初めての北海道キャンプツーリング

バイク初心者、ツーリング、キャンプともに未経験の50代が、北海道ツーリングに挑戦

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チェアとテーブル

キャンプ用チェア

キャンプツーリング入門者として私は以下の要件でチェアを選定しました。

  • 座面の高さ:ミドル高
  • 背もたれ:ローバック
  • 収納時の長さ:40cmぐらいまで
  • 座面の素材:化繊
  • 座面の取扱い:取り外して洗いたい
  • ブランド:国内ブランド
  • 価格:お手軽価格

座面の高さ

まず、座面の高さは、いちばん重要な要素だと思います。今回は座椅子型でもなく、ローチェアでもなく、ミドル高のチェアを導入しました。

自分はこれまで、座椅子型やローチェアを購入して、使っていたことがあるのですが、まず、コンパクトさが気に入って最初に買った座椅子型は、私にとって腰がツライです。椎間板ヘルニアの手術をしたこともあり、あまり腰は丈夫ではないので、飲食店とかでも、背もたれのない丸椅子や、背もたれがほとんどない椅子などのお店とかは避けています。腰がしっかりホールドしてもらえないと短時間でもツライです。

そこでローチェアに変えたのですが、腰がホールドされてかなりいい感じなのですが、今度は立ったり座ったりの落差が大きいので、よっこいしょという感じでエネルギーが必要です。まるでソファーに座ったときのようにもう動きたくなくなります。ちょっとオジ(イ)サンにはツライかなと感じています。

YouTubeとかではベテランキャンパーさんたちが、だんだんロースタイルになっていきます!とおっしゃっていましたが、う~ん、自分には無理かなと思いました。

以上のような経緯で、自宅のダイニングチェアや、いわゆるパイプ椅子の座面よりかは少し低い、ミドル高で探すことにしました。

背もたれ

背もたれはローバックです。腰をホールドしてくれるぐらいの高さは欲しいですが。

腰が悪いので、ハイバックがよいかなと思ったのですが、結構倒れやすいらしいので、それはそれでストレスなのでネガティブ要素です。

また、チェアにずっしり座ってゆったりくつろぐならハイバックが欲しいと思いますが、私の場合は、飲食などのテント外の活動は必要最低限で、さっさと寝たい派なので、重量や収納時の体積を大きくしてまでハイバックは必要ないと考えました。

収納時の長さ

収納時の長さは40cmぐらいまでとします。

私の場合は、サイドバックにキャンプ道具(フォームマット以外)を入れたいので、長辺の長さは40cmぐらいを上限としたいです。

座面の素材と取扱い

座面はなんだかんだで汚しますし、雨に降られることもあるでしょう。私が以前買ったローチェアの座面が、綿入の素材で、取外しができないタイプだったため、座面の布地を洗濯することができませんでした。結局ドライバーで分解かつ一部不可逆的な破壊を行って取外しができるようにしました。洗っても綿素材が入っていますので乾くまで時間を要しました。これらの反省から、ポリなどの乾きやすい素材で、取外しが容易なものとします。

ブランドと価格

私は国内ブランド好きなのでなるべく国内。特に椅子は、体重を預けるものなので、安全性や樹脂の臭いとかも気になるところなので国内ブランドで行きたく。また盗難リスクが最も高い製品なので、国内外の高価なブランドは避けたいです。最悪盗まれても、ま、いいか、と思える価格帯としたいです。

購入したチェア

以上のような条件に合致するものとして、こちらを購入しました。

DOD「スワルスエックス 軽量 コンパクト チェア (Amazon)

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キャンプ用テーブル

チェアが決まったらテーブル選びです。テーブルはチェアの高さに合わせるので、テーブル選定はチェアの後になります。

テーブルの高さ

高さは、ミドルチェアに合わせてミドル高。30~40cm前後といったところでしょうか。チェアに座った状態でテーブルの上に手を伸ばしやすい高さとします。

テーブルの広さ

広さは、テーブルの上に何を乗せるかで考えます。

私の場合、夜は、弁当、ビール缶、カップ味噌汁、惣菜。朝は、バーナー、風よけ、ケトル、コップ、何か食べ物といった感じかと思います。

特にバーナーを使う時は風よけで囲うと思いますので、小型のタイプだとほぼ何も置けなくなってしまいます。かといってバーナーを地面に置くのは低すぎて使いづらく、火が地面に近いのも気になります。

