乗せてあげたことが始まりだそうです。
これはいいですね。
食べたい気持ちもありながら、残念ながら私は体調の悪さから食欲もなく、パスすることにしましたが、見ているだけで食べた気になってしまいました。前日の夜に寿司を食べておいて良かった笑。
その土地それぞれの市場ってのは、見ていて楽しいですね。なんか食べ物からエネルギーが放射されているようで、市場を歩くだけで元気がいただけそうです。
太平洋沿いを走る
さて、ホテルに戻って積載して出発。時間は10:05。
釧路から帯広へのルートは、一昨日と同様、太平洋沿いに行くことにします。
今日は海沿いはそれほど天候も悪くないようなので、一昨日と同じ道を逆に走るということにしました。
時間的、距離的には内陸の本別経由での高速道路でしょうけど、昨年この高速道路を走ったこともあり、また、あまり快適でなかったので、高速は使いません。エストレヤだと高速道路はツライものがありますし、景観もよろしくなかったという記憶なので。
また、体調がもっと回復していれば、一旦北上して阿寒湖をちらっと見てから、帯広に行くというルートも考えられましたが、山側は天候が悪いようなので、今回もご縁はありませんでした。
あるいは本別経由の峠道で行くというのもあるのでしょうけど、今はその余裕もないですね。
体調的には、昨日の夜に7割ぐらいまで戻したのが、今は6割程度に落ちた感じでよろしくありません。
なお、天気予報によると、帯広は13時過ぎから雨が降るらしいので、それまでには入りたいです。
とりあえず、あまり何も考えなくても済む国道38号線に乗って西に向かいます。
解熱剤のせいで、汗がだらだら出て不快。鼻の奥が痛いので、その痛み止めとして飲んでいます。
今日は火曜日なので北海道では観光関連の施設がお休みのところが多いので注意です。道の駅すら休みという場所もありますから。
いくつか橋を渡って釧路の街を出ます。
霧がかっていて、寒そうですが、これが暑いような寒いような不思議な気候。今日は海沿いで雨に降られる可能性が高いと思い、レインジャケットを着たのですが、気温が高くて脱ぎました。よりによって体調も崩しているので、なおさら体温調整がわけわからんことになってます。
帯広115kmの表示。私の海沿いコースでは119kmという表示だったので、それほど遠回りにはなっていないということです。
今日は帯広でホテル泊です。最初はキャンプしようと思ったのですが、天気があまりよろしくないのと、体調も崩したのでホテル泊です。
明日は苫小牧からフェリーに乗船しますので、釧路を起点に、苫小牧に出やすい場所となると、間の帯広かなというところで、帯広です。
ホテルは昨日、一昨日と同じコンフォート。リッチモンドと迷いましたが、同じブランドでいいやと思いコンフォート。昨年と前回はドーミーにしましたが、もう価格差が5千円ぐらいあって、その分のサービスを享受できないと思ったからです。
特に今回は、サウナで有名な「北海道ホテル」の日帰り温泉に行こうと思っているので、大浴場やサウナ完備のドーミーを選ぶメリットなしだったからです。
あと、チェックイン時間の要因もあります。ドーミーだとチェックインは15時ですが、リッチモンドとコンフォート(公式からの予約)は14時なので、体調も悪いし、昼過ぎに一時的に雨になるので、早めにチェックインしたい、という背景もありますね。
ベストは、雨が降る前にチェックインして、雨をやり過ごし、夕方雨が上がったら北海道ホテルの風呂に入りに行く、という流れです。
さあ、果たしてどうなるか。
大楽毛を過ぎて白糠・帯広方面に。
もうキャンプもないので、キャンプ道具は送り返してしまったし、ついでに土産も一緒に送ったので、荷物が軽く、バイクの動きが軽快でよいです。楽ですね。
海に近づいているからか、霧が濃くなってきました。
以前だとちょっと残念に感じてしまうこんな天候も、もう慣れました。夏の釧路近辺はこんなもんだと。昨年はこれに大雨がおまけで付いてましたので、かなりマシだと思うようになりましたね。
あ、寒くなってきました。海沿いですからね。
ちょっと停めて上に着ようと思います。
いい具合に停められそうな場所があり、既にライダーさんがいらっしゃいました。みなさん考えてることは同じかしら。
走行再開。
空気が冷たくて寒い。
もう今日明日は天気を望めないので、北海道での楽しいツーリングタイムはもう終わったと感じています。
