今回の北海道ツーリングは、3週間ぐらいの長期間&長距離ツーリングとなりますので、メンテナンス用品や緊急時の対応について準備しておく必要があるかと思います。まずはパンク対策について記載したいと思います。
チューブタイヤかチューブレスタイヤか
私のようなバイク初心者が、バイクのパンク対策について考える際に、まず最初に把握すべきは、タイヤがチューブ式なのかチューブレスなのかです。根本的にタイヤの構造が違いますので、パンク修理の方法も大きく違います。
最近は多くのバイクがチューブレスタイヤですが、私の乗るエストレヤはチューブ式タイヤです。チューブレスタイヤは一般の自動車と同じで、中にチューブは入っておらず、外側の硬めのゴムタイヤがホイールとピタッとくっついて空気がもれないようになっていて、タイヤの構造的な強さと内部の空気圧で地面を支えてくれている、という理解です。
なのでチューブレスタイヤは釘などを踏んでタイヤに微小な穴が空いても徐々に空気が抜けていくのでしばらくは走ってくれます。小さな穴が開いたぐらいなら、自分で修理キットを使って穴を塞いで空気を入れられれば修理できるかもしれません。もちろんチューブレスタイヤ用の補修材をバルブから吹き込むという応急処置も可能でしょう。
一方でチューブタイヤは、自転車のタイヤのように、外側のタイヤとは別に中にチューブが入っていて、空気を抱えるのは中のチューブで、地面に接するのは外側のタイヤという二重構造です。両方とも柔らかめの素材でできていますので、自転車と同様、釘などを踏んだら、すぐに空気が抜けて走れなくなってしまうそうです。距離にして100mとか200mだそうです。修理の方法は、自転車と同様、中のチューブを引っ張り出して、穴の開いたところを特定し、補修パッチを接着剤で貼って、空気を入れれば復活します。しかし自転車と違って、バイクのチューブは簡単に引きずり出したりできませんので、バイク屋さんに持っていくしかないと思います。
今回のパンク対策
チューブタイヤはツーリング先で自分で修理することは不可能なので、チューブタイヤ用の応急処置剤を持っていき、応急処置剤で少し走れそうであれば自走して、応急処置剤でもダメそうな場合はロードサービスで、最寄りのバイク屋さんに駆け込んで修理を依頼する作戦とします。
また、バイク屋のご主人から言われたのは、適合するチューブだけは持っていけとのことでした。確かに駆け込んだ先のバイク屋さんに適合するチューブがあるとは限らず、ないと取り寄せになって、相当の日数を走れないまま消費してしまうことになります。あらかじめ適合するチューブさえ持っていれば、これでお願いします!ということですぐに交換作業をしていただけるので、走れない日数を最小化できるはずです。
パンク対策で購入したもの
今回のパンク対策の方針に則り、以下を購入しました。
パンク修理剤
ホルツ「パンク修理剤 中~大型バイク用 MH724 (Amazon)」
まあ気休めかもしれませんが、一時しのぎでもよいのでこれを持っていきます。500mlのペットボトルぐらいのサイズなのでそんなに場所も取りませんし。
タイヤチューブとリムテープ
エストレヤ2015の純正タイヤサイズは、前90/90-18M/C 51P、後110/90-17M/C 60Pです。タイヤチューブ、そしてチューブ交換と同時に交換されることの多いリムテープを購入しました。
フロント
IRC「タイヤチューブ・リムバンドセット 90/90-18 (Amazon)」
リア
IRC「タイヤチューブ・リムバンドセット 110/100-17 (Amazon)」
フロントはばっちりサイズが合っていますが、リア用は同じメーカーでぴったりのがなく、商品のQA口コミでエストレヤ110/90-17適合とあったので信じて購入しました。
意外と大きくて重いので2つ合わせるとそれなりの荷物にはなりますが、持っておいたほうがよい部材なので持っていきます。
北海道は路面が良い状態ではないところもあるそうなのでこれがあるだけでかなり安心できます。