街乗りでは積載装備はほとんど不要でした
普段ちょっとしか街乗りをしないものですから、積載についてこれまで全く考えたことがありませんでした。せいぜい一度純正のリアキャリアを付けてみたぐらいです。エストレヤのレトロシートは充分な座面があるので、モノを載せるという観点ではリアキャリアは不要なのですが、Ninja時代からツーリングネットは持っていたので、そのフックをひっかける場所を増やす程度の役割でした。それもしばらくしたらカミさんとタンデムする機会のほうが増えたのでタンデムグリップに換装していました。したがってゼロから積載装備を準備する必要があります。
キャンプツーリングでの積載装備要件
さて、今回の北海道ツーリングでの積載装備に関する要件は以下のように設定しました。
- 積載力は最大にしたい
テントなどのキャンプ道具を持っていくので積載力はMAXです。
特に初めてのキャンプツーリングですから、まだ自分のスタイルが確立できていないため、不要なものも持っていきがちで、何回か繰り返すうちに洗練され荷物は少なくなる傾向にあるようです。 - 安全性を確保したい
最も重要な項目かと思います。あまり多く荷物を載せすぎて、バックミラーが後ろを映せないとか、重心が上過ぎて車体が不安定になるとか、駆動部が荷物を巻き込むとか、はたまたタンクバッグが邪魔してハンドルが切れないとか避けたいです。また荷物の拘束が緩むとバランス崩壊や荷物の落下などの事態になりかねませんのでしっかり拘束できるようにしなければなりません。 - 防水対策が必要
雨対策は必須です。雨の日は走らないと決めていても、走っている途中で一時的に雨が降ることがあり、そのときに防水対策をしないと中身が濡れてしまいます。 - コストは抑えたい
毎年何回もキャンプツーリングするという方でしたらある程度お金を掛けてもよいのでしょうけど、私のようなぱっと出の初心者にとっては、積載用具に限らずあまりお金をかけたくないのが本音です。出発前の段階では、今回1回でもう行かなくなるかもしれないと思っていましたし、いくらメルカリとかで処分できるとはいえ、高額なものであれば減価も大きいですからコストは抑えたいです。 - GoProで動画を撮りたい
バイク走行中や、観光地での歩行中に動画を撮りたいと思っています。日中に撮影用の小物を素早く出し入れできるようにしたいです。 - 紙の地図をいつでも見たい
スマホのナビアプリがあっても、やはり紙の地図はいつでも見たいと思っています。 - 宿泊地周辺の移動でもバッグが必要
ツーリング走行中だけでなく、宿泊地周辺での移動、ホテルに荷物を置いて街歩きのときや、キャンプ場で設営後に風呂や買い出しのときにもバッグが必要です。
導入する積載用具
上記の要件に対して、大まかに以下の5点を積載用具として導入することにしました。
- シートバッグ
着替えや濡らしたくないシュラフなどを入れるメインのバッグ。
容量は50lは欲しいところです。ただし幅が広すぎるとミラーでの後方確認に問題があったり、引っ掛けやすくなったりして安全性に問題があるため、幅は60cm程度に抑えたいです。 - サイドバッグ
重量のあるキャンプ道具や、バイクに常備する補修用品を入れておくバッグ。
サイドバッグ導入に伴い、巻き込み防止や使い勝手の観点から「サイドバッグサポート」の装着も必要と考えました。 - タンクバッグ
地図を天面に入れ、スマホアプリと併せていつでも確認できるようにします。
また、内部には、ツーリング中に出し入れしたいものを収納します。
主にGoPro関連や、モバイルバッテリー、畳んだヘルメット袋やバイクハーフカバー、スタンドホルダー、虫拭き取り用のウェットティッシュなどを収納するつもりです。 - デイバッグ
デイバッグを持っていくか悩みましたが、宿泊先に荷物を置いた後の移動でも、ある程度容量のあるバッグが欲しいと思います。タンクバッグをその目的に使うことも考えましたが、やはりデイバッグのほうが使い勝手がよいと思い、持っていくことにします。
ツーリング中は、雨具や防寒具など軽量でかさばるもの、行動食や飲料、常備薬などタンクバッグに入れなくても良いものを、普段使い慣れたデイバッグに入れ、ツーリングネットでシートバッグや車体に拘束します。
シートの後部にはシートバッグとデイバッグが載ることになるので、シート長が足りない可能性から、「リアキャリア」を再び導入することにします。
防水対策は以前から持っていたデイバッグ用のレインカバーを使います。ツーリングネットで拘束するので、カバーのばたつきや紛失といったリスクもないと思います。 - レッグバッグ
財布などの貴重品、スマホホルダーから外したスマホなどを入れる想定です。カーゴパンツなら不要なのですが、今回ライダーパンツでカーゴタイプでないものもありますし、小雨などでレインウェアを着ているとカーゴパンツのポケットが塞がってしまうので、導入することにしました。 - レインカバー
レッグバッグを除いて(最悪デイバッグに入れてしまえばよいから)、雨対策のため、防水仕様でなければレインカバーが必要です。
最終的な積載の姿としては以下のような状況(ツーリング出発直前の状態)となったのですが、次回以降の記事でそれぞれ製品選定の過程をコメントしたいと思います。