初めての北海道キャンプツーリング

バイク初心者、ツーリング、キャンプともに未経験の50代が、北海道ツーリングに挑戦

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GoProで撮りたい!

ツーリング風景を動画で撮る

北海道ツーリングに行こうと考える前から、いろいろな方のYouTubeチャンネルで、バイクに乗りながら風景を撮った動画(モトブログというらしいです)を観ていまして、これってどうやって撮っているんだろうとか思いながら、変わっていく素晴らしい景色や、お話を楽しく聞いていました。

今回北海道にツーリングするにあたり、自分の見た風景を、同じ手法で動画に残したいと思いました。YouTubeにあるような、エンタメ要素のある本格的な動画作りや、トークはしないとしても、自分で観た時に、その感動を思い出すためのものとしてです。

観光地や撮影スポットでの静止画としての美しさは、普通にバイクを降りて写真を撮ることができますが、バイク走行中の風景動画というのは、車と違って、バイクならではの全方位のパノラマ感と没入感があり、何ものにも代えがたいと思っています。

さて、どうやって撮るのでしょう?

撮影機材は?

バイクの走行中の風景を撮っているYouTubeの概要欄をいろいろ見て回ると、いろいろな撮影機材の記述がありました。メーカー名としては、GoPro、DJI、SONY、Insta360などです。2021年秋の状況だと、私の印象としては、GoProがトップ、追いかけるDJI、SONYは撤退の様子?で、新進気鋭のInsta360という感じでしょうか。

有名なモトブロガーの方々は、GoProとSONYを併用していることが多いようですが、SONYはもう製品を供給していないのか、「旧製品」といった感じです。本当は日本のメーカーのほうが信頼できるのでがんばっていただきたいのですが、日本のエレクトロニクス業界も元気がないのか残念です。

「アクションカメラ」、といっても昭和のグラビア雑誌ではないです笑、に特化したYouTubeを観ると、GoProとDJIをよく比較しているようで、普通に動画を撮るならこの2択のようです。Insta360はアクション系360度カメラといったポジショニングのようで、映像は観ていて楽しいですが、2台目・3台目に良さそうな製品と感じました。

GoProとDJIのどっち?

で、GoProとDJIとの比較となるのですが、DJIはドローンで有名な会社ですね。DJIの公式サイトを見ても、メインはドローンに力を入れているようです。ドローンに搭載するカメラで振動を吸収するノウハウをアクションカメラに転用しているようです。手持ちのカメラの振動を吸収する「ジンバル(英語だとギンボーと聞こえる)」も定評があるようです。

一方でGoProはアクションカメラに特化したブランドのようで、アクションカメラ素人の私でさえ名前を聞いたことがあります。以前YouTubeでムササビみたいな格好をしたヒトがヘルメットにGoProをつけて飛行している動画を観てぶったまげたことがあります。

製品そのものや、サードパーティまで含めた周辺機器のバリエーションから考えると、どうやら最初の一台としてはGoProが良さそうです。GoProのユーザーは多いようで、GoProについてはネットでも多くの情報が得られそうです。アクションカメラについて土地勘のない私のような初心者は、まずはGoProなんでしょうね。

GoProのどれ買う?

2022年秋の段階で、GoProの最新はGoPro Hero10でした。GoPro 9、GoPro 8もまだ新品で入手可能な状況だったように思います。

GoPro HERO10 Black 引用元:www.amazon.co.jp

今から思えば、私のようなライトユーザーは、GoPro 8でもよかったと思います。必ずしも最新=誰にでもベストという訳ではなかったのです。当時はGoPro系YouTuberさんのHero10推し推しを(大半は企業案件だったのだと思いますが)、自分にも良いと思って10にしてしまいました。

確かに、画面操作のレスポンスが9より上がっているという実際の動画を観て、そこは良いところだと思いましたし、サブスクリプションとセットで公式から購入すればそれほど値段差がなかったという記憶です。

まあちょっと高いけど、とりあえず最新の10(サブスクリプション付)にしとくか、という軽い気持ちでした。

GoPro HERO10 Blackは、GoPro公式サイトのサブスク付き購入だと、ネット通販で単体で買うより安いという状況でしたので、GoPro公式で本体のみを購入しました。サブスクはあとで解約すればよいですし(しかし現地でこのサブスクに助けられることになるとは、この時点では知らないのです笑)。

周辺機器は最初から買わない方が吉

周辺機器もいろいろあるようですが、よくわからないので、もう少しいろいろ触って必要になってから買うことにしまして、本体のみ購入することにしました。普段ですと、周辺機器もどっさり買う質なのに、なぜかこの時は慎重になり、買いませんでしたが、これが良かったです。