去年と今年で合計30日間、北海道をツーリングしましたが、走りを堪能しました。ツーリングライダーの世界を垣間見ることができて楽しかったです。奥深い世界ですね。私なんかはまだ門の外から中をちら見しただけといったレベル感ですが、これはこれでハマると楽しそうですね。
と、もう総括のような気分になっております。
でも本当にこの2年間、やってよかったプロジェクトです。今までツーリングなるものを、ビタ1mも走ったことがなかった自分が取り組んでみた訳ですが、やってよかったなぁと。こんなにも自動車で旅するのとは全く異なる体験になるとは思いもよりませんでした。うん、成功、成功。あとは無事に帰ることだねと。
左の草地の向こうは海のはずなのですが、霧で全く見えません。
庶路、西庶路と過ぎたら、海がぐっと近づきます。いい波が来ていて、サーファーさんたちがいますね。いいねー。
白糠から一旦内陸に入って再び海へ出るところにあるのが、馬主来沼(ぱしゅくるとう)。右前方に見えます。
さて、霧がすごいですが、雨が降っていないのが救い。
ただ、この先の時間で雨が降りそうか確認して、そのまま海沿いを走るか、内陸に入るか判断しなければと思います。
ちょっと停まって雨雲予測を確認。
お、12:40には帯広で雨が降り始めるらしいと。今は11:10。
13時過ぎるといよいよ本格的に降るらしい。
内陸に進路を取るルートでナビで検索。しかし15分ほどしか短縮できなさそう。
それならポツポツ来られても、海沿いを走ったほうが視界がひらけて気持ちがよいかなと考え、海沿いで行くことにします。
ナビの到着予想時刻は13時ちょうど。休憩入れて13時半。チェックインは14時なので、ちょっと早いですがエントランスで少々雨宿りできるなら、ちょうどよいかなと。
海沿いの平坦な野山に突き通した道を進みます。
なーんか、動物が出そうな雰囲気。危ないから出て来ないでねー。
時々丘のような斜面を登りますが、キャンプ用具を自宅に発送したので、バイクが軽くて、ぐいぐい登ってくれます。エストレヤは非力なだけに軽量化の効果が出やすいかと。
特に明日は苫小牧に向けて峠を越えるのでよき、よき。
チャリダーさんと出会うきっかけとなった廃業したライダーハウス。
「ライダー旅人の宿M&P」って書いてありますね。
調べたらまだブログが残っていて2011年夏に閉業したそうです。12年前ですね。
引用元:M&Pへようこそ!
チャリダーさんはなんでここに来ようと思ったのでしょうね。昔泊まったことがあってまた来たとかですかね。
内陸に向かう国道を左折して、海沿いの道道1038号線に入ります。
うーむ、相変わらずの霧!
そして海岸へ。
ひゃっほーい。これだぜ。
天候がどんより雲でも、海岸ってのはよいですね。いい波も来てる。
一昨日来たときは反対側の車線でしたが、今日は岸に近い車線なのでより一層景観がよいですね。
あ、遠くに白い動物が左の茂みに入ろうとしてます。
あれは多分猫ですね。
うちの猫たちは元気にしてるかなぁ。妻にお世話を任せっぱなしにして申し訳ない。
場所は興部というところ、確か紋別のほうにも興部という町があって去年行きましたね。調べると「川尻の合流するところ」という意味らしいので、同じような地形のところにはオコッペという地名が付けられがちってことですね。
うっすらと霧のかかる海沿いの道を行きます。
いい景色。美浜じゃ。
この海側の車線、いいですねー。
海岸線を堪能し、昆布刈石で一旦内陸に。
あ、あったかい。やっぱり海沿いは寒いよね。それとも、だんだん釧路の空気じゃなくなってきているってことでしょうか。
さて、海沿いコース、最後のダメ押しってことで、左折して国道336号線に入ります。
ここからは一昨日も通っていない道なので、ちょっと楽しみ。
すごい霧ですが、確実にあったかくなっています。
牧草地でしょうか、視界がひらけて気持ちが良いです。
この先左に入ると昆布刈石展望台らしいですが、ダートらしいのと、この視界と、今年は熊リスク高いのでやめておきます。
あ、やっぱり牧場でしたね。広大!
霧が出ているのに、雨もなく、日差しが霧を抜けて地表に届いているのか、あったかいので、不思議な天候。
丘陵地帯を抜けていきます。気持ちがいいですね。うん、こっちに来てよかった。
おー、海岸の沼でしょうか。きれい。
この道、国道336号の昆布刈石周辺、いいっすね。
さて、これで海沿いコースは終わり。
さらば海よ。素敵だった!