また、私の自宅では、ちょっと変わっているかもしれませんが、形的には社食のようなトレイにご飯を置いて食べてます。これはテーブルの汚れを防ぐためで、こぼしてもトレイごと洗えばよく、テーブルの拭き掃除が最小限で便利なのです。

SAITO WOOD「トレイ 長方形 (Amazon)

www.amazon.co.jp

このトレイが44cmX33cmなのでこれを下回らないようにしたいと思いました。

天板の表面

天板については、上に置いたものが滑りにくいものにしたいです。

普段使っているテーブルより当然小さいわけですし、端のほうに置いたものが、ちょっとしたはずみ(足をテーブルにぶつけるとか、狭いテーブル上でいろいろやっているうちに手をぶつけたとか)で、落っこちる危険があるかと思います。それが食べ物だったりしたら悲しい気分、熱湯だったりしたら芝を傷めるので、基本何が落ちてもよろしくないです。

アルミをヘアライン加工しているだけのツルツルの天板だと滑りやすそうです。広さに余裕があるなら端のほうに物を置くことは少ないでしょうけど、バイクツアラーにとってはサイズは小さいものとなるでしょうからそうもいかず、天板の表面の処理には気をつけたいです。

何かザラザラとした感じがよいのですが、画面ではわかりずらいので、少なくとも何か塗装がしてあるものという感じでしょうか。

中には布張りになっていて、複数のパネルを連結しているものもあるのですが、そうなるとお手入れがしにくいと思います。単なる金属板ならさっと拭いて終わりですが、布張りだと、洗えないか、洗っても乾くまで時間がかかりそうで、設営が簡単そうでとてもよいのですが、メンテの観点では難しいところです。

樹脂コーティングがしてあるものがよいかなと思ったのですが、バーナーの熱や、熱いものを乗せた時に溶けそうでダメかもしれません。

収納時の長さ

テーブルもチェアと同じく、収納時の長さは40cmぐらいまでとします。サイドバックにキャンプ道具一式を入れたいので、長辺の長さは40cm前後を上限としたいです。

購入したテーブル

正直テーブルについては、体重を預けるチェアほどのこだわりがなく、テキトーな買い物になっています。特に天板の表面について判別するのが難しく、エイヤ!と買うしかなかったです。結局購入した製品はこちら。

Moon Lence「キャンプ テーブル ランタンハンガー付き(Amazon)

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高さは36cmでOK。

広さ的にもGood。天板が56cmX40cmですから44cmX33cmを上回っています。バーナーも乗せるのでこれぐらい欲しいです。

天板の処理は画像ではよくわかりませんが、ツルツルではなさそう。拡大写真があって若干ざらついている感じなので、まあこれでよいかと。

収納時のサイズが45cmとちょっとオーバーしていますが天板は40cmなので多分折りたたんだ骨組みが一部45cmになっているだけと考え、ソフトバッグの利点を活かしてちょっとのオーバーはOKとしました。

いろいろテーブルを探しているうちにふと目についたランタンハンガーは、暗くなってからテーブルを使うことがあるかどうかがよくわからなかったのですが、あったらいいなと思い、ランタンハンガー付きにしました。ソーラーパフをぶらさげるつもりでした。さらに食器などをぶらさげるラック付きの製品もありますが、この狭さでラックがつくと邪魔でしょうし、さすがにそこまでは不要と考えました。

また天板下に収納ネットがついていて、これも使うかどうかわかりませんが、軽く薄いものなので、勝手についてくるなら、それはそれでよしとしました。

実際はどうだったか

 

チェア

商品が届いて、検品も兼ねて組み立て。

座面の布地が新品すぎてゴワッゴワで、骨組みと組ませるのが、力要ります。一瞬間違った寸法じゃないの?と思うぐらいのタイトさです。自分なりの組み立てのコツは、棒の短いほうを先に布地にかませておいて、長い方を後から入れるというものです。最後の一本を入れるのが大変ですが、骨組みを地面に押し当てて長い棒をたわませれば、なんとか入ります。

