スマホと財布を入れるバッグ
私は普段カーゴパンツを愛用しているので、スマホと財布は太ももの「カーゴ」ポケットに入れていますが、北海道ツーリングにあたり、カーゴパンツ型ではないライディングパンツを購入したこともあり、「カーゴ」ポケットに頼らないスマホと財布の入れ場所が必要になります。
またカーゴパンツ型のライディングパンツであっても、上からレインパンツを履いてしまうと「カーゴ」を使うのに難儀します。
財布などをタンクバッグに入れて持ち歩くのも大きすぎて面倒ですから、それらを入れる何らかのバッグが欲しいです。大きさはそれほど大きくないほうがよいです。
その候補としてはウェストバッグかレッグバッグということになります。
ウェストバッグは以前から散歩するときによく使っていて、現在は「ザ ノースフェイス Spina NM71800 (www.yodobashi.com)」を使用しています。
単体で5Lありまして、さらに両サイドにペットボトルも入れられるすぐれものです。10インチタブレットや大型の手帳まで入ります。ファスナーには引手があり、グラブループも地味に便利です。
これ、本来は長時間のスタンディングライブとかに参戦するときの用途で購入したものです。ライブですから両手は開けておきたいですし、とはいえリュックは大きすぎて迷惑ですし、これなら身体に密着していてちょうどよいサイズです。ここにドリンク1本を入れておき、ワンドリンク制ならばここにもう1本キープでき、貴重品やオペラグラスをメイン領域に入れておきます。
バッグ素材が柔らかめなので、開け閉めもそれほどスムーズではないですが、これは中身が少ないときに潰れて欲しいこととのトレードオフなので仕方なくて、許せるレベルではあります。
サイドポケットは深さがないため、ペットボトルをいれる場合は、ゴム紐のホルダーをひっかけるようになっています。スマホを入れるには少し心配です。特にライディング姿勢だと下から突き上げる力が加わることもあるでしょう。
やはり装着時に縦長のレッグバッグのほうがよいと考えました。
レッグバッグの選定
レッグバッグにもいろいろありますが、候補として選んだのは以下2つ。
タナックス「デジバッグプラス/ホルスター_MFK-206 (Amazon)」
コミネ「SA-211 ウォータープルーフレッグバッグ (Amazon)」
なぜデイトナさんのがないかというと、デイトナさんのほど大きいものを求めていないのと、スマホポケットがバックルだけというのが気になったからです。
ここからの選択はかなり悩みました。
タナックスさんのはメイン+スマホポケット+サイドメッシュポケットでファスナー式、コミネさんのはメイン+裏ポケットでメインはバックル+ベルクロ式で防水!
どちらも一長一短で、どちらでもよいと思いました。
が、今回は防水よりもファスナー式の開閉時の利便性を取りまして、タナックスさんのデジバッグプラスにしました。
このデジバッグプラスの面白いところは、装着方法として、ウェストストラップではなく、カラビナ2つでベルトループに引っ掛けるという使い方もできるということです。
実際に自分も適当なカラビナを調達してやってみることにしました。
(一応ストラップ方式もできるようストラップも持っていきました。)
なお、カラビナ選びの注意点は、カラビナの口がベルトループに引っかからないような形状でないとスムーズに取り外しができません。
こういう尖った形状ですと引っかかってストレスです。
例えば下のような形状なら引っかからずに取り外しができてよいです。
最終的には、取付け・取り外しがスムーズだったキャプテンスタッグのカラビナで行くことにしました。
実際にどうだったか
導入してよかったです。次回も持っていきたいです。
左に装着
最初は身体の右側に装着したのですが、バイクの乗降時は右脚を上げるため非常に邪魔だったので左側に装着しました。なぜか商品の写真は右に装着している例が多いのですが、実際に周囲でレッグバッグを装着されている方の多くは左だったように思います。
主な使い方