特に、予備のバッテリーやバッテリーチャージャーは最後の最後まで買いそうになりましたが、買わなくてよかったです。なぜならツーリングなどの長回し撮影においては内蔵バッテリーは使わない!(使えない!)からです。

ちなみに、後で知ったのですが、公式サイトからは、輸送上の安全の観点から?バッテリー製品を単体で購入することはできません。つまりサブスク特典の割引を受けられません。本体と同時に買うことはできるようですが。とはいえ、どうしてもバッテリーが必要なら国内のGoPro取扱店で買えばよいので、問題はありませんし、くどいですが、ツーリング動画ではバッテリーは不要ですから!

また、保護フィルムも欲しかったのですが、最終的な撮影時の機材が確定するまでは、買わないほうがよいと思います。私の場合、メディアModを後から導入することになり、最初に貼ったものがメディアModに干渉するため、買い直しましたので。

自分の撮影スタイルが決まらないうちに、あれこれ買わないほうがよいということですね。

GoProを使えるようになるまでが大変

YouTubeで先人から学ぶべし

下記のようにGoProが使えるようになるまでは、かなり四苦八苦しますので、あらかじめGoProの初期設定についての動画をYouTubeで何本か観ておいたほうがよいと思います。最終的に時短になると思います。

バッテリーカバーが硬い

公式サイトからの購入は海外(シンガポール?)から来るので少々日数がかかります。他の準備、キャンプ道具やら、バイク装備などの準備をしているうちに届きました。

さて、開封して、まず最初に、本体の電池を入れるのに難儀しました。正確には、バッテリーカバーを外すのに苦労しました。

同梱されていた説明イラストを見ると、ラッチ部分を前にずらして開けという絵柄。いかにもさらっとできますよ的な雰囲気ですが、このドアラッチの硬さと言ったら!

まあ確かに、完全防水ですし、ものすごい振動でも開いてはいけないので、これぐらい強いのでしょうけど、しかしすごい。

人差し指ではムリ、親指でも爪がはがれそう(拷問か?)になったので、爪を切って再挑戦。少しラッチは動くものの、それでも開くには至らず。うむ、ラッチには強力なバネがついている感触。本気でやらないとダメそうです。

本体上向きにして、左手でしっかり握って手前にひきつつ、右手の親指の爪をラッチを前に押し出したら(右手の人差し指でアシスト)、なんとか外れてくれました。

特に最初はどれぐらい力を入れてよいかも、よくわからないので、壊してしまわないか心配ということもあって、バッテリーカバーを外すのが大変でした。

こじ開けたらダメなところが

このバッテリーカバーを外すのが大変だったので、何か間違っているのかな?と思い、ドアの反対側の面を見ると、モードボタンの下に何か動きそうなパーツがはまっています。

私はここを観察したり軽くいじってみたりしたのですが、わからず。普段はマニュアルを読まない私でも不安になって、日本の正規代理店、タジマモーターコーポレーションの取扱説明書サイトからマニュアルPDFをダウンロードして読みました。

すると、「ドレインマイク(排水用です。ドアやラッチではないので開かないでください)」との記述が!

あぶない、あぶない、危うく力を入れてしまうところでした。っていうか、そんな危険なパーツには、「DO NOT OPEN」とか、駐車禁止マークみたいなアイコンを刻んで欲しいんですけど!

まずは充電

なんとかバッテリードアを開け、バッテリーとSDカードを入れ、まずは同梱のUSBケーブルで充電。バッテリーチャージャーは買っていないので、バッテリーを奥まで挿し込んで、ドアを開けたままUSB Type Cを挿してフル充電します。ちゃんと充電せずに設定を開始すると、途中で落ちた場合にややこしいことになりかねないので。

ちなみに、このGoPro純正USBケーブルは、後でUSBケーブルチェッカーで調べたところ、USB2.0、0.5A対応、内部抵抗154mオームでした。それほど要求スペックは高くないようで汎用ケーブルでも代替できそうです。

この間に、自分のスマホに、GoPro公式モバイルアプリGoPro Quikを入れておきます。初期設定を終えるには、アプリでファームウェアを更新する必要があるようです。

play.google.com

GoPro Quik:動画編集アプリ

GoPro Quik:動画編集アプリ

  • GoPro, Inc.
  • 写真/ビデオ
  • 無料

apps.apple.com

GoProのアプリ接続が大変

充電が終わり、電源をON、電源ボタンがゴムカバーなので、中心部分をやや深めに1回プチっと押します(電源OFFは電源ボタン長押しです)。

ピピピと音が鳴り、背面左上の赤いLEDがパチパチパチっと3回ほど点滅し、GoProのロゴの後に、初期設定が始まります。

画面の指示に従って初期設定を進めて行きます。言語設定、利用規約に同意、GPS連携ON(通常の撮影ではOFFでもよいと思う)、そして「更新が必要です」という表示が出たら一旦GoProを置きます。