座った感じですが、高さも理想ですね。座面が低すぎないので、立ったり座ったりが楽です。さっと立てます。どっこいしょとはならないです。座面の下の骨組みがX字タイプなので、前後に揺らしても安定してます。ローバックについても背中の中央までカバーしてくれるので腰にも優しいです。快適。

布地が新品だとかなりタイトなので、キャンプ場に持っていく前に、自宅でしばらく座ったりして使っておくと、いい具合に伸びてくれてよいかもです。私が座っていない時は、にゃんこが代わりに座ってくれますw。

キャンプ場では、自宅で試運転しておいたおかげで、わりとスムーズに組み立てができました。相変わらず布地がタイトですが一度コツを掴んでしまえばすぐです。

高さもミドルでちょうどよかったです。私のようなキャンプ初心者は、慣れていないこともあり、身の回りにセットしておくべき一式が確立できていないため、一度座っても、「あ、あれ忘れた」とか、「あれどこ置いたっけ?」と付近の荷物や場合によってはインナーテント内にも潜ることもあって、じっくり座ってという時間が短いです。立ったり座ったりの頻度が多いものですから、これがローチェアだとその度に筋トレになってしまいそうです。

逆にベテランキャンパーさんたちは、最初のセッティングが完璧でしょうから、一度座ったらあまり立ち上がることも少なくなるでしょうし、料理や焚き火などのアクティビティにじっくり時間をかけるとなると、座面の低いほうが好みとなり、そして荷物を小さく軽くしたいということもあり、ローチェアやお座敷スタイルになっていくのだと思います。

その人にとって、最適な座面の高さは、キャンプ場での過ごし方によって決まってくると思います。私の場合は、腰が悪いのでお座敷スタイルとか無理ですし、調理や焚き火もせず、弁当食う、缶ビール呑む、少し景色眺める、ぐらいの必要最低限のことをやってすぐ寝たいので、行動を早く次に移せるミドルチェアにしておいてよかったです。

背もたれについても、横になりたくなったらテントに入りますので、ハイバックである必要はなかったです。今のスタイルにはローバックが最適でした。多分食後に仲間とゆっくりおしゃべりするとかなると、ハイバックでぐだーっとしながらがよいでしょう。さっさと寝るソロキャンパーはローバックで!

テーブル

自宅でテストも兼ねて組み立てました。骨組みはショックコードで簡単に組み立てられますが、補強の斜めにかける金具が緩すぎて、一箇所はめて、他のところをはめているうちに、すぐに以前はめたところがプランプランしてしまい、それがストレスでした。工具で調整できるとよいのですが...。

また天板のはめ込みが今度はちょっと固めでした。まあ緩いよりかはよいので、使っているうちにちょうどよい具合になってくれるかもしれません。一枚一枚はめ込むので設営時間がちょっとかかるのが不満ですが、まあたかだか5枚なのでよしとします。

組み立てて、チェアとセットで使い心地を確認。高さはチェアとマッチしていました。

キャンプ場で実際に使用してみて、天板の広さは、広めでよかったです。バーナーを地面に置くのが禁止だったキャンプ場もあり(確か別海ふれあい)、バーナーはテーブルの上で使うように案内されたときも、自信を持って大丈夫ですと回答できました。

気にしていた天板の滑りですが、表面はかなりざらざらしていて、大丈夫でした。バーナーは重いこともあって食いついていましたし、軽いものもまあほどよい滑りとザラつきということで、落とさないように気を遣うものの、表面処理というより、テーブルの狭さからくるものなのでOKです。

ランタンハンガーは使いませんでした。暗くなってからテント外でテーブルを使うことが皆無だったからです。7月の北海道だと7時半ぐらいまでは明るく、それまでには食事も終わっていますし、外出するとしても、暗くなる前にテーブルは前室にしまっていましたから。

収納ネットも使いませんでした。使ってみようと張ったのですが、テーブル自体を展開している時間が短く、広げたまま放置するようなことをしないので、むしろここに何かを収納すると、テーブルを前室にしまうときとか収納物が落ちてストレスです。テント外活動をさっさと終わらせて寝る私には不要な機能でした。昼間いろいろとじっくり調理をしたりするような方にはあったほうがよいかもですが。

製品については概ね満足していて、次回もこれでよいかと思いますが、もう少し設営が楽な製品があれば乗り換えたいです。