初めての北海道キャンプツーリング

バイク初心者、ツーリング、キャンプともに未経験の50代が、北海道ツーリングに挑戦

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GoProをジェットヘルメットにマウントする

GoProをヘルメットに取り付ける

ツーリング中の風景を撮るには、いくつかのスタイルがあるようです。スタイル名は私が勝手につけました。

  • ヘルメットに取り付ける:
    ヘルメットへの取り付けが王道のようです。走行中にもカメラを向けたい方向に向けることができます。目線にも近くて、撮りたいものを捉えやすいと思います。ヘルメットでも、いくつか取り付けるポジションがあります。
    • 頭頂部:ちょんまげスタイル
      これはよく登山系の動画で見られるタイプですね。登山のヘルメットはチンガードやバイザーがありませんのでオデコか頭頂部になりますが、登山系の場合は頭頂部のほうが、撮影者の身体が一部映るので、難所を攻めているときとかは、見ているヒトにもリアリティがあります。バイクでもアリでしょうね。難点は、カメラの状態が見えないとかでしょうか。あとは目立ち過ぎるとか?たまに街で見かけるGoogle Mapカーのようです。林道とか行くヒトは、GoProを枝にヒットさせそうですね。私は林道とかムリですけど。
    • オデコ:ヘッドライトスタイル
      ヘルメットがフルフェイルやジェットヘルメットの場合は、バイザーと干渉するのでムリでしょうね。オフロード系のヘルメットでゴーグルを使うスタイルの場合はアリでしょう。
      私のヘルメットはジェット型なので、このスタイルはナシですが、かなり視線と近いポジションになるので、物理的に可能ならば、かなり良いと思います。
    • サイド:レーザースコープスタイル
      ヘルメットの側面に取り付けるスタイルです。SONYのアクションカメラは、側面方向に平べったい形状なので、SONYを使っている方はこの方法がメインのようです。GoProは正面方向に平べったい形状なので、ヨコにはみ出し過ぎるのでイマイチでしょう。ヘルメットの重量バランスも左右で均等にならないのも難点かと(ちょんまげ方式以外は全てバランスが悪いと言えば悪いですけどね)。
    • 口元:ザクスタイル
      ヘルメットの口元に何らかの方法で取り付けるスタイル。一般には「あごマウント」と言うらしいですが、「あえて言おう、ザクスタイルであると!」
      このスタイルだと、見た目もかっこいいですし、目線にも近いので撮りたいものを捉えやすいです。ポジションによってはGoProの状態も確認しやすいですし。難点はGoProの重みで首に負担がかかりそうということでしょうか。
      フルフェイスヘルメットの場合はこれがベストでしょうね。しっかりとしたチンガードがあるので、ここに取り付けるとしっかり固定できます。
      ジェットヘルメットでも、いろいろ工夫して、口元に取り付けている方がいらっしゃるようで、私もこれにチャレンジしてみたいです。
  • 胸元に取り付ける:ペンダントスタイル
    ネックストラップを使って首から下げ、胸元の首の下あたりにGoProが来るようなポジションです。この方式も人気があります。何と言ってもネックストラップさえ買えば、すぐにできて簡単。汎用性も高いです。バイクから降りてもそのまま撮影を続行できそうです。ネックストラップをつけたまま、建物の中とかに入っても、それほど(頭につけるよりかは)目立たないでしょう。
    難点は、視線から遠く、身体の正面しか撮影できないため、狙ったものを捉えにくいことでしょうか。まあアクションカメラは非常に広角なので、だいたいなんとかなるとは思いますが、首を向けた方向を撮れないのは事実です。
  • 肩の上に取り付ける:肩乗りインコスタイル
    何らかのショルダーストラップの上にマウントを装着して、GoPro君がまるで肩乗りインコのように鎮座しているスタイルです。
    ハイキングなどでデイバッグを背負っているときは、ショルダーストラップがあるので可能なスタイルです。簡単なクリップでお気軽にマウントできるのでよいかもしれません。目線にも近いですし。ちょっとカメラが目立つかもしれないですね。
    これはバイクの場合はあまりないスタイルでしょうね。私の場合、走行中はデイバッグは背負いたくないですし、エアバッグのハーネスを着ていて、ハーネスにも取り付けにくそうです。
  • 肩の前に取り付ける:ショルダーストラップスタイル
    同じくデイバッグのショルダーストラップの前面にクリップとかでマウントするスタイルです。やや目線から離れますが、こちらのほうがGoProの状態を確認しやすいですし、ペンダントスタイルのように、あまり目立たないのも良いでしょう。ただ、これも同じく、バイクではあまりないでしょうね。
  • バイクに固定する:ドラレコスタイル・自撮りスタイル
    撮影方向は固定されてしまいますが、バイクに取り付けるのもありでしょう。
    振動を吸収してくれるのがアクションカメラの利点ですし。身体につける煩わしさがないですね。
    ただ、休憩とかでバイクを離れるときには、防犯上の観点では付けたままとは行かないので、外したほうがよいでしょう。スマホホルダーのように、しっかり固定されつつ、付け外しが楽という製品があればできそうですね。
    よくモトブロガーの方が自撮り用カメラをバイクに固定していたりしますね。複数台持っていればありかもしれないですが、少しやってみる分には楽しそうだと思いますが、今は1台しか持っていないので今回は考えません。

