チェーンオイルを補充すべし
普段長距離を走ることがなかったので、どれぐらいの状態でチェーンオイル(チェーンルブ)を補充するかの感覚がありませんでした。
私は以前、自転車通勤だったので、自転車なら足で踏んだ感覚でそろそろ注油する頃合いがわかるのですが、バイクの感覚はありません。
調べるとだいたい500km~1000kmぐらいで注油せよとの記述があったので、それを参考にすると、今回の北海道ツーリングでは2000から3000kmは走るので一週間に2回ぐらいの頻度で注油することになります。
実際には走る路面や天候によってチェーンのコンディションが変わるでしょうから、チェーン表面の様子をみながら注油するとしましょう。
私はかねてより自転車とバイク兼用可のワコーズのチェーンルブを使っていたので、これを持って行きます。
ワコーズ「CHL チェーンルブ 浸透性チェーン用防錆潤滑剤 A310 180ml (Amazon)」
このチェーンルブはネットでも多くの方がオススメしており、私も自転車で使っていて非常に良い感触でしたので愛用しています。
なお、チェーンクリーナーも持っていたので、クリーナーで汚れを落としてから注油するとよいのでしょうけど、今回は荷物を減らしたく、チェーンルブだけとします。バイクの神様ごめんなさい。
ワコーズ「ワコーズ CHA-C チェーンクリーナー 330ml A179(Amazon)」
それと、注油作業用に、不織布ウェスとシリコン手袋も何組か持って行きます。ダンボールや新聞紙のようなものは必要に応じて現地で調達します。
不織布ウエス
日本製紙クレシア「ワイプオール X70 (50枚入り) 60570 (Amazon)」
実際にどうだったか
チェーンルブ、使いました。というか、もっと使うべきでしたぐらいの頻度でしか使いませんでした。結局2週間半の旅程となったのですが、現地でオイルをさしたのは2回でした。出発前にバイク屋さんにメンテをお願いしてオイルが潤沢だったということもあり、チェーン表面の状態を目で見ながら、まだいいかな?と思っているうちに、そんな頻度になってしまいました。本当は雨が降ったらすぐに補油したほうがよいそうです。
なお、ここで初めてと言ってよいほど、後付けしたセンタースタンドが役に立ちました。チェーンメンテにはセンタースタンド必須ですね。
ところが、とっても軽いエストレヤでも、なかなかうまく上がらないのです。それはツーリング仕様のため、固定したサイドバッグが邪魔で、右手をしっかりかけるところがなく、ぐっと持ち上げにくいのです。
したがって、より一層体重移動のコツが重要になってきます。たまにしか使わないものですから、コツを忘れてしまうのですが、またこの動画を参考にさせていただき、
要するに
- 右足は真下ではなく、斜め下45度後ろに踏む
- 左足はつま先をややバイク前方向にして、バランスを崩さない程度に右足の近くに置くこと
- 左手はバイクが倒れないように支える程度軽く
- 右手もそれほど引っ張り上げることなくきっかけ程度
- 踏み込む前は、腰を前に少し振りかぶって右足を踏みこむ
ということだそうです。この左足の向きと位置が最も重要かと思います。
センタースタンドを下ろす時は、しっかり左右バランスのセンターを意識して、一度前に振ってサスのバネを使って後ろに持っていき、その反発エネルギーで前に押し出すというのが私のイメージなのですが、この動画では、らくちん法として
- またがって立ちポーズ
- 右手ブレーキは2本がけ(教習所では怒られる)
- 身体全体を使って、一度前に身体を出して、勢いをつけて後ろに振ってその反動で前に押し出す
- 接地した瞬間に、フロントブレーキかけ、両足を着地
という方法が紹介されていたので、今度やってみようと思います。
次回に向けて
今回の北海道ツーリングが終わり、2022年の秋に偶然にもチェーンへの注油不要論の話題がネットで盛り上がりました。結局のところメーカーの公式サイトでは、古い型のノンシールチェーンでも、現行のシールチェーンでも注油は必要という見解が示されました。私もこの話題をネットで追ってみましたが、気になったのはむしろ注油し過ぎの問題のほうです。注油は、外側プレートと内側プレートの隙間の一個々々の間(ローラーではなくて)に、ちまちまと、ほんとにちょっとしみる程度でよくて、注油したら、全てしっかり拭き取らないとダメとのことです。
一連の動画やサイトを拝見し、私はむしろ、チェーンクリーナーで汚れを落とすことのほうが重要に感じました。次回はチェーンクリーナーを持っていきたいと思います。
※後に、やはりチェーンルブを持っていくことに考えを改めています。クリーナーは余裕があればで。