初めての北海道キャンプツーリング

バイク初心者、ツーリング、キャンプともに未経験の50代が、北海道ツーリングに挑戦

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ツーリングにおける天気アプリ

天気アプリ

気象情報を取得するための天気アプリは、長距離を走る北海道ツーリングでは非常に重要なツールです。

例えば道東と道北では全く異なる気候のこともあるでしょうし、峠の前後でも異なる天候といったことがよくあるそうです。

今回の計画では、天気が良ければキャンプ、悪ければドーミーインと考えていたので、予約の関係でも、天気予報が重要です。

また先々の天気予報が悪ければ、雨の中を走るほどの気合いはないので、ルート計画の変更にもなり得ます。

ここでは今回のツーリングで使った4つのアプリを紹介します。

なお、私のスマホはAndroidなので、ホーム画面で様々なウィジェットが使えるのが便利です。iPhoneでいうと、一部のiOS標準のアプリで、時計やカレンダーアプリのアイコンが現在の日時を示しているように、ホーム画面のアイコンに情報を表示することができます。

大抵の天気アプリには、ウィジェット機能があり、アイコンに任意の地点の天気情報を表示することができ、タップすると天気アプリが起動します。また、アイコンサイズはiPhoneは1マスのみですが、Androidのウィジェットは、複数マスを使うタイプもあり、表示できる情報を増やすことができます。

Yahoo!天気

Yahoo!天気

普段はYahoo!天気アプリを使っています。ホーム画面のウィジェットで、現在地の天気予報をモニターする用途では、一番見やすく、使いやすいと思っています。

AppStore Google Play

ウェザーニューズ(WNI)

ウェザーニュースアプリをこの北海道ツーリングで初めて使ってみることにしました。天気予報専門会社なので期待しての導入です。

 

tenki.jp(日本気象協会)

tenki.jpアプリは最も「公的」だからか、これも人気があります。表示はあまりカッコよくないですが、今回使ってみようと思います。

 

Windy

Windyは他の天気予報アプリとは少し毛色が異なります。様々な気象情報を視覚化して地図上に表示するアプリです。

名前の通り、風の予報情報に強いようで、台風天国の沖縄に10年以上住んでいる妹から以前紹介されたので、今回使ってみようと思いました。

私はバイク初心者のため横風が怖いので、風速の情報には注意したいところです。

バイク屋のご主人もトンネルを抜けたところの横風に気をつけろとおっしゃっていました。

また強風で有名な(悪名高い?)襟裳岬にトライするかどうかの判断材料にもなると思っています。

 

実際にどうだったか

予報については、普段自宅付近で使う用途と異なり、北海道ツーリングにおいては、広い範囲の天気予報を見やすく比較できることが重要でした。

また実際の天候についてですが、これはどのアプリの予報についても言えることなのですが、予報に出ない雨、レーダーに映らない雨というのが何度かありました。もちろん晴の予報で雨というのはあまりない(峠とか山間部ではあったかも)ですが、曇りだったら降ってくると思って準備したほうがよいと思います。レーダーに映らない雨は、ザーッという雨ではなく、霧雨のような雨です。霧雨ですが、バイザーにも水滴は付き、全身もしっかり濡れるので、降ってきたなと思ったら適当なところで雨具を着たほうがよいと思います。

各アプリについては、それぞれ下記にコメントします。なお私はAndroidユーザーなのでAndroid版での評価となります。

Yahoo!天気

一つの地点を特定して先々の天気予報と見るという点では良いのですが、ツーリング中はこのアプリをほとんど使いませんでした。北海道ツーリングにおいては広範囲の天気を一画面で確認できなければなりません。

例えば道北にいるとして、道北各地の先々の天気予報を知りたいとしましょう。まずアプリを起動すると現在地の予報が出ています。他の地域を見るには地点検索でもよいですが、道北の全域を知りたいので、全国地図をタップ→北海道(札幌か釧路)をタップ→道北(稚内か旭川)をタップ→稚内・旭川・留萌の3地点しかない→仕方ないのでひとつずつ確認しようと思って留萌をタップし、留萌の情報を見てから、Androidの戻るボタンを押すと、あろうことか、アプリが終了してホーム画面になるので、最初からやり直しです。これでは、明日・明後日はどっち方面行こうかとか検討するのが手間です。