豊頃
帯広方面に内陸に入ります。
なぜかボーリングのピンがあって、そこを右折して、道道1038号に向かいます。
あー、あったかい。確実にあったかい。やっぱ釧路とは違う。十勝平野の気候ですね。
今時間は11:45。ホテルを出たのが10:05なので1時間40分。私にしては意外と長く乗ってます。途中2回ほど路肩に停めたりしたものの、私も長距離走行に慣れてきたのでしょうか。鼻水もなくなって、体調が上向きってこともあるかもしれません。
なんか霧もなくなってきたような気がします。
道道1038号線に合流して、北海道的な風景を走ります。
ところどころに沼地もあったり。
十勝平野に帰ってきたよ~っ的な風景。
どこかで休憩したいなー。できればセブンで。ドリップコーヒーを飲みたいから。
十勝川を渡る!
川の上は風がありますが、この程度なら大丈夫。
場所は豊頃、茂岩山です。
襟裳岬で会ったハーレーのオジサマはここの近くのキャンプ場からいらしてました。ここらへんから襟裳岬が射程圏内ですね。
帯広から襟裳岬を狙った私的には位置的にノーマークだったのですが、釧路方面から来るならここも良さそうですね。
バンガロー1000円も安いし、テントひと張り300円も安い。
敷地内の十勝ロイヤルホテルで日帰り入浴もできる。
豊頃のセコマまで2kmと近い。
これは便利かもです。
国道38号線をそのまま幕別方面に走ります。
コンビニがないかなぁ。さっきの豊頃ではセコマしかなかったなぁ。セブンはあきらめてセコマでもいいか。次の幕別に行けばあるに違いないです。
ありました~。ここで30分ほど休憩。
帯広
帯広まであと14km。20分ほど走ってホテルに到着。
到着は13時半ぐらい。雨がポツポツと来はじめて予報通り。
バイクはエントランスの周辺に置くべしとのこと。駐車場が結構混んでいるってのもあるのでしょう。幸いにして、用意ができている部屋があったので、13:40に部屋をご案内いただけました。
部屋についたら、爆睡。
寝ている間に雨が少し降ったようですが、大雨には至らなかったようです。
17時頃に目が覚め、雨もほとんど降っていなかったので、行動再開。
森のスパリゾート北海道ホテル
今日は、「森のスパリゾート北海道ホテル」の日帰り温泉に入って、有名なサウナに入ろうと。
まずは北海道ホテルへ。
結構格式のあるホテルでした。
ホテルの名称が「北海道ホテル」とは、名称のスケールもでかいです。
エントランスドアには、ホテルスタッフさんがいらして、バイクの駐車場をご案内いただきました。場所的には、この写真の左手の柱と柱の間にバイクの駐車場がありました。
中に入り、チェックインカウンターで日帰り入浴の受付を済ませ、大浴場に向かいます。
途中右手に宿泊者専用のラウンジがあり、優雅な雰囲気となっております。
おっと、左隅には木彫りの熊。北海道では必須アイテムなんですね!
さて、温泉に入ります。
まずは洗体し、サウナ。ちょうど良い温度と湿度。温度があまり高すぎないのが良いですね。サ室が落ち着ける環境になっているのも良いですね。
引用元:森のスパリゾート北海道ホテル
水風呂は、札内川伏流水!全くカルキ臭くないです!
ただ、水温が18.9℃だったので、もう少し低いほうが好みですね。16℃とか。
水量の多さと水温の低さでは「うらうす温泉」の水風呂にはかなわないですが、充分に清々しい水風呂で良いと思います。
体調は8割ぐらいに戻ったものの、無理せず1セットだけやって、最後はモール温泉の露天風呂に長めに浸かって体温調整。
全体的に老朽化しているとはいえ、部分的に更新を進めていて、サービスもホテル仕様で良かったと思います。
北海道ツーリングの最後を締めくくる、最高の風呂になりました。
やきとりもず
さあ、満足度MAXの風呂の後は、メシ。
さっきの風呂でととのいすぎて、かなり眠たくなり、早く部屋に帰りたい気分。
どこかで外食する元気がないので、北海道ホテルの近くに良さげな焼き鳥屋を見つけ、そこで焼き鳥丼のテイクアウトをお願いすることに。
ホテルに速攻で持ち帰って食べましたが、これが美味しかった~。
は~、明日は北海道ツーリング最後の日。
天気が悪い予報なので、今からゲンナリですが、なんとかして大雨は避けたい。
こればっかりはお天道さま次第。
祈るしかないので寝ます。おやすみなさ~い。