初めての北海道キャンプツーリング

バイク初心者、ツーリング、キャンプともに未経験の50代が、北海道ツーリングに挑戦

このブログはアフィリエイト広告を利用しています

グランドシートやスノコなど敷物

グランドシートって何のため?

テント設営について未経験ですので、テントの下にグランドシートというものを敷くということすら知りませんでした。テント設営の基本手順の最初に出てくるのが、まず、グランドシートを敷きましょうというものです。グランドシートって何?という感じです。テントそのままじゃダメなの?と思うからです。調べるとどうやら、以下のような効果があるらしいです。

  • テントの底を保護
  • インナーテント内への雨の侵入を防ぐ
  • 冷たい地面に温度を奪われないように

「テントの底を保護」というのは確かにそうですね。下がごつごつしているようなところや、一見柔らかな芝地に見えても小石などがあると、上から体重をかけたり、荷物をおいたり、動かしたりしたときに、テントの底に傷や小さい穴をあけてしまうでしょう。また「保護」という言葉には、汚れ防止というのも含まれていそうです。芝草の枯れて抜けたものや泥が直接インナーテントの下についてしまうと、フラットなシートに比べて、インナーテントは形状も複雑ですし、洗って乾かすのも大変そうです。その点フラットなシートならば、洗ったり乾かすのもインナーテントに比べれば遥かに楽でしょう。

「雨の侵入を防ぐ」というのも、最初はそんなシート一枚敷いていても、インナーテントの底に穴が空いていたら水が入ってくるのでは?と思いました。まあ川のように流れ込んできたり、水たまりのようになったら、グランドシートがあってもダメでしょうけど、きちんと設営場所を選んでおけば雨水はじわじわと地表を伝ってくるでしょうから、シートが一枚あれば、その雨水がインナーテントに直接触れないので、効果はあるでしょう。ただし、グランドシートの上に雨水が入ってしまうと意味がありません。なので、グランドシートはインナーテントより数cm内側に隠れているのが望ましいそうです。例えば、グランドシートが、インナーテントより大きくはみ出て、フライシートよりも外に出ていたら雨がグランドシートの上に乗ってしまいますので、そのままインナーテントとの間に染み渡ってしまいます。

「冷たい地面」もグランドシートの素材によりますが、グランドシートだけでは快適な睡眠はできないと思いますので、ないよりマシかほとんど効果はないと思います。

ブルーシート

グランドシートについていろいろ調べると、ブルーシートで充分だよ!というご意見もネット上ではいくつかありました。さっそく近くのホームセンターで見てみると、いろんなサイズと素材と色がありました。コールマン「ツーリングテントst」のインナーテントの底面サイズは1.2mX2.1mですの、はみ出てしまう分には中に折り込むとして、近いサイズは1.8mX2.7mがありました。

素材も何種類かあり、番号で#1200(耐久目安1ヶ月)、#3000(耐久目安1年)、その上もありましたが候補外と考えてよく見ていません。この番号は調べると、基準面積3.6mX5.4mのブルーシートのg重量を表しているそうです。なので#3000で1.8mX2.7mは、基準面積の1/4になりますから、素材の重量は750gということになるのです。

参考:ブルーシートのサイズと番手の見方 (Monotaro)

某ホームセンターでのお値段は1.8mX2.7mで#1200が税込250円、#3000が437円で、値段も知れているのと、#1200では耐久性が気になったので#3000を選びました。色はシルバーとかグリーンもあるようですが、1.8mX2.7mの#3000は売り切れていて、残念ながらブルー一択でした。

なお、ブルーシートは端の保護やハトメ打ちのため、両側合計8cmほど折り込まれているので、実際のサイズは約1.7mX2.6mとなります。それを50cmぐらいずつ折り込むことで1.2mX2.1mにサイズを調整します。

テスト設営で使ってみましたが、耐久性については安心感がありました。しかし、とにかくかさばってしまい、収納に難儀します。また展開・撤収時の音がバリバリとウルサイです。

ピクニックシート

収納がかさばるのはバイクツーリングではちょっと厳しいと感じ、また音がウルサイ問題は周りにも迷惑でしょう。やはりちゃんとしたグランドシートを買わないといけないかなと思ったとき、自宅に折りたたみ運びができるピクニックシートがあることに気づきました。

相当昔に買ったものなので、商品のリンクは消えているため、類似品を掲載します。

sanfire「レジャーシート 折りたたみ 4~8人用 150X200cm (Amazon)

www.amazon.co.jp

持っている製品の大きさは145cmX200cmで、収納時サイズはだいたい24X19X5cm。購入当時は1300円でした。

これもまあしっかりした厚手の素材で、一応防水らしいので使えそうです。重量は1kg弱とやや重めですが、コンパクトに折りたたむことが想定されているのと、展開・撤収時にウルサイ音は出ません。サイズも145cmの辺を約30cm折り込めばよいでしょうし、200cmなら両側それぞれ5cm内側に設置できますから、そのまま使えてGoodです。

これをグランドシートとして持っていくことにします!