ここからはスマホで。まずはWiFiとBluetoothを両方ともONにしていること確認します。自分は時々スマホのWiFiやBluetoothは切ることがありますから注意ですね。

スマホアプリQuikを起動し、画面にそって接続を進めます。「GoProを持っている→GoProをペアリング→カメラを接続→位置情報許可→(カメラ検索)→接続ボタン→スマホでペアリング設定」と進めて行きます。

カメラ名はそのままでもよいですが、自分にわかりやすく、かつ他人に見られてもよいような名称に変更したほうがよいかもですね。私の自宅(マンション)の場合、隣?にGoProを持っている方がいらっしゃるようで、その方のGoPro名が出ていました。

この接続が、結構待たせるわりには、高頻度で失敗するので、困ったものです。うまくいかない時は、BluetoothでGoProが接続されていることを確認したり、GoProを一度電源OFFにして、再び電源を入れてトライするとか、若干試行錯誤がありました。(最初の最初からやり直すときは、スマホのBluetooth接続先からGoProを一旦削除、アプリのGoProからも一旦削除してからやるとよいようです)。

スマホアプリのGoProメニューで、接続したGoProのファームウェアをアップデートしたら完了です。

この時も、本体が更新後に自動的に再起動とかしますので、アプリ側でアップデートが完了した旨が表示されるまで、本体は触らないようにします。

それにしても、この初期設定。すごい大変。あらかじめYouTubeでいくつか予習しておかないと難しいと思います。何も見ずに、まっすぐできるヒトとかいるのでしょうか?私も、まあまあデジタルモノは強いほうですが、過信してしまい、ハード面、ソフト面、両方で不安になりながら進めました。ましてやデジタル初心者にはかなり敷居の高いプロダクトだと思います。

そしてこの後、ツーリング動画を撮影できるようになるまでには、いろいろな試行錯誤があるのでした...。

2回目以降のアプリ接続

ちなみに、上記の設定で、スマホアプリに自分のGoProが登録されたら、次回以降は、スマホのWiFiとBluetoothがONになっていて、GoProは電源ON(録画開始前の状態)であれば、アプリのGoProメニューにおいて、「カメラが見つかりました」と表示されていると思いますので、「GoProをコントロール」とすれば接続されると思います。うまくいかない時はGoProをOFF/ONするといけると思います。

私は最初の頃、勘違いしていて、接続するには、毎回GoPro側の設定画面(上から下にスライド、右から左にスライド)の「接続→デバイスを接続→GoPro Quikアプリ」と選択しなければならないと思い込んでいて、ずいぶん面倒なことをやっていました。設定画面を開く必要はありませんでした。

実際にGoProはどうだったか?

この後、別のページで、ヘルメットへのマウント、マイクの接続、熱停止問題への対応、その他アクセサリーや、私のGoPro設定などについて記載していきますが、結論としてのGoProはどうだったか?

はい、北海道ツーリングでGoProさんには大活躍していただきました!持っていって良かったアイテムのひとつですね。他のプロダクトと比較評価していませんが、ツーリング風景の撮影において充分に役目を果たしました。サードパーティ製の周辺機器も多いので多様なスタイルでの撮影ができると思います。

ただ、私のようなシンプルにツーリング風景を撮影したい、録れた動画もせいぜいYouTubeにアップするかも、というレベルであれば、現行のGoProは高機能すぎて過剰スペックに思います。まあスマホで言えば、多彩な機能を持つ高額なスマホでも、多くのヒトにとって使う機能はほんの一部、という状況と似ています。

画質的には、FHD=1080pの、30fpsか25fpsで充分です。4kとか5kとか不要です。fpsもせいぜい60とか50fpsがMAXかと思いますよ。

それよりも、低解像度時はCPUの動作スピードを下げるモードを作るなりして、熱停止問題を解消いただきたいです。ツーリングとかで長時間撮影をするユーザーにとっては、熱停止問題は致命的です。が、GoProさん側としてはユーザーのほとんどが短時間撮影だという認識なので多分この先も解消されることはないでしょう。

2022年秋に発表されたDJI OSMO Action3が結構熱停止に強いようなので、ものすごく気になっていますし、アクションカム沼にハマりそうです笑。