一番外側のメッシュポケットにはコロナ対策のマスクをいれておき、ヘルメットを外したらすぐにマスクができるようにしたのが便利でした。メッシュですから雨天時以外は、乾燥してくれるという効果もあります。
メインのポケットに財布とマスクの予備と扇子(!)を入れ、スマホポケットにはスマホを入れました。このスマホポケットの片面が柔らかい素材でできているのでスマホの画面を常にその向きに入れることで出し入れがスムーズでした。
他の収容物としては、タイヤのエアーバルブエクステンションを底に入れておき、タイヤの空気圧確認に備えました。ガソリンスタンドでさっと取り出せないと意味ないですから。
ファスナーが高品質
ファスナーも非常に品質の高いファスナーだったので、グローブをしている手でも片手で気持ちよく開閉できました。
非防水でも問題なし
防水でなかった点については、雨の中でも走りましたが、問題ありませんでした。もちろん土砂降りになったらダメでしょうから、そうなったら外してデイバッグの中に収納することで対処できると思います。
<ウェストストラップ方式がよい>
装着方法は、カラビナ方式とウェストストラップ方式の両方を試しました。
個人的にはウェストストラップ方式のほうがよいと感じました。
カラビナ方式の欠点は以下の通りです。
- ズボンがずり落ちる
それほど重い荷物を入れていなくても、ももに回しているループがバッグを下に引っ張るため、ズボンが下がります。ズボンのベルトは必須ですが、それでも下に引っ張られてストレスでした。 - 装着位置が固定
カラビナで身体に装着しますので、位置は固定です。乗車姿勢の時は後ろめに、歩行時は前めにといったことができません。特に乗車姿勢のときに後ろめにできないとレッグバッグが垂直ではなく、ももに沿って角度がついてしまうため、ファスナーを閉め忘れたときの中身の落下が心配です(実際には落ちませんが不安)。ウェストストラップ方式だと姿勢に応じて前後に回せるので、乗車姿勢のときにはバッグを垂直に近くできて安心です。 - 姿勢によってカラビナとベルトループに強い力がかかる
装着位置が固定の副作用として、走行時はそれほど問題がありませんが、降車してレッグバッグを装着したまましゃがんだりするとカラビナとベルトループに強い力がかかることがあります。実際に装着していたカラビナが破損しました。強度を明示していないキャプテンスタッグのカラビナでしたので仕方ありませんが。また、ベルトループが柔らかい素材だとちょっと心配です。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)「カラビナ アルミアクセサリー Dカラビナ Mサイズ/Lサイズ (Amazon)」
- 装着・脱着が意外と面倒
これは微妙なところですが、カラビナ方式だと2箇所のカラビナを開閉して装着・脱着をしますが、意外とスムーズではなかったです。手探りで扱ってもできず、しっかり目で見ないといけません。ウェストストラップの場合は、はめるときはたしかに目で見なければなりませんが、外すのは目で見なくてもバックルを1箇所パチっとやるだけなので楽です。
一方で、ウェストストラップ方式にも多少欠点はあります。
- 装着が慣れないと手間
装着時にストラップを腰に回すので、慣れないと手間取ります。 - ストラップが邪魔
脱着した後はストラップがプラプラするので取扱い時に邪魔です。 - ストラップが緩んでくることがある
強い力がかかるとストラップが緩むため、時々締めてやる必要があります。しかし、ストラップが緩んでくれることで強い力を開放している副作用ですので、一概にデメリットとも言えないかもです。
トータルな使い勝手としては一般的なウェストストラップ方式がよかったです。
コードポート
タナックスさんの製品の特徴として、USBケーブルなどケーブルをスマホポケットに引き込むコードポートという穴があるのですが、私は使いませんでした。イマイチ使う場面が想像できないのですが...
コミネさんのもよいかも
ウェストストラップ方式一択という結論になったので、コミネさんのも良いかもしれませんね。ただバックルは締めるときが面倒なので、閉めず、ベルクロのみで開閉することになりそうです。