薄手ピクニックシート小

グランドシートを調べている過程で、荷物を一時置きできるところがあると便利、とのコメントを見ました。それなら耐久性がそれほどなくても良さそうなので、小型でもっとコンパクトなピクニックシートを持っていました。

これも相当古いものですが、なんとかリンクが残っていました。

KINGA「コンパクト レジャーシート 撥水加工 水洗い可能(160×110cm)(Amazon)

www.amazon.co.jp

四隅を留めるペグもついていて、収納時は丸々としてしまいますが11cmX8cmと非常にコンパクトです。荷物をサイトに運び込むときの一時置場、設営・撤収ステーションとして使えそうです。

また、ツーリング中も疲れて寝ることもあるかもしれないので、小さくて重くないので持っていくことにしました。

スノコ

シートバッグの積載のところでも触れましたが、本来はシートバッグの下に敷いて、バイクへの固定を安定させる役目として60cmX90cmのスノコを購入しました。

一方でキャンプ関係のYouTubeを見ていたら、雨の日はスノコがあると荷物の底が濡れなくてよいというコメントを見まして、これはキャンプでも使えるなと思いました。

前室にこのスノコを敷いて、その上に荷物を置くことを想定しました。

実際にどうだったか

ピクニックシート

毎回グランドシートとして活躍しました。素材の耐久性や、折りたたみ時や収納時の使い勝手もよくて、テント用ではないので不安でしたが特に問題なく使えました。毎回長辺を30cmほど折らないといけないので、それだけひと手間かかりましたが、既存の持ち物を活用できたという点では成功だったと思います。

残る課題は、そのサイズと1kg弱ある重量です。これを解消するにはキャンプ用のグランドシートを探したほうがよいかもしれません。

近いサイズで、より軽量・コンパクトなものがあるので、こういったものを検討するのもありかなと思っています。

GOGlamping「グランドシート 120X210 防水 軽量420D(ブラック)(Amazon)

www.amazon.co.jp

サイズ的にはぴったり。ペグ留めできるので風が強い時の設営でもよさそうですね。400gで半分以下です。収納時サイズもほぼ同じで薄くなるようです。

Yueranhu「グランドシート 防水 コンパクト (Amazon)

www.amazon.co.jp

こちらもサイズぴったり。なんと重量は220g。210Dということで、一つ前の420Dと比べると耐久性が気になるところですが、重量を優先するならこれもありかと思います。

薄手ピクニックシート小

ミニサイズのピクニックシートも大活躍でした。設営時は設営ステーションとなり、その上に荷物を配置し、テントが組み上がったら、前室に敷いてキャンプ用具を置きました。撤収時も然りです。素材がペラペラなので風がるとめくれそうですが、短いペグがついているので手でぐいっと刺せばしっかり固定できました(風上から刺していきましょう)。こういう小さいピクニックシートはあったほうがよいですね。

ツーリング中の休憩でも使うつもりでしたが、実際には使いませんでした。期間中、睡眠はしっかり取っていたので、途中で眠くなるようなことはなく、道の駅ではしっかり休憩できますし、コンビニでは駐車場の隅のほうでコンクリートに腰掛けたりしてました(本当はダメかも)。

スノコ

スノコも大活躍です。当初前室に置く荷物の下敷きと考えていたのですが、その役目は薄手ピクニックシートに譲り、インナーテント内の「玄関」として使いました。これが良かったです。ここに腰掛けて靴を脱ぎ、インナーテントのファスナーをさっと開いてお尻からテントの中に入ってファスナーをさっと閉める。虫が侵入するリスクを最小限にできます。出る時も同じで、体育座りの姿勢から、インナーテントのファスナーを開け、足から出て腰を前に出してスノコの上に座り、ファスナーを閉める、という流れです。

思いの外、スノコが大活躍だったので、次回も持っていきたいです。