ジェットヘルメットへのマウント方法

ネックストラップを導入してペンダントスタイルが簡単そうですけど、やっぱりヘルメットの口元に装着したザクスタイルのGoProには憧れます。ぜひやってみたい!

フルフェイスヘルメットですと、「土台」としてのチンガードがあるので、マウントベースを強力両面テープで貼り付けたり、ストラップで巻き付けたりして、比較的マウントしやすいと思います(それはそれでノウハウがいろいろあると思いますが、スミマセン)。

が、私のヘルメットはジェットヘルメット。GoPro付属のベースをそのまま粘着テープでバイザーに接着したくても、ベースがバイザーの湾曲に合わず、両側に隙間ができてしまいます。さて、どうしたものか、YouTubeなどネットで調べると、先輩方がいろいろ工夫していらっしゃいます。

  • ベース両側の隙間をパテで埋めて両面テープで接着
  • ベース両側の隙間に両面テープを追加。さらにバイザーに穴を開けてネジ止め

両方ともベースがバイザーにパーマネントに装着される工法となっています。

私は結構工作好きなので、どちらのアプローチでも喜んでやるのですが、バイザーに完全に固定されるという状態に抵抗感を覚えてしまいました。特に穴を開けてネジ止めはちょっと自分には敷居が高かったです。バイクがメインの趣味で、バイザーは複数持っているとか、普通にGoPro撮るでしょ?というならよいのでしょうけど、バイザーを一枚完全にGoPro用に仕立てるということに踏み出せませんでした。

ジェットヘルメットにはスイベルクリップでマウント

バイザーをGoProに捧げるかどうか迷っていたところ、発見したのが、若干拍子抜けなんですが、

  • スイベルクリップでバイザーの下から噛ませて固定

という方法です。

GoPro「スイベルクリップ(マグネット付き) | ATCLP-001(Amazon)

GoPro用スイベルクリップ 引用元:www.amazon.co.jp

最初この手法を見た時は、いやこれグラグラしないかなーとか、クリップが抜け落ちたりしないかなーとか、思ったのですが、私のヘルメットのバイザーを見ると、なんとバイザーの下端が縁取りするような形状になっているではありませんか!

ヘルメットバイザーの縁取り

そして対するスイベルクリップの画像を観察すると、噛み合う面がギザになっているように見えます。これはひょっとしてガチッと噛み合うかも!と思い、スイベルクリップを購入。翌日届いて噛ませたら、おおー!ガッチリ!ってかこのクリップ、挟む力が結構強力ですよ。

スイベルクリップを噛ませた

これはちょっとやそっとでは抜け落ちないです。一方で、万が一コケたり事故ったときには、外力に負けて傾いたり、外れてくれそうで、ザクスタイルの不安ポイントである、万が一の時の首への衝撃も、ガッチリ完全固定よりかはマシな気もします。

GoPro逆マウントで迎角を確保

さて、GoProを取り付けてみましょう。

マウント上向きで正立GoPro

う~ん、これではレンズが下向き過ぎる。GoPro本体がマウントに干渉していて、これ以上上に向けられません。

GoPro本体がマウントに干渉

よく見るとマウントスクリューも逆からはめているので、ギリ本体には干渉していませんが、よろしくないですね。

では、マウントの向きを逆にしたら?

マウント下向き+正立GoPro

スクリューの向きは適切で、角度的にも少しマシかもしれないですが、やはりGoProがマウントに干渉してこれ以上上に向けられないです。

上下逆でも撮影できるかも?と思い、逆さにすると、さすがGoPro。倒立マウントなら迎角が確保できそうです。GoProの画面も上下を感知して正対しますし、映像も上下正しく録れます。

マウント上向き+倒立GoPro

倒立マウントというのは見た目が一瞬「ん?」となりますが、玄人っぽくてむしろカッコイイと思うことにします。

倒立マウント方式のメリットは、

  • スイベルクリップだけで実現できるのでシンプルかつ軽量
  • 重心が身体に近いので、ヘルメット前方にかかる下向きの重力が小さい。
  • GoPro本体が視界にあまり入らないので、ジェットヘルメットの視界の良さが損なわれない

