初めての北海道キャンプツーリング

バイク初心者、ツーリング、キャンプともに未経験の50代が、北海道ツーリングに挑戦

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キャンプツーリングのタープ用ポール

タープのオールインワンセットもある

タープは一般的にポールと別売りになっていることが多いようですが、入門用にポールとセットになっているものもあるのですが、限られます。例えばこちら。

DOD(ディーオーディー) 「いつかのタープ(Amazon)

www.amazon.co.jp

これとか、国内メーカーで、オールインワンなので興味があったのですが、

  • サイズが4.2mX4.1mとソロには大きすぎる
  • 収納時サイズが67cmで長すぎる(私は40cm前後まで許容)

ということで見送りです。ファミリーで車で行くキャンプ入門用というところでしょうか。ちなみに、これについているポールは直径15mmです。

私のような全くの初心者にとって、ポールはどれを買えばよいのか全くわからないので、こういうセットは助かります。

タープメーカーによる対応表

そういった意味では、先のモンベルの販売サイトでは、どのタープにはどのポールを使うとよいよ、という対応表があったので、これは未経験者にとってありがたい情報です。多分本当はコンディションや使い方によって太さが変わるのかもしれませんが、まったく指針がないのはツライです。

webshop.montbell.jp

上記の中段にある「タープ・ポール対応表」によると、先の「モンベルのミニタープHX」ならこちらの「アルミミニタープポール165(5本継)」が標準対応のようです。直径は14.5mmです。

webshop.montbell.jp

タープ用ポールの選定

さて、今回購入したタープには、対応ポールの情報がありませんので、自分で選んで買わなければならないです。

購入したTIANBOLANG「TCタープ (3.2M*2.95M) 防水ヘキサタープ(Amazon)」の商品ページのカスタマーQAでは、19mmあれば大丈夫そうだよというコメントがみられましたので、直径は19mmでよさそうです。ありがたいQAです。

前述のタープセットや対応表では、どちらも15mm程度ですが、こちらは19mmと太いですね。おそらくこれは、タープの素材がポリ系だと軽いので15mm程度でも大丈夫なのでしょう。TC系は重いので一段太く19mmサイズが適切という対応になるのだと思います。

直径は19mmと決まりましたが、それでも数多くの製品がAmazonで検索されます。ポールの接続方式にもいくつかあるようで、金属バネの圧で連結するものや、ラチェットタイプといって、押しボタンのようなポッチが出ているところに穴を合わせて連結するものなど様々あるようです。

私はポールの向きを気にせずサクサク連結・スポスポ分解できる金属バネタイプが楽だと思い、こちらを購入しました。

FLYFLYGO 「タープポール 2本セット入り 直径19mm 分割式 ジュラルミン収納ケース付き (Amazon)

www.amazon.co.jp

長さは5節連携で192cm、4節で154cmだそうです。5節192cmなら自分の身長170cmに対して多少余裕があるので、タープ中央部に立ったまま歩くことができそうです。またテントは高さがだいたい130cmぐらいなので、テント側のほうを4節154cmにしてもテントを覆うことができそうです。

設営テストで事件発生

なにぶん初心者ですから、何事もいきなり本番は無理です。ちゃんと練習しなければなりません。ドーム型テントなら部屋の中でもペグを打つ工程以外は全部できるのですが、構造的にペグ打ちが基本のタープは屋内での設営テストはできません。

設営テストは、某都立公園の広大な芝生エリアで行いました。休日には多数のファミリーやグループがシェードを張っているので、多分設営テストをしても大丈夫でしょう(注:後日公園事務所に確認したところ、NGとのことです。ごめんなさい。キャンプエリアを予約すればよいそうです。芝生でOKなのは1.5m以内のポップアップテントのみだそうです)。火は使わないのでキャンプエリアでなくても大丈夫かと。休日は人が多いですから、無職の特権を生かして晴れた平日に、積載テスト・カーナビテスト・GoProテストなども兼ねてバイクで行きました。

その日はちょっと風が強かったです。隣のキャンプエリアではタープが2張ほど見えたので、張れなくはない風の強さと考えました。風向きを考えた設営の練習にもなると考え、さっそく作業に取り掛かります。だ~れもいないだだっ広い芝生エリアなので安全面ではOKです。設営は全て風上から固定作業を行う、あまり広げない、という原則で対応しました。やり方はこちらの動画をじっくり見て覚えたのでばっちりです。


www.youtube.com

今回は小川張り用タープを想定しましたので、風上にテントを置く想定で、ポールの高さは風上を低く4節154cm、風上を高くしようと考えたまではよかったのでしょうけど、試しに6節にしたのがよくなかったかもしれません。

風上から風下に向かって、短いポール → 小川張りテープ → タープ → 長いポール、という順に並べて設営していきます。

設営しているうちにだんだん風が強くなってきて、写真を撮る余裕がなくなり、途中がないのですが、タープが立ち上がって、サイドロープもビシッと張って、完成!

さ~て写真撮るぞ~と思って、風がバタつくのを待っていたら、どんどん風が強くなって、風下の長いポールがグワングワンとたわみはじめて、ポキーン!!!

さっきまでビシッと立っていたタープが力なく崩れていきます。

なんとー!

風下のポールが高いので、風下に向かって上り坂になったタープの屋根に風が直撃し、風下のポールがその重みに耐えられなくなってお亡くなりになりました。

折れた箇所はジョイント部分なので、その部分の両側のポールとも廃棄です。

まじかー。

かなりショックを受けながらも、風が強いときはタープはダメよってことを学びました。幸い付近に誰もいなかったのでケガもなくよかったですが、実際に隣のサイトと近いときは危ないですね。

後でWindyで調べたら、その時間帯は風速7m/s、瞬間最大風速10m/sでした。こんな強風のときに設営するほうがバカなんですが。

ポール再検討

やはり1kgある重いTCタープなので、19mmでは細かったのでしょうか?6節にしたのがいけなかったでしょうか?よくわかりません。風が強いときはタープがNGってことはよくわかりましたが、寝ている間に風が強くなることもあるでしょう。北海道でも海沿いのキャンプ場に泊まる可能性が充分にあるので、もう一段しっかりしたポールを調達することにしました。本当はここで、もっと軽量なナイロンタープにするとか、風が強い日は張らないってことで同じポールを購入するとかもあったのですが、ちょっと意地になっていたかもしれません。

FIELDOOR 「アルミテントポール 直径24mm 6本連結 70~230cm(Amazon)

www.amazon.co.jp

19mmのひとつ上は、だいたい24mmのようです。

接続方式もバネ式が見つからず、ラチェットボタン式で、接続するときは穴を合わせないといけないので、ちょっと面倒になります。

収納時の長さも41cmですからサイドバッグに入るのでOKです。

う~ん、ますます荷物が大きく、重くなる方向だなぁ~と思いながらも、コンコルド効果で(イマドキの若い人は知らんか笑)、追加投資がなされていきます(気がつけ~俺)。

まあ、これなら大丈夫じゃろ。

実際にどうだったか

結局、タープ、現地では一度も使わなかったのです。使わなかった要因は「タープ」のページで記載していますが、まあ前室のあるテントがあるなら不要、というのが私のスタイルとなりました。ひとそれぞれのスタイル次第なので、タープが欲しいという方もいると思いますが、荷物を少なくしたい私としては、タープはナシ。敢えて改善するなら、より大きな前室のテントへの入れ替えと今は考えています。いずれにしても、タープは風に弱いことを身にしみて感じたので、今後も新たな発見がない限りは導入しないと思っています。