初めての北海道キャンプツーリング

バイク初心者、ツーリング、キャンプともに未経験の50代が、北海道ツーリングに挑戦

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テント設営・撤収の練習

テント設営・撤収の練習!

ここまでざぁーっとキャンプ用具の調達や準備について書いてきましたが、肝心の用具を使うスキルが全くないです!

特にテントの迅速な設営・撤収は重要です。慣れないツーリングでヘロヘロになっているところで、キャンプ場にやっとこさ着いて、暗くなる前に、風呂も食事も済ませなければなりません。集中力も切れているでしょうから、そんな状態でも、サラサラっとテントを設営できなければなりません。

また撤収も然り。いくらのんびり行く今回のツーリングでも、撤収には時間をかけず、さっさと走り出したいです。次に使うことを考えて収納もきちんとしておかないと、次回のスムーズな設営に差し支えます。

まあ、とにかく、練習しかないです。

またその練習を通じて、用具の点検であったり、用具のカスタマイズなどの改善について気がつくこともあるでしょう。そうなるとツーリングの直前ではなくて、少なくとも本番の2ヶ月前ぐらいから練習をしておきたいです。できれば複数回やりたいです。

まずは室内で設営テスト

多くのベテランキャンパーさんが初心者にオススメしているのは、自宅の部屋や近くの公園などで何度か練習しなさい、ということでした。

現地でいきなりの本番設営というのは、よろしくないですよね。慣れないために、もたもたするぐらいならまだよいのですが、キャンプ場についてから、まだ気がついていない不具合や欠陥がテントにあったとか、部品や道具が足りないことに付いたとか、カスタマイズでミスをしていたとか、そんなことがあったら目も当てられません。それは自宅近くの屋外のテストでも同じです。

幸い、私が購入したのはテントが自立するタイプのドーム型ですので、地面にペグを打たなくてもインナーテントは立ち上がります。なので、まずは商品を受け取ってすぐに室内で検品も兼ねてテストしました。まだポールは標準同梱のグラスファイバー製で、アルミポールに換装していません。

中古で購入したため、説明書もなく、商品モデルも古いのでネットに取説が見当たらず、少し古いレビュー記事を参考に組み立てました。部屋の中の落ち着いた環境でできますので、いきなり屋外に持っていくより、じっくり部品や構造を観察・理解したり、ゆっくりネットで調べたりできるので、よいと思いました。これがいきなり屋外テストだったら、道具を前にして、小さいスマホをずっといじることになりますので。

まずはインナーテントを立ち上げ、フライシートもかぶせ、内側のベルクロ留めまではできます。ガイロープもテント側に仮留めして確認します。

この段階でガイロープは交換したいなと思ったり、ポールは重くて弾力がないと感じたりしてカスタマイズしたくなり、前述のカスタマイズを行いました。

屋外での設営テスト場所は?

テントをカスタマイズしたので、そのテストも兼ねて、設営の練習をしなければなりません。さてどこで練習するか?

確か、近くの公園でも、テントを組み立て練習している人を散歩中に見かけたことがありますし、また別の公園では、ポップアップサンシェードに混じってソロテント的なものが立ち上がっているのも見かけました。ま、本当は怒られるかもしれないのですが。少なくとも数年前は、ポップアップシェードを立てているだけで、係のヒトがすっ飛んできて撤収するよう言われてしまいましたが、いつの間にか緩和されたのでしょうかね。

そこで都内でテントを立てて良さそうなキャンプ場や公園をネットでいろいろ調べまして、いくつか候補をピックアップしました。

最初は、近くの都立公園のキャンプエリアを予約して、練習しようと考えたのですが、コロナで受付停止になっていたり、いざ受付再開して予約できたものの今度は嵐になったり、その後は気温も上がってきたこともあってなかなか予約が取れない状況に。う~ん、これでは練習できません。

ただ、ちょっと待てと。自分は普段からろくにバイクも乗っていないのに、いきなり初めてキャンプ道具をバイクに積んで、初めての場所で設営テストかい?と不安になりました。

こうなったら、とりあえず、一度その公園やキャンプエリアを下見ということで、ちょっくらバイクで行ってくるか!となりました。テスト場所の下見とか、かなり笑えるほどの慎重さですが、まあ全てにおいて、ど素人のど初心者ですのでお許しを。