一方でデメリットは、

  • GoProの背面が視界に入らないので、GoProの状態がわかりにくい(録画状態かは、前面LEDの状態をバックミラーで確認は可能)
  • 目線から遠いので、撮りたいものを捉えられているか不安(広角だから意外と大丈夫)
  • GoPro本体が視野に入らないので、迎角が適正かどうか不安(手探りで感覚でやるしかないかも)

といったところです。

エクステンション導入で正立マウント

一旦は上記の倒立マウントスタイルでテストの撮影走行を何度かしまして、特に撮影上は問題ありませんでしたが、もう一段改善したくなりました。

倒立マウントにしたのは、正立するとGoProがマウントに干渉して下向きになってしまい、進行方向を向けないからでした。ならば、GoProマウントの位置を前方にずらすことで迎角が確保できないか?と考えて、短いエクステンションを購入しました。

HSU「アクションカメラ用 延長アクセサリー(Amazon)

HSU アクションカメラ用 エクステンション 引用元:www.amazon.co.jp

エクステンション

スイベルクリップとGoProの間にエクステンションを入れて組み立てたところ...

マウント下向き+正立GoPro

いい感じです!角度OK。ポジションも普通の顎マウントと似たようなものとなっていてよいです。GoProの状態がやや見えづらいですが、画面の左右がぼんやり見える(焦点が合わない)のと、録画中LEDは認識できます。

ただ、スイベルクリップがGoProのモニターに干渉しそうだったり、裏側で2つのマウントスクリューが同じ側になってしまうので、締め込む時にぎりぎり干渉っぽくなるときもあります。

スクリューが干渉しそう

実際にこれでテスト録画走行し、実用上は問題ないことを確認していますが、気にはなります。

そこでマウントを上向きにすると...

マウント上向き+正立GoPro

これもいい感じですね。GoProの状態もよく見えそうです。

再びこれでテスト撮影走行をしてみたところ、全く問題なく、角度調整の幅にも余裕がありました。これで行きましょう!

この、マウント上向き+エクステンション+正立マウントのメリットは、

  • 見た目がストレートな印象(これ大事)
  • GoPro本体が視界に入るので、GoPro本体の状態がなんとなくわかる(近すぎて焦点は合わないけど)
  • 視点が近くなるので、狙ったものを捉えやすい
  • GoPro本体が視界に入り、画面もぼんやり見えるので、適正な迎角を調整しやすい

一方でデメリットは、

  • 重心がやや前に出るので首への負担がわずかに増える:
    これは逆マウントとの比較での話です。部品点数も増えますしね。とはいえ、絶対的な負荷は、長時間ライドでも問題ないレベル。フルフェイスのチンガードにつけるよりも重心は手前と推測します。
  • GoProの位置が上になるので視界がその分妨げられる:
    GoPro本体が視界に入ってくるのはメリットでもあり、視界が妨げられるというデメリットにも当然なります。それでも以前フルフェイスを被っていたときの印象との比較では充分に上下の視界は確保されていて、問題ないレベルと考えています。本体の左右は透過しているので多少の開放感も残っています。
  • エクステンションの強度不安:
    それなりに評判の良い製品を買わないと、振動などでポキっと行きかねないです。一応予備のエクステンションも持っていきましたし、実際に自分の購入したものは特に問題ありませんでした。

といったところです。

実際にどうだったか?

スイベルクリップ+エクステンションで問題なし

ジェットヘルメットには、スイベルクリップ+エクステンション+GoPro正立で、全く問題ありませんでした。

バイザー無加工でお手軽導入

バイザーを無加工で行けたのが良かったです。何しろお手軽ですからね。YouTubeとかで「ジェット ヘルメット GoPro 顎マウント」で検索しても、当時はバイザーをガチで加工する動画がほとんどでしたから。あーめんどくさいなーと思っていたところに、「クリップで大丈夫っす」という動画に助けられました。動画作成・投稿いただいた方に感謝です。あ、もちろんガチで加工する方の熱意には心を打たれるものがありました。みなさん本当に器用で行動力があるなーと尊敬してしまいます。

迎角の調整が楽なのが助かった

そしてGoProの状態がわかりやすい位置にマウントできたことで、迎角の調整がしやすくなったというのが、日々のツーリングで助かりました。GoProの迎角を調整する機会は意外と多く、一度調整して撮影しても、次にバイクを降りてケースにしまうときには、若干平たくするためにマウントやエクステンションの角度が変わってしまいます。また、ツーリング中でも観光地で降りてヘルメット以外にマウントする機会があるので、再びバイクに戻ってヘルメットにGoProを装着するときに角度調整となるのです。

次回は

次回ももしジェットヘルメットだったら、このスイベルクリップ+エクステンションで行こうと思います。もしDJIに乗り換えていたとしてもDJIとGoProのマウントは同じらしいのでそのまま行けそうです。より高い安全のために、ヘルメットをフルフェイスに変えるなら、基本的には無加工で行きたいと思っているので、買うならベルト固定できるヘルメットがよいと思っています。