まとめると、

  • 情報を得るためのタップ数が多い
  • 北海道で地図に表示される地点数が少ない
  • エリア全体の複数の地点について、一画面で先々の予報を見れない
  • 個別地点を見た後に「戻る」とホーム画面に戻ってしまう

普段はこのアプリの表示は洗練されているので、ホームのトップ画面にあるのですが、北海道ツーリングでは、あまりの使えなさにホーム画面の後ろの画面に移動してしまいました。

ウェザーニューズ(WNI)

tenki.jpと併せて結構活躍しました。

エリア全体の天気予報を比較でき、表示地点数が多い

「天気ch.北海道」の画面をホームタブに追加登録しておけば1タップで北海道全体が見れ、例えば道北ならここで道北エリアをタップ(エリア全体がタップ可能で押しやすい)→道北だけでも9箇所!の地点の今日明日の天気マーク・気温(最高・最低)・風向(風速と風向)がエリア全体で表示されます。これは非常に便利で今日明日の予定を立てるのに活躍します。また戻るボタンを押せば、道北→北海道全体に戻ってくれるので、道東方面もチェックしたいときでも操作が楽です。

ただ比較できるのは「今日明日」だけなので、それ以上先となると個別の地点の画面に入って週間天気などを見て、戻るを繰り返す必要があります。できれば「週間天気」と結びつけて、7日先まで比較できるとウレシイです。

雨雲レーダーが見やすい

あと、このアプリは雨雲レーダーの表示が一番見やすいです。背景の地図が暗めで、雨雲の表示のコントラストがはっきりしているからです。下のスライドバーを左右に動かすことで過去と将来(無料は3時間先まで)の雨雲の動きが表示されます。将来予報の時間が短いところが不満ですが、どうしても先々を見たい時は、他のアプリの雨雲レーダーの将来予測を参考にします。他のアプリでも背景地図はもっと暗くしたほうがよいと思うのですが...。

tenki.jp

今後の予定を決める目的では、これを一番使いました。ウェザーニューズと少し予報が異なることがあるので、両方を比較しながら併用していました。

エリア全体の天気予報を最大10日先まで比較できる

ツーリングで重要な、エリア全体の予報の比較が、10日先までできます!

例えば道北エリアの先々の天気を比較したいとすると、アプリを起動したら、一度全国地図をタップ→北海道(札幌か釧路)をタップ→道北(稚内か旭川)をタップ→この時点で道北では6箇所の予報が天気マークと気温と降水確率が表示されていて、日付タブで10日先まで天気の変化を比較できます。WNIに比べると表示地点数がやや少ないですが、1画面で天気マーク・気温・降水確率が表示されているので、いちいち表示を切り替えなくても良く、タップ数が少なくて良いです。

10日先の予報とかになるとあまり当てになりませんが、3~4日先の予報まで一つの画面で周囲の地点と比較できるのは、ツーリング中の走行計画において非常に役に立ちます。私の場合は雨が降るならドーミーインの予約の関係もあるので重要でした。

Windy

ツーリングだけでなく、キャンプの設営でも役立つ

当初は、風速と風向が日中どのように変化していくかを視覚的に捉えるために導入しました。もちろんその用途に応えられると思いますが、今回のツーリングでは、日中に風のコンディションが厳しいときはあまりなく、このアプリの登場は限られました。

意外なところで役に立ったのは、キャンプ場です。設営するときに、翌日の朝までどのように風向が変わっていくかとか、風が強くなるタイミングがあるかをチェックできますので、テントの設営方向やガイロープを張るかの判断に活用しました。今回はタープを張りませんでしたが、タープを張る場合は、日中出かける際に、そのままにしておいてよいかとかの判断にも使えるかと思います。

また今回は襟裳岬にチャレンジするか判断するタイミングでは、襟裳岬方面の天気が悪く、風以前の問題でしたので、襟裳岬の風をチェックすることはありませんでした。ただ、道中ずっとこのアプリを使って襟裳岬あたりの風をチェックしていたのですが、やはり襟裳岬は風が強いですね。太平洋と日本海の間で行き来する風が、ノズルのようになった津軽海峡を抜けて出入りし、その風が太平洋に突き出た襟裳岬に直撃しているのがわかります。このアプリで襟裳岬の風がヤバイことがよく理解できて面白いです。