そもそも、キャンプ道具のテスト以前に、バイクウェアを着ての走行もしていないので、バイクウェアのテストや、同時にナビアプリのテスト、そしてGoPro撮影のテストも兼ねて、まずはテスト予定地まで往復してみよう、ということです。

ということで、ある天気のよい休日に、某都立公園まで片道30分ほどの距離を走行。バイクの駐車場にたどり着き、キャンプサイトに向かう。キャンプサイトではバーベキューをしているグループが何組かおります。少し足を伸ばしてキャンプサイト以外のところに入ると、休日だけに多数のシェードやら大きめのテントが張ってありました。場内のアナウンスでは、キャンプサイト以外での火気の使用が禁止されているとのことなので、火を使わず、テント設営の練習なら、平日の日中に普通の芝生エリアでできるなと思い、そこで2回練習しました。

実はこれはNGだったそうで、後日別件で公園の管理事務所に問い合わせたら、芝生エリアは高さ1.5m以内のポップアップテントのみ可だそうです。たとえ火を使わなくても、ペグを打つようなテントを張るならキャンプエリアでなければダメだったそうです。ごめんなさい。この場を借りて謝罪いたします。実際には違反しているヒトがいっぱいいましたが、良い子は真似をしてはいけないです。

で、テスト設営や練習だけであれば、予約が取りづらい人気のあるキャンプエリアを取るのも、本当に使いたい方々に申し訳ないと思い、その後いろいろ調べると、どうやらテントのテスト・練習には河川敷が良いようです。確かにYouTubeのテントレビュー動画でも河川敷でやっているのをいくつか見かけたことがあります。荒川の河川敷とか良さそうなので、次回は荒川で練習したいと思います。

屋外でのテント設営練習

さて、練習場所はちょっと問題ありでしたが、2回、屋外でのテント設営を練習しました。

屋外1回めは、メインポールをアルミポールに換装しての最初で、まだフロントポールはグラスファイバーのままです。自作したアルミポールがきちんとワークするか確認できました。ペグ打ちも初体験ですので、練習のため省略せず、フル設営です。ちなみに、アルミポールへの換装のため、ポールとテントを接続する部分のテント側をオス→メス変換しているのですが、そのリペアポールとゴムアンカーのかませが緩くて抜けてしまう場所もありました。これは帰宅後、接着剤で対応することにしました。撤収においては、たたみ方が、類似品の説明書をネットで見てもイマイチよくわからず、自分なりに試行錯誤する部分はありましたが、まあなんとか形にはなったかなという具合です。

※この時点では、まだグランドシートはインナーテントをはみ出してはいけないことをまだ知りません。

屋外2回めは、フロントポールもアルミポールに換装したので、ポール関係は全てチェックできました。だいぶ慣れてきたのでペグ打ちも含めテンポよく、行動が途切れることなく設営ができました。ただ、相変わらずストームガードのガイロープをくくりつける「もやい結び」が、できるにはできるのですが、ちょっと手間取るので、カラビナを増設しようと考えました。また、グランドシートはブルーシートで代用しましたが、意外に重くてかさばり、バリバリと音もウルサイので、不採用にしようと考えました。撤収については、前回だいぶ考えたので、これもテンポよくできたと思います。

※この時点で、まだグランドシートはインナーテントをはみ出してはいけないことをまだ知りません。

自分のスキル向上(というか慣れ)のためはもちろんですが、用具についても、こうやって徐々に改善(部品の追加購入も含め)していくものなので、本番前に複数回練習しておいてよかったです。

実際に現地ではどうだったか

北海道では全部で4回キャンプしました。回を重ねるごとに、さらにテンポアップしてきて、自分に成長を感じてちょっと楽しかったです。3回めのキャンプ場では、近くのサイトの方(上級者と思われるお方)からも手際の良さを褒めていただき、たとえ社交辞令であっても、嬉しくなってしまいました笑。4回めはタイムアタックをやってみましたが、設営開始から、荷物の搬入、テーブル&チェア組み立ても含めると、どうしても25分前後はかかってしまうというレベルです。まあ一日走って疲れているところに、さらに集中して疲れにトドメを刺しても自殺行為なのでこのあたりでヨシとします。

次回もまた事前に練習して感覚を取り戻しておく必要